抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

4月に見た過去作の記録

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 4月に見た旧作。そもそも4本で少ないんですが、21ジャンプストリートがくっそつまんかったのがきつかったです。フィル・ロード×クリストファー・ミラーだろうといわゆるアメリカン・コメディはダメなのかと。ハングオーバーをお勧めされたのでそのうち見てみようと思います。

 

 

名探偵コナン絶海の探偵

劇場版 名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)

WATCHA2.5点

Filmarks2.7点

 なんとまあ。

 自衛隊全面協力だと思うが、舞鶴港でのイージス艦一般公開の最中に起きた左手だけの死体。スパイが紛れ込んだポリティカルサスペンスの要素と胴体側が見つかった京都・大阪方面の話とで、少年探偵団、蘭、平次と和葉、大阪府警京都府警と結構なてんこ盛りである。でも船内から話が動かないので展開に乏しい。
それだけぶち込んでおいて、海自の機密の流出とスパイの存在という相当な事態にコナンさんが首を突っ込まなきゃいけないから国のセーフティレベルがおかしいことになっている。この日本ならスパイがあんなことしないでも機密は盗み放題な気がする。

 そこまでやっててもあの国だのXだの雑な固有名詞使いでそれも寒いったらない。架空の国名でいいから出さなきゃバカに見える。

 いっときの評判が良かったからと、身内がどんどんピンチになる展開で平次が撃たれ、蘭が船から転落しとなってしまってはもう緊迫感が無いのも大きなマイナス

生きる

生きる

WATCHA4.0点

Filmarks4.0点

 手垢のつきまくった感想ではあるが、志村喬恐るべしというか。とても現代の同年齢では出せようも無い貫禄である。というか、いくら死期が迫ってるとはいえ働ける人間のやつれ方とも思えぬ痩せ、掠れである。死ぬことへの恐れや生きることの充実感への欲求が現代とはまるで違う。

 前半でそこまで死ぬことを恐れるのか、という描き方は理解できかねたが、彼が生きることを選んだ瞬間にバタッと死なせてしまって葬式の場面に移るのは非常に面白い。黒澤明も死ぬのが怖い歳なのかなーと思ったら七人の侍も用心棒もまだ撮ってなかった。こっからやないか

 地上波の録画だったが、流石に映画館で見るようにはいかず、字幕を途中でつけました

21ジャンプストリート

21ジャンプストリート (字幕版)

WATCHA2.5点

Filmarks2.6点

 アメリカンコメディは悉く合わなかったが、なんといってもフィル・ロード&クリストファー・ミラーだ。面白いに決まっていると信じていた。信じていたのに!

 潜入捜査で高校に入って薬物を探すはずがおバカハイスクールライフを満喫するのだが。まず基本的に仕事をできてない時点でアンダーカバーとして極限につまらない。おばちゃんと遭遇してバレそうになるところは良かったが、それ以外には特段見所もなく、真面目に潜入捜査をしてきた人間がバカを見てふざけてただけで褒められる主人公コンビにまったく怒りを覚えるものである。だいたいブリー・ラーソンといい感じになってるが高校生に手を出す警察官の時点でダメに決まってるだろう、公僕舐めんな。ホットファズと天地の差がある

アイガー・サンクション

アイガー・サンクション (字幕版)

WATCHA3.5点

Filmarks3.5点

 イーストウッドの監督主演の初期作、と言っていいか。

 元殺し屋が抜けた組織からの最後の仕事を請け負うのだが、殺す相手がアイガーの国際登山隊の足を悪くした誰かということしか分からんまま突き進むのでイーストウッドもアイガー北壁を踏破しようとする。
75年の作品ということで合成なぞ出来るわけもないのに雪山が舞台ということでだいぶ登るまで時間をかけるが、なんやかんや雪山っぽいとことか、トムクルーズなら登りそうな崖をイーストウッドが体を張ってるのは不思議な感覚である。イーストウッドにしては珍しい気もする引きの遠景だったりもあって興味深い作品であった。話は無茶苦茶だが、いや実に興味深い。