抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

7月に見た過去作の記録

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 7月に見た旧作ですが、びっくりするほど見てない。なんでや。

 

アイルトンセナ〜音速の彼方へ〜

アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ (字幕版)

WATCHA4.0点

Filmarks4.0点

 音速の貴公子、アイルトン・セナ。レース中の事故で命を奪われた彼のレーサー生涯を描くドキュメンタリー映画。ブラピのF1もあったことですし。

 当時のF1を見てないので、信じられないぐらい危険に見えるレース。マクラーレンでのプロストとの確執を軸に、セナとマクラーレンが最高潮に活躍して、ブラジルの国民的英雄として立ち上がっていく様子を示す。彼の精神性を描き、当時の組織の不全性を浮き上がらせながら彼も死亡したサンマリノGPでの多くのクラッシュと2人の死者がF1の安全性を大きく向上させることに繋がったという形にしている。

海がきこえる

海がきこえる [DVD]

WATCHA4.0点

Filmarks4.0点

 アニメーションでもドキュメンタリーでも何でも見るよというスタンスながら激弱ジャンルなのがジブリとディズニー。せっかくの機会だし劇場で見てきました。スタジオジブリ若手制作集団というクレジットなのも新鮮。礒光雄とか安藤雅司とか普通にその中にいるのが怖いけど。

 さて、話は東京から高知へ同窓会へ帰る機中で高校での思い出を振り返る形で進む。それを吉祥寺のホームで線路を隔てての相手との関係で挟み込む形になっており、これからこの関係が始まる話なのに、何か終わったようなあの頃の話になっているのが不思議な感覚である。吉祥寺も成城も新宿も知ってるはずなのに違う、どこかこれも変な感覚で90年代、昭和が終わって平成が始まるタイミングだから切り取れてた高校生たちの何かがそこにはあったように思える。酒飲みすぎだもんな、今はテレビで流せないわな

都会のひと部屋

CD2枚組 都会のひと部屋(1982) Une Chambre en Ville/ミシェル・コロンビエ Michel Colombier/ジャック・ドゥミ/米限定盤・

WATCHA3.5点

Filmarks3.5点

 1955年のナント。造船所で冶金をしているギルボー・フランソワは労働争議に従事している。彼の子を身籠った恋人ヴィオレット、下宿先の大家である男爵夫人なんかと関わる中で大家の娘エディットと劇的な恋に落ちる。だが、彼女には夫がおり夫婦間にも問題を抱えていて…というミュージカル。

 基本的には将来を感じてない相手なら避妊しろという話に始まり、全然この2人の恋路を応援しようよ!とはならないし、何より周囲の人間やストライキが2人の悲恋の燃料にしかなってない。全裸に毛皮のコートで過ごすドミニク・サンダは確かに目を見張る美しさはあるが、せっかくの港町ながらセット感の強い場所から動けずにいるのも勿体なさがある。ただ、なんやかんやふくらまして120分やる恋愛映画よりはこれぐらいスパーンとした90分尺の方が割り切ってて良い、という感想もまた抱いた