どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。
4月に鑑賞した旧作は16本。まあネトフリオリジナルとかアカデミー賞作品をちょこちょこ見ていたのでね。それが長編7本ぐらいと短編5本ぐらいありますからね。
スペース カウボーイ
WATCHA3.0点
Filmarks3.2点
前後半で話が全く変わっていく不思議な映画。
一度宇宙への夢を断たれた男たちのワンスアゲインな話なのだが、なんといっても40年ごしのリベンジなので宇宙へ打って出るには流石に年齢がネックだ。その辺の説得力がもっと欲しかったし、なんならそこでの努力と駆け引きで宇宙へ出た瞬間終わっていいぐらい。
それぐらい後半での失望が多く、なんだろう、イーストウッドの老てなお、というより若い奴は信用ならんぐらいのものを感じた
海底軍艦
WATCHA3.5点
Filmarks3.4点
地底に沈んだムウ帝国が宣戦布告してくる。香港を壊滅させパナマ運河を崩壊させるが、そこはかるーく済ませてしまって、特撮としてはカチコミシーンに全てを賭けている。そこまで退屈だが、そこの特撮は見応え抜群である。
この時代、戦争の名残りとしてのイズムや大東亜戦争的価値観がまだ健在な感じもあり、この延長線上として宇宙戦艦ヤマトなんだろうな、とも思う
タイタニック
WATCHA4.5点
Filmarks4.4点
いやー10年ぶりぐらいですかね。金ローで前後編分けてやる、とかいうんで録画の奥から引っ張り出してきました。
きちっとタイタニックの末路を明示した上で進むので焦りというより、散る覚悟を持つ者と持たざる者を書き分ける終わり方の話だったのかと気付かされる。沈むまでかったるいと記憶してたのだが、いやいやそここそ大事。
まああとはなにをおいても絢爛豪華な船内。金どんだけかけたんだろう…
暗殺のオペラ
WATCHA3.5点
Filmarks3.7点
父の暗殺の真相を探る息子。ただ、その真相は色んな方法で探るというより、ただ聞きにいったら教えてくれる感じで別にミステリじゃない。ある隠された真相はあれど、そこよりもその舞台となる街の主役感に惚れ惚れする。
カメラが静かにパンしながら映る最初の街並みは素晴らしい。なお、主人公がフレームアウトしたら時制が変わってるかもしれないから気をつけなはれや
永い言い訳
WATCHA4.0点
Filmarks4.0点
もっくん演じる小説家が交通事故で妻を失ってからの物語。もっくんもダメな男だし、竹原ピストルもまたダメな男だけど、たまらなく愛おしい。長い付き合いのある人物を喪うことは、とても長く尾を引くことだけど、それぞれの受け止めと乗り越えがあるし、この話のようにそこから生まれた関係だってある。もっくんがちゃんと髪を切れて良かった
アポロ13
WATCHA4.5点
Filmarks4.3点
世界が沸いたアポロ11号のあと、アポロ13号の事故と宇宙からの帰還を描く。実話ベース、というよりほぼ実話の再現にすら感じるレベルで起こったことを追っていってるだけだし、分かってるのにぐっとくる作り方で、さすがロン・ハワード、さすがトム・ハンクスと言わざるを得ない。
ドゥームズデイ
WATCHA3.0点
Filmarks3.0点
なーんも考えたくなかったので、ちょーど良さそうなやつを。
ニール・マーシャルなので、うさぎが飛び散り人肉が焼かれ、首が吹っ飛んでいく。それを許してもらうためにポストアポカリプトな世界観が欲しくて、その為のウィルスって感じ。
ということで、近未来からの終末世界、そしてまさかの中世へ。最後はマッドマックス!無茶苦茶である。楽しい。
名探偵コナン 異次元の狙撃手
WATCHA3.0点
Filmarks3.1点
どうせここで爆破されますよポイント、ほぼスカイツリーでの殺人をきっかけに続く事件。FBIも協力、世良ともタッグを組んで少年探偵団は殆ど出番がない感じがする。
もうそれ当たるんかいの銃撃天下一武道会や蘭ねぇちゃん覚醒あたりのコナン映画特有の特殊バトルは無視するとして、それにしても説明セリフをそのまま言い過ぎてる。英語の字幕の付け方も下手だった
ショート・ターム
WATCHA4.0点
Filmarks4.2点
問題を抱えたティーンエージャーのケア施設を描いた作品。シャンチーの監督の昔の映画見ようっと、と思ったらかなり重めな映画だった。
色んな問題を子どもたちは抱えているし、対応する大人たちにも自身の問題やらセクショナリズムなら色々ある。そんな中でも滅私で子どもに寄り添っているようで、ちゃんと彼らの人生を歩いているのが良かった。ブリー・ラーソンが秘密を抱えたまま、一見順風満帆に見える役なのだが、これルームより前なんだ。新入りのラミ・マレックもかなり良かった
オーディション
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
怖い、トラウマになると聞いていたのでおっかなびっくりで見たが、思ったほど怖くは無かった。っていうか痛い。痛かった。
結婚したいから映画のオーディション形式でいい女見つけようぜ!の発想の時点でクズなので迎える結末には納得いくが、じゃあ一体なんだったんだろう、とも思う
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
WATCHA4.0点
Filmarks3.9点
まーた変な映画だった。ヨルゴス・ランティモス特有のルールはあるけど見せません、的なスタンスで誰かを殺さないと家族全員死ぬよ?な話。ロブスターの方がよっぽど分かりやすいが、これもこれで嫌いになれない。
誰かの命を握る医者という存在が誰かに命を握られる不条理が最高だ。
特捜部Q Pからのメッセージ
WATCHA4.0点
Filmarks3.8点
漂着したPからのボトルメッセージ。それが現在進行形の誘拐事件と繋がっていく。
久々な特捜部Qでしたが、相変わらず良質。犯人も割とすぐわかるので、今回はミステリというよりサスペンスか。だが、テーマとしてしっかり「信じる」「宗教」というものをぶつけているし、バディとしてそこが対立するのも上手くできている。
48時間
WATCHA3.0点
Filmarks3.2点
ウォルター・ヒル監督によるエディ・マーフィー銀幕デビューのバディアクションムービー。
脱獄犯を追うためにニック・ノルティ演じる刑事が囚人のエディ・マーフィーを連れ出して48時間以内に戻らなきゃ、という話。
エディ・マーフィーの軽いノリによる脱線しっぱなし感にどうも乗れなかった。シリアスなのかコメディなのかわからん。バディムービーとしてももっと関係性の深まるところを見たかった
悪女 AKUJO
WATCHA3.0点
Filmarks2.9点
アクションの一人称視点による凄まじさが冒頭から押し寄せるが、そこでまきあがる期待値からは低空飛行を続けると言わざるを得ない。一人称視点アクションにしてもカメラが揺れすぎて何が起きてるか分かりづらいし、ストーリーも回想の入れ方が小刻みすぎて混乱させることこの上ない。
デューン/砂の惑星
WATCHA3.0点
Filmarks3.0点
ヴィルヌーヴが挑むSF大作の映画の原点。デヴィッド・リンチ初鑑賞がこれでいいのか?
とにかく話が分からん!後半になればなるほど、話が進みすぎるし、えっそこナレーション処理なん!?って感じで進めちゃう。長すぎるんだろうな、もとが。箱に手を突っ込む事実上の盟神探湯は好きなアイデア。
時代を考えると美術や衣装はかなり頑張ってると思うが、逆に視覚効果は見てられない。古いSF映画の難点はここだ。逆に言えば、SFはバンバンリメイクしていい理由もそこにある。