どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。
いよいよやって参りました。年間ベストのお時間です。レギュレーションは継続、ルールも継続にしましたが、改めて確認を。2022年に日本公開された映画すべてを対象とし、配信作品や映画祭で公開されたものも含みます。基本的にはブログに普段載っけている点数をベースにランキングを付けていますが、ベスト10に関しては一旦度外視して10本を選出し、そのうえで点数順に並べます。
今年は圧倒的なツートップに8位ぐらいにしたい作品が多かった印象ですね。
全体の構成としては、トップ10の発表、旧作のトップ10発表、そして全作品順位発表、という並びになります。あの映画は!!はそこで確認していただきたい。
10.プレデター:ザ・プレイ
ディズニーさん!!こういうの!!となった見事な作品。個人的には、このIPでこういうのやらんでもええだろ、という気持ちと皆が慣れ親しんだIPだからこそ変化球を投げる意義も生まれるぞ!という気持ちの両面がある訳ですが、本作は見事にそこの配分を成功させた作品だと思います。プレデターっていう狩猟民族とアメリカの先住民族を対比させることでイニシエーションを生み出し、そのうえでこの時代の人間たちがプレデターという存在に立ち向かえる説得力と人間を狩る意味がそこにあった。これぞ現代的なリブート。
9.THE RESCUE 奇跡を起こしたものたち
タイの洞窟救難事故を描いたドキュメンタリーです。ロン・ハワードのアマプラ映画『13人の命』を見落としているので、題材の強度なのか、ドキュメンタリーの強度なのか、映画の強度なのか難しいところはありますが、いやでもどっちにしてもこの映画は凄い!個人的にはドキュメンタリーでこそこのイカれた人たちの強さが見えるのでフィクションは勝てないと思っている。
8.朝がくるとむなしくなる
飛び込んできました12月。MOOSIC LABO2023で拝見したんですよ。一応正式には2023年公開ということなので扱いは悩んだんですが、いやでも今のうちにおすすめしておくべ!ですよ。唐田えりかと芋生悠。素晴らしき。そしてビーとパピーキャットがハマった私的にも、労働っていう概念にも想いを馳せる2022年でしたね。
7.NOPE/ノープ
これは完全に特撮文脈で評価せずにはいられなかった。面白かったもん。ずるい。ドゴラを現代に蘇らせるっていうのはもうそれだけでヒーヒー言っちゃいますよ。ゴジラS.P.で色んな東宝怪獣が蘇り、ハリウッドでメインどころが大怪獣プロレスをしてくれて、令和って何て良き時代なんでしょう。大体バクラウを公開年のベスト10に入れた時点でUFO入口でジャンル変わるやつが嫌いなわけがない
いわゆるIMAXで見ないと!っていう案件を通常の上映形態で済ませてしまったのにこの順位に最終的に落ち着いたんで、行っとけばよかったね…。
6.からかい上手の高木さん
日常系への回答で、完全にけいおん!に並んだと思う。テレビシーズンを3シーズンも続けた、ちょっとしたぐだぐだ感も含めて終わりの始まりが美しく輝く序章だったんだな、っていうそういう感じがしております。思春期の終わり、中学生の終わり、きゅんきゅん。
5.もっと超越したところへ。
激クソ男どもを罰する恋愛映画!かと思っていたら、最後にバンバンメタにいったお祭り映画でした!!解像度の高すぎるクズたちに爆笑していたら、このメタを越えたメタっていうんですかね、演劇を映画に翻案していく解答としても面白いし、っていうかヨーロッパ企画映画好きなら嫌いな人いないっしょ、みたいなもうそこに痺れました。まじでエンディングでマツケンサンバ流れていたら1位にしていたかもしれないぐらいの多幸感でした。
4.スーパーヒーローズ
イタリア映画祭で見たパオロ・ジェノヴェーゼ監督最新作。これまでの監督の手法からは全く違う、時間軸をいじくるタイプの作劇にしてるんだけど、創作と愛ですよ、誰だってヒーローという肯定。時間軸を動きながらなのにちゃんと分かるように作っているし、極上のラブストーリーでした。これ結局ロードショーしないのかね…。
3.ケイコ 目を澄ませて
一番悩んだのが3位でした。どれを3つ目、とするか。でも後述するテーマ性を持たせるために3位にしようか、うん、3位にしても恥ずかしい映画ではないぞ、って胸を張って言える素晴らしい作品だったと思います。これはまだ身に行けるはずです。劇場に是非。
2.バクテン!!
泣いた。激泣き。というか、マジでこれを個人ランキングの2位で済ませてしまっていいのだろうか、というぐらい感情的になってしまう。男子体操という競技をどう見せるか、というテレビシリーズですら圧倒的だったところを更に抜群にしてきた上で、競技人生自体を考え、プレーヤーと見守るしかないという視点の置き方も僕はスラムダンクより大大大好きだった。マジで泣いた。ついでに言えば、スラムダンクを受けてBリーグの試合を見に行った時に高校生のダンス部がパフォーマンスしてくれたけどこの映画のことを思い出して泣いた。
1.雄獅少年 少年とそらに舞う獅子
さて、1位は揺らぎませんでした。今年ベスト級!と宣言したからにはね。多分「今年ベスト」っていう言葉、ベスト級と濁しておいたのに他で使わなかったですからね。
じゃあこれが何故1位なのか。作品それ自体の魅力が尋常ならざるものであり、アニメーションのクオリティも圧倒的すぎる、という点で1位は間違いない。終わりの切れ味も最高。
そのうえで、個人的には2022年はスポーツが帰ってきた年である、と言わざるを得ない。記憶に新しいW杯、遂に声を出せたJリーグ、Bリーグ初観戦。自分のポジション、っていうんですかね、映画とか、アニメとか、そういう筋書きのあるフィクションより、目の前で起こる圧倒的なスポーツの一回性に惹かれる人間なんだ、と理解しました。その象徴性をトップ3に込めました。全部スポーツ映画です。
そして!何と!2023年の全国公開&吹替版製作決定とのこと!!やった!!羅小黒の再来!先見の明と言われたい!
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— 映画配給会社 ギャガ株式会社 (@gagamovie) December 28, 2022
映画『#雄獅少年』
(#ライオン少年)(原題)
全国公開&吹替版制作決定!
スーパーティザー映像公開🎬
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全ての逆境を跳ね返し
少年は仲間と共に獅子舞で夢を掴む――
2023年公開 pic.twitter.com/HLnh4AVOJy
次に、上半期に見た旧作編のベスト10です。新作を除くと300本ぐらいからのランキングだと思います。
1.Uボート
2.アイガー北壁
3.少年と自転車
4.魂のゆくえ
6.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト
7.奴らを高く吊るせ
9.町田くんの世界
10.乱れる
全作品ランキングは以下のように!全部で新作は175本。昨年のブログだと138本だったんで増えてる…。っていうか1年で400本以上見てるんだ、よくもまあそんな時間が…。
本当は『燃え上がる記者たち』は秋に公開すると聞いてトップ10に入れていたんですが、結局音沙汰が無いので流石に入れるのを憚ってしまいました。
1.雄獅少年 少年とそらに舞う獅子
2.映画 バクテン!!
3.ケイコ 目を澄ませて
4.スーパーヒーローズ
5.もっと超越したところへ。
7.NOPE/ノープ
8.朝がくるとむなしくなる
9.THE RESCUE 奇跡を起こしたものたち
10.プレデター:ザ・プレイ
11.燃え上がる記者たち
12.フォトコピー
13.そばかす
14.アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版
15.神は見返りを求める
16.ある男
17.ミューン 月の守護者の伝説
18.アテナ
19.ゆるキャン△
20.時代革命
21.ギレルモ・デル・トロのピノッキオ
22.愛なのに
23.ブルーサーマル
24.裸足で鳴らしてみせろ
25.四畳半タイムマシンブルース
26.マクベス
27.PIG/ピッグ
28.秘密の森の、その向こう
29.Ribbon
30.ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
31.恋は光
32.ベルファスト
33.雨を告げる漂流団地
34.パリ13区
35.鹿の王 ユナと約束の旅
36.WANDA/ワンダ
37.ぼくらのよあけ
38.シチリアを征服したクマ王国の物語
39.トップガン マーヴェリック
40.カモン カモン
41.ちょっと思い出しただけ
42.映画かいけつゾロリ ラララ♪スター誕生
43.ジェイコブと海の怪物
44.あのこと
45.コンビニエンスストア
46.ニューヨーク第1波
47.ベイビー・ブローカー
48.RE:cycle of the PENGUINDRUM 前編 君の列車は生存戦略
49.RE:cycle of the PENGUINDRUM 後編 僕は君を愛してる
50.怪盗クイーンはサーカスがお好き
51.映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ
53.ハート・ショット
54.TITANE/チタン
55.氷がすべてを隔てても
56.親愛なる同志たちへ
57.女子高生に殺されたい
58.アンネ・フランクと旅する日記
59.ミュンヘン:戦火燃ゆる前に
60.線は、僕を描く
61.ハケンアニメ!
62.わたしは最悪。
63.私ときどきレッサーパンダ
64.スティルウォーター
65.MEN 同じ顔の男たち
66.さがす
67.天の怒り
68.夏へのトンネル、さよならの出口
69.第三次世界大戦
70.桜のような僕の恋人
71.PLAN75
72.ニトラム/NITRAM
73.母に捧げる僕たちのアリア
74.日曜日とマーメイド
75.ライダース・オブ・ジャスティス
77.よだかの片想い
78.ミニオンズ フィーバー
79.バブル
80.劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編
81.東京2020オリンピック SIDE:A
82.コーダ あいのうた
84.すずめの戸締まり
86.マイ・ブロークン・マリコ
87.リング・ワンダリング
88.ボブ・スピット-人間なんてクソくらえ-
89.ただ悪より救いたまえ
90.神々の山嶺
91.やまぶき
92.デモニック
93.流浪の月
94.英雄の証明
95.猫は逃げた
96.この子は邪悪
97.とら男
98.ファイブ・デビルズ
99.息子の面影
100.プアン/友だちと呼ばせて
101.チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ
102.ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界
103.フタリノセカイ
104.アイム・ユア・マン-恋人はアンドロイド-
105.THE FIRST SLAMDUNK
106.ベナジルに捧げる3つの歌
107.山女
108.アフター・ヤン
109.真夜中乙女戦争
110.バッドガイズ
111.ボイリング・ポイント/沸騰
112.死刑にいたる病
113.ウェンデルとワイルド
114.名探偵コナン ハロウィンの花嫁
115.DC がんばれ!スーパーペット
116.ナイル殺人事件
117.シン・ウルトラマン
118.ブラックアダム
119.劇場版 ソードアート・オンライン-プログレッシブ-冥き夕闇のスケルツォ
120.ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
121.アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!
122.Togo/トーゴー
123.グリーン・ナイト
124.我らの罪を赦したまえ
125.残された楽園 オカバンゴ・デルタを生きる
126.新封神演義・楊戩
127.スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
128.呪術廻戦0
129.ハウス・オブ・グッチ
130.FLEE/フリー
131.タミー・フェイの瞳
132.やがて海へと届く
133.ブルー・バイユー
134.GAGARINE/ガガーリン
135.マイスモールランド
136.ブラックボックス:音声分析班
137.ONE PICE FILM RED
138.エル プラネタ
139.ボス・ベイビー ファミリー・ミッション
141.バズ・ライトイヤー
142.君を愛したひとりの僕へ
143.底知れぬ愛の闇
144.RRR
145.モービウス
146.マッドゴッド
147.コリジョン:交錯する運命
148.グッバイ、ドン・グリーズ
149.前科者
150.僕を愛したすべての君へ
151.あの娘は知らない
152.ナイトメア・アリー
153.スペンサー ダイアナの決意
154.ソー:ラブ&サンダー
155.私の親友、アンネ・フランク
156.N号棟
157.ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ
158.アシュカル
159.なまず
160.劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ
161.スパイダーヘッド
162.ドリームプラン
163.ヴォイジャー
164.歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡
165.ウエスト・サイド・ストーリー
166.映画 五等分の花嫁
167.フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
168.犬王
169.Adam by Eve:A Live in Animation
170.劇場版 Free!-the Final Stroke-後編
171.リコリス・ピザ
172.東京2020オリンピック SIDE:B
173.川っぺりムコリッタ
174.SING/シング:ネクストステージ
175.バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版