どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB) です。メリークリスマス。
年末年始、意外に忙しくて皆様のキャスを聞いてたりであんまり本数は稼げず18本鑑賞。あれ、稼げてる?「プライベート・ライアン」とは「2001年宇宙の旅」あたりの大物が登場。
グッドライアー 偽りのゲーム
WATCHA4.0点
Filmarks3.8点
イアン・マッケランが騙そうとするヘレン・ミレン。老いらくの詐欺師と資産家のシンプルな詐欺映画に見えるが…
イアン・マッケランの詐欺師、というか悪人として結構カラッとしているのも好きだけど、それ以上に恋に恋しているようにも見えるヘレン・ミレンのチャーミングさもまた堪らない。
終盤の展開が気持ちよさよりも、ちょっといやーな感じを残すのが、それもまた味。
ムタフカズ
WATCHA3.0点
Filmarks3.1点
4℃のバンドデシネの映像化。なるほど、確かに環境問題とか差別の問題を織り込みながらも、結構なグロもぶち込んでいる。
3人のチームものかな…と思ったら意外と3人目がロクに働かないし、そこは期待外れ。というか、かなり飲み込みづらいところが多かったのでピンとこなかった。街並みは好きだけどなー
移動都市/モータル・エンジン
WATCHA3.0点
Filmarks2.9点
実写版動く城!もう都市が都市を食うっていうビジュアル、モーションが最高で、それが見られる冒頭がピーク。そっからは、うーん、話がでかいんだか、小さいんだか、ずーっと落ち着かずに走ってる。全くはまらなかった。
都市のサイズ感の違いが人工流入の問題とかを使えそうな気がするんだけど、そういう感じではなくなっていきます
プライベート・ライアン
WATCHA4.0点
Filmarks4.0点
ジェームズ・ライアンを救う。1人のために8人部隊が第二次世界大戦を征く。
まずはおそらく凄まじい歴史的転換点だろうノルマンディー上陸作戦を描く30分の見事さ。凄まじい、と言って良いが、これを機に変わった系の映画はその時に見ないと、すぐにいろんな映画で同じ手法を見るので「またこれか」になってしまうのは申し訳ない。
無惨に人が死んでいく中で、人を生きて帰らせるための作戦の映画なので、だからこそ生きることが輝く。一方で、結構対話可能性みたいなのに蓋をしてたり、もうちょっと踏み込んで良い気がするところは割とスルーして美談!みたいな感じで終わるのは簡単に飲み込んで良いのかな、と思ってしまった。
サーミの血
WATCHA3.0点
Filmarks3.0点
スウェーデン映画だが、北欧における少数民族サーミの方々を扱った作品。アナと雪の女王2なんかでも扱われていたが、しかしここまで露骨に制度的、構造的に差別があったとは思いませんでした。サーミの人たちは、脳が文明に適応しない、と優しそうな学校の先生が言い出すっていう恐ろしさ。ヒトラー後のヨーロッパでそういう言説がまだあったんですね…
映画としてはですね、結構省略が多くてこっちに委ねてくる感じだが、主人公が差別されているゆえに、の色々はあるがちょっとお前も考え足りないにも程があるぞ?と思う
ホワイトハウス・ダウン
WATCHA3.0点
Filmarks3.2点
占領までだなー、楽しいの。
お父さんと娘、っていう柱と大統領選をめぐる、っていう陰謀とが噛み合ってる感じがしない。テーマがどーんって感じなら、エンドオブホワイトハウスの方が楽しい。こっちは取り敢えずドカーンって火力増しとけばいいんでしょ!というだけでいちいち気になることが多い。
ハウス・ジャック・ビルト
WATCHA3.0点
Filmarks2.9点
連続殺人鬼を描いた映画の中でこんなにも退屈な映画があるだろうか。殺人をアート的な行為として捉えるその文脈自体は分かるのだが、アートとエンタメがここまで対立するものかしら。途中から多分トリアー自身の芸術観に近いものを提示してきてて、うーん家で見てる分には退屈にしか思えなかった
ジョーカー・ゲーム
WATCHA2.5点
Filmarks2.6点
D機関のなんたるか、を全く分かっていない完全にテキストの解釈不足な実写化。もともと短編集なのに、それのいいところだけ引っ張ってくる+オリジナルの深田恭子の役のせいで、歪なところが出まくってしまう。ジョーカーゲームは本来スパイであってスパイアクションではないのに、007やMIっぽいこと、挙げ句の果てにルパン三世をやりだしちゃあ困ってしまう。なぜ殺さず、死なず、なのかをちゃんと分かってから掲げてくれ
俺たちニュースキャスター
WATCHA2.0点
Filmarks2.0点
アダム・マッケイの新作やるのに昔の映画見たことないな、と思って見たんですけど、しんどかった。
かつての男社会というにも酷すぎるニュースの現場を舞台に茶化しまくってバカにしまくってるのは分かるんですけど、2000年代にこれを茶化せばギリギリのラインで面白いんよ!だったのかな?のラインは2020年を超えた今ははっきり言って笑いどころが分からない。私がこういうコメディが苦手なのかもしれないけども、同時代性が大切なんだとは思う。せめて最後は男が男を許しておしまい、じゃダメだ
と同時に、こっちの方向でやってると大変だからアダム・マッケイは政治風刺の方に進んだのかもしれん。
いずれにしても、真面目に仕事やらない人たちのふざけ合いは見てられん。真面目にやってるのに上手くいかないから面白いんだと思うんだ。
パトリオット・デイ
WATCHA3.5点
Filmarks3.6点
ピーター・バーグ×マーク・ウォルバーグらしい、実話モノシリーズの一環。ボストンマラソンでのテロ事件を題材にしている。
序盤、かなり散逸していて、事件のことをどれくらい知っているのかが問われてる感じはあるが、最終的にはまとまっていく。まあだからって別に大した掘り下げもしてないから別に深みは無いんだけど。
仕方ないけど、若干の「テロとの戦い」の無謬性みたいなのを感じる。ただの盛り上げでしかない。
誘拐犯
WATCHA3.0点
Filmarks3.0点
ミッションインポッシブルの人になったクリストファー・マッカリーの初期作品。
今もトム・クルーズのかっこよさとアクションの見やすさで見せてる人だと思っているが、それはまんまこの作品にある。しぶーいベニチオ・デル・トロの顔面と前半の誘拐シーン、中盤と後半の2回ある銃撃シーンは位置関係もわかりやすく、素晴らしい。だが、それ以外の話運びはまるで下手くそだし、誰が何の意図で動いているかの整理が壊滅的に見えた。
岬の兄妹
WATCHA3.5点
Filmarks3.6点
1月に「さがす」を片山慎三が監督するので予習。
足に障害を抱える兄と自閉症の妹。公助より自助・共助、っていう社会の限界がここにある。
どうしようもなくて、そうするしかなくて。足が悪いんじゃ無い、頭が悪いんだ!そうだよ、たしかにその通りで、いろんなセーフティネットに頼ればいい。でもそれってやっぱり頭でっかちな側面は否めない。そこのみにて光り輝く、を思い出したが、どうしようもなくそうなってしまうんだ。聞いてるか、ソウルフルワールドだけ見て生きてるだけで最高とか言ってるやつ(まだ言ってる)
トロールズ
WATCHA3.0点
Filmarks3.2点
トロールズの1本目。先に2本目を見てるのでまあキャラは把握してる。
種族としてのトロールズと、そいつらを食う連中の話なので、まあ正義がわかりやすい感じにしてる。で、相手の幸せをトロールズを食う以外に持ってく話なんだけど、幸せの定義がひとつじゃないよ!の主張の割には単一の幸せに持ち込もうとしてる感じがして乗れなかった
ヘイトフル・エイト
WATCHA4.5点
Filmarks4.3点
タラちゃんお久しぶり。あと何本か見てないのある。ジャンゴとか。
猛吹雪の中、ある一軒の店に閉じ込められた8人…という設定だけなら全然普通のクローズド・ミステリかと思うんですが、そんなこたあない。そもそもロッジに着くまでに1時間ぐらい使ってるよね?
ヘイトフルエイト、という割に数えてみたら御者か留守を任されたメキシコ人のどっちかが漏れるご都合的な数字でもある。まあそれが上手いんだが。
とにかく長い会話の応酬を延々見せられる割には、ちっとも探偵役が明示されないので新本格とかとはジャンルを画す感じで、結局はミステリの入れ物を使った南北戦争の話をしたかったんだろうな、っていう気がする。気がするんだけどその話を聞いてても楽しいからしょうがねえ
あ、でもなんか全部丁寧に何があったか見せてくれるのはやりすぎかなー、あの章ぜんぶなくていい
フラッシュダンス
WATCHA3.0点
Filmarks2.9点
ふっつーにつまんなかった。ダンスで上を目指したいのか目指したくないのかうだうだしててよくわかんないし、この衣装を着せてそこにカメラ向けるんだ、っていうのはごめんなさい、はっきりいって醜悪にすら感じる。
その上で、夢を追うこととそこに関係した男とくっつくことは別じゃね、っていう。この終わり方だと、男が便宜供与してやって良かったね、になってしまう。
2001年宇宙の旅
WATCHA4.0点
Filmarks3.9点
ここ数日、参加してる #アニなら という団体で決めるアニメ年間ランキング(対象は全アニメ)の為に追い込みをかけてました。https://youtu.be/01ZlWzqeyWU
ということで、めでたくそのランキングが決まったのでめでたく好きな映画を見るぞ!
でコレを選びました。ものすごーく久しぶりに見て終盤に気付きましたが、疲労困憊の体でまた脳に大ダメージですよ笑。やっぱり終盤はわからん!でも猿のシーンの解像度がかなり高く見れた気もするし、全部セットで作ってのこの宇宙表現。やはり時代を考えれば圧倒的、という点は否定しようがない。
奇人たちの晩餐会 USA
WATCHA2.5点
Filmarks2.5点
シンプルに嫌い。アメリカのコメディ合わない説何度目の浮上か。
世にも珍しい奇人変人を晩餐会に…という展開は飲み込めるが、バリーのキャラと演技がもうやだ。アホの扱いなのに、ギャグに都合のいいことだけは知ってたり、真面目なはずなのに個人情報漏洩には積極的だしで歪がすぎる。それでいて、本当にこいつが100悪いからね、こいつがいなけりゃ何も起きてない訳で、それででも奇人ポジションだから許してね、みたいなのはダメよ
それでギャグが面白いならまだいいけど、面白くもない。すべり芸でもないし。
美しい星
WATCHA3.5点
Filmarks3.3点
大八さんなら見る人は多いけど、これはスルーしちゃってたのよ…
突如宇宙人だと気付くリリー・フランキー、橋本愛、亀梨和也。地球温暖化を止める為に奮闘!
みたいな話なんだが、コイツらが本当に宇宙人なのか、そう思い込んでるだけなのかの判断が全然つかなくて難しい。そこに出てくる佐々木蔵之介のまた得体のしれなさ。うーんでもそこに出てる亀梨くんの演技のキムタク感と橋本愛の不機嫌さが足りない。もっと橋本愛は不機嫌顔を見せてほしい(個人的願望)
結局うーん、地球温暖化をどうするか、からは答え出さずにフェーズ変えちゃった感じが否めず。