抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

私的映画ランキング2023

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 ついにおしまい!年間ベスト!発表でございます!

 レギュレーションの整理。2023年に鑑賞した新作映画として公開された映画が対象。2023年に見たので『かがみの孤城』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は含みます。また、東京国際映画祭やTAAFは含みましたが、難民映画祭はちょっと旧作も入っているみたいだったので外しました。配信オリジナルは今年リリースされればカウント。リマスターとかレトロスペクティブは劇場で見ても入れないので『ロング・グッドバイ』や『宇宙戦艦ヤマト4Kリマスター』などは外しています。

 点数のベースは毎ブログにも載っけているFilmarksの点数準拠ではありますが、まあ一旦ゼロベースでトップ10は決めています。

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10位逃げきれた夢

 10位って10位枠じゃないですか(伝われ)。去年が『プレデター:ザ・プレイ』で、そっから遡ること『アメリカ THE MOVIE』『のぼる小寺さん』『パーフェクション』『バスターのバラード』…。なんだろう、振り返っても変なラインナップ。

 で、今年ここに入れるべき作品はいったい何だろう、って思ったときにどうしても『茶飲友達』『遠いところ』みたいなミニシアター系邦画でこれだ!っていうのがあったなかで、これを忘れることができないな、っていう風に浮上してきたのがこの映画。二ノ宮隆太郎監督というところ、福岡を舞台に光石研松重豊という地元スターが輝く作品であったというところ、そして何より普通の日常を映しているのにめっちゃスリリングで、こんなにドキドキすることがあるのかという驚き。tea-rwb.hatenablog.com

9位ジュリア(s)

 邦画だと変に情報が入ってくるから引っかかる時があるんですけど、これをよく逃さずに見たなぁ、と本当に自分をほめたい気持ちも乗っかった9位。

 マルチバース世界、あそこでああだったらの分岐をこれでもかと説明ゼロで見せ続け集中力を要求する、心地よい疲れの残った鑑賞後の感覚はその後の夜の街に歩いて行った気分と共に思い出すところがあります。個人的にはですよ、『ザ・フラッシュ』は酷く、『スパイダーバース:アクロス・ザ・スパイダーバース』はちっとも終わらず『エブエブ』は結構ジャンル映画だったことを考えると、これが残るべきです。考慮してもいいのはプリキュアぐらいだったか。

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8位走れ!走れ走れメロス

 ドキュメンタリー映画は1本は入れたいよね、っていう思いと流した涙の量を考えたらコレになる。島根県の高校生が初めて演劇をしてから1年間で下北沢の舞台に立つことが出来た軌跡を映しとった美しい青春。フィクションはこの眩しさに勝てない。と同時に、彼らのその後を描いた『メロスたち』という続編も今年公開されたので合わせ技一本です。TBSラジオ「アフター6ジャンクション2」でも高校演劇特集が継続されるだろうし、引き続きそういう世界の拡げ方をしてくれるラジオも好きだなって思えました。

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7位ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

 大作邦画は結構スルーしがちな現状。たまに見に行っても思い出に残ったのはやはりミニシアター系でした。誰かに相談したらその相手を傷つけてしまうからぬいぐるみに話しかける、というぬいぐるみサークル、通称ぬいサーの皆さんを通して有害な男らしさ、あるいは有害な人間らしさ、とでもいうものと向き合わせてくる。感想の中には、結構この人たちが優しすぎるとか、それでも人と対話しなきゃ、みたいなのも見ましたが、これはすっごく勘違いした傲慢な人たちの物語なんだと受け止めています。だからぬいサーは解決策じゃないし、むしろそこと世間を橋渡ししてくれる新谷ゆづみが大事なんですよっていう作品だと理解しています。

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6位北極百貨店のコンシェルジュさん

 今年を振り返って万人にオススメするものって何ですかと問われたら絶対にこれを選ぶだろうな、っていう作品。『窓ぎわのトットちゃん』が地味に凄いと結構話題になった12月でしたが、いやいやその熱量をもうちょっとだけ前にこの作品に向けて欲しかったな、っていう気持ちもあるのが正直なところ。豊かで、可愛くて、そして愉快な百貨店でのお仕事模様を見ていたハズなのに70分でしっかり感動させられる手腕といい、百貨店の建築的構造の面白さといい、いやー素晴らしい映画でした。これは多分円盤を買う。

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5位グランツーリスモ

 滾った。本来はまったく関心のない自動車領域のお話にも関わらず、大好きなブロムカンプ監督ということで見に行ったらもう最高だった。ブロムカンプが追求してきた変質していく境界線をどう映像化するのか、という視点がゲームとレースの境界と接続を描いた作品において結実。走りながら車が高度に分解されていく描写で私は感動した、という事実を記しておかねばなりません。

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4位ポトフ 美食家と料理人

 年末にやってきたカンヌの星。っていうか、カンヌに出てたのが東京国際のガラでお披露目されて年内に公開されるっていうのは結構珍しいのでは。

 とにかくスタート30分のThis is 美食という描写が圧倒的に美味しそうなうえで、そこで湧き上がる美食というものへの疑問や批判をすべて織り込んだうえで、料理を通してきちんと回答を示していってくれる真摯な作品。ブノワ・マジメルジュリエット・ビノシュは本当に素晴らしかった。今年の映画のベストカップル。

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3位ニモーナ

 冷静になってほしい。こんな素晴らしい作品がFilmarksで3000人程度しか見ていないという事実が信じがたい。Netflixなんだからみんな見れるだろ!??

 既に滅んでしまったブルースカイスタジオ(『アイスエイジ』など)の遺産であり、実に難産した映画とは聞いているが、アニメーション的な快楽に溢れている。様々な動物に変身するニモーナのシェイプシフティングは実写で同じことをしても絶対に得られないと断言できる楽しさに満ち満ちているし、じゃあそっち全振りのエンタメかっていうと実は物語の中心となるのは中年男性2人のラブストーリーだったりする。こんなに楽しいエンタメでありながら、人は変われる、ということをテーマ的にも映像的にも示しているあり得ないレベルの高さを見せた作品でした。

2位グリッドマン ユニバース

 普通に考えたら1位。テレビアニメシリーズのマルチバース映画であり、古き良き大お祭り映画であり、文化祭映画であり、そしてすべての虚構を愛する人間のための映画である。その上でのスーパーオーイシマサヨシタイムという最高のおまけもついてくる。もう既にアマプラで見放題配信されているというのも嬉しいところ。応援上映、3D上映などの特殊上映に行けなかったのが悔いが残る。

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1位HIDARI パイロット版

 これは1位で決まりと押し通してきましたが最後まで完全なる首位通過。圧倒的。むしろ下半期は存在を知らしめようと出向いた先で毎回このタイトルの話をするように仕向けていたフシすらあります。

 期待できることに、いろんなところで上映会がなされたり、なんといっても地上波、マツコの知らない世界にて紹介されるなど、長編制作に向けて間違いなく進んでいる様子を感じています。まだ見ていない?おい、今すぐ見ろ!↓だ!5分ぐらい私にくれ!!!

 

 ということで今年の年間ベスト10でした。上半期に出したやつから6本残りました。そしてトップ3はアニメーション!しかもアメリカ、日本、ストップモーションとバリエーションもでました。

 そして、今年鑑賞した旧作のベスト10はコチラ!!

 

 

 そして、全作品のランキングをここから。昨年は上の順位から書いてましたけど、今回は下から書きました。全部書き出してから去年逆だったことに気づいたけどもう直す気力はなかったからです

 

※判定不能:イコライザー THE FINAL(大半の時間をトイレで過ごしたため)

138位探偵マリコの生涯で1番悲惨な日

137位シン・仮面ライダー

136位劇場版 アイドリッシュセブン 4bit BEYOND THE PERiOD

135位シン次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~

134位逆転のトライアングル

133位TAR/ター

132位劇場版 美少女戦士セーラームーン Cosmos 前編

131位名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン

130位アンノウン:殺人ロボットはどこに向かうのか

129位クライムズ・オブ・ザ・フューチャー

128位死体の人

127位レプタイル-蜥蜴-

126位火の鳥 エデンの花

125位恋のいばら

124位アートカレッジ1994

123位オオカミの家

122位乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

121位BLUE GIANT

120位ピンク・クラウド

119位ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン

118位ザ・フラッシュ

117位バビロン

116位ショーイング・アップ

115位五等分の花嫁∽

114位サントメール ある被告

113位せかいのおきく

112位枯れ葉

111位ザ・クリエイター/創造者

110位お祖父さんの悪魔たち

109位君たちはどう生きるか

108位映画ドラえもん のび太と空の理想郷

107位ファースト・カウ

106位古の王子と3つの花

105位アダマン号に乗って

104位aftersun/アフターサン

103位Infiest/インフィエス

102位モンキー・キング

101位アイカツ!10th STORY~未来へのSTARWAY~

100位ウィッシュ

99位レジェンド&バタフライ

98位エンパイア・オブ・ライト

97位ナポレオン

96位シン・ちむどんどん

95位岸辺露伴 ルーヴルへ行く

94位らくだい魔女 フウカと闇の魔女

93位プチ・ニコラ パリがくれた幸せ

92位PSYCO-PASS PROVIDENCE

91位名探偵コナン 黒鉄の魚影

90位ソウルに帰る

89位ベネデッタ

88位アントマン&ワスプ クアントマニア

87位アンノウン:ピラミッドが語る古王国の記憶

86位ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

85位ペルリンプスと秘密の森

84位ルパン三世VSキャッツ・アイ

83位パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー

82位映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎのコ

81位キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

80位骨

79位アムリタの饗宴

78位カード・カウンター

77位ウーマン・トーキング 私たちの選択

76位マッシブ・タレント

75位ちひろさん

74位ベイビーわるきゅーれ2ベイビー

73位メグレと若い女の死

72位CLOSE クロース

71位まなみ100%

70位ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!

69位エスター ファースト・キル

68位シャザム!~神々の怒り~

67位駒田蒸留所へようこそ

66位別れる決心

65位屋根裏のラジャー

64位私、オルガ・ヘプナロヴァー

63位劇場版 ポールプリンセス!!

62位ザ・ホエール

61位シック・オブ・マイセルフ

60位マルセル 靴をはいた小さな貝

59位青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない

58位ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

57位Single8

56位フェイブルマンズ

55位マーベルズ

54位プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章

53位WILD LIFE大自然への讃歌

52位PIGGY ピギー

51位サーチライト-遊星散歩-

50位裸足になって

49位ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

48位金の国 水の国

47位ノースマン 導かれし復讐者

46位The Son/息子

45位ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3

44位SAND LAND

43位青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない

42位イノセンツ

41位スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

40位NOCEBO/ノセボ

39位ゴジラ-1.0

38位すべてうまくいきますように

37位かがみの孤城

36位マイ・エレメント

35位アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

34位イニシェリン島の精霊

33位ヨーロッパ新世紀

32位わたしたちの国立西洋美術館~奇跡のコレクションの舞台裏~

31位ほの蒼き瞳

30位アリスとテレスのまぼろし工場

29位鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

28位怪物

27位AIR/エア

26位劇場版 センキョナンデス

25位特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト

24位ボストン・キラー:消えた絞殺魔

23位映画 プリキュア・オールスターズF

22位メロスたち

21位エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

20位深海レストラン

19位窓ぎわのトットちゃん

18位リバー、流れないでよ

17位ハント

16位午前4時にパリの夜は明ける

15位茶飲友達

14位少女は卒業しない

13位ガールズ&パンツァー 最終章 第4話

12位逃げきれた夢

11位長ぐつをはいたネコと9つの命

10位遠いところ

9位ジュリア(s)

8位走れ!走れ走れメロス

7位ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

6位北極百貨店のコンシェルジュさん

5位グランツーリスモ

4位ポトフ 美食家と料理人

3位ニモーナ

2位グリッドマン ユニバース

1位HIDARI パイロット版

 

以上です。NOCEBOがあるのに気付いた奇特な方、明日感想がUPされます。