抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

予定調和「ジュラシック・ワールド/復活の大地」感想

 どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。

 やっぱ本人のハロージャパン映像ではジョハンソンっていってる気がするんだよなぁなスカヨハ主演。

 流石にボート乗ってる時の絵が地獄の黙示録すぎる。

f:id:tea_rwB:20250828004548j:image

WATCHA3.0点

Filmarks3.1点

(以下ネタバレあり)

 ざんねーん。復活できませんでした!って感じ。でもそもそも炎の王国も火山噴火してるだけだったし、Rebirthとはいえ、復活できたかどうかにこだわる必要もない気がする。なんなら恐竜いる時点でRebirthはしてる。

 スターは殺せない、いい人は殺せない、をそのまんまやった感じというか、悪そうなやつは死ぬし、悪そうだけど心変わりしそうな人は生きる。子どもをかわいそうとか言ってるだけだけど。結果的に、漂流家族を助けたいのか、恐竜のDNAを採取したいのかよくわからんすぎる。マジでそっからブレてる。

 しょんべんしてる時に後ろからラプトルが狙ってて翼竜が襲う!はおもろかったけど、それ以外特に面白くはない。そもそも徹頭徹尾人間は侵入者であり、恐竜は無理やりこの世に生まれ出された上で、自然にボッコボコにされてようやく見つけた生きる棲家にまた侵入されてるだけの話である。なんか怖いやつ扱いされて大変可哀想であり、恐竜への発砲とか提起されかけてたのに普通にゾーラが撃つ。博士、お前もだぞ。ティタノサウルスに触れたぜ!恐竜大好きでよかったー!!感動!!よっしゃ血を抜くぜ!!とはならんだろ。ジュラシック・パークオマージュしたいだけになっとるわい。というか、スピルバーグしたいだけになっとるわい。

 コイツ、救難信号無視する主張した後にカッコつけて撃ちだしたなぁ、と思ったらスピノサウルスに食われ、見張りの仕事終わったなーと思ったらスピノサウルスに食われ、荷物持ちいらないなぁと思ったらケツァルに食われ、3つ集めて悪者ムーブを完全発揮したら見事に食われる。こいつ…見直したぜ!!という展開のためにあらかじめこのキャラはこんな感じで良くないでっせと何もしてないうちから下げられる。んで後から上げられる。うん、好感度がゼロに戻ってるだけというか、株下がった段階で食われ待ちでもある。という作り方、そもそも勝手に不法侵入しておいて、なんか助かっていい話感にしてるこの作品全体にも通底する。恐竜いるの分かってて大西洋横断に娘を連れてくる親父も、家族の旅行にあのノリの彼氏を連れてくる姉も、そこにあのノリでくる彼氏ももれなく嫌いになれる。せめて製薬会社チームは全滅してくれて欲しいぐらいのスタートなんだよねー。生まれ変われる、も描いて欲しいけどジュラシックの世界観でそれやるの恐竜たちの気持ちわい!?とも思うし

 というわけで、描かれたのは、家族でも見れる安心設計のエンタメというより、売れるために角を丸くしすぎた予定調和。ゾーイのミッションがしれっと家族を助けるにすり替わった段階で家族チームは殺すわけにはいかなくなるし、恐竜の識別が、とか言ってるせいで恐竜博士も死ぬわけないし。うーん、それってどうなんだろう。恐竜の住む島に潜入!の結果が予定調和なのも良くなければ、恐竜が世に放たれたらどうなる?のテーマを持って生まれたジュラシック・ワールドのシリーズとしてもどうなの?である。だからトリケラ?の子どもドローレスを連れ帰ってくるとかいうこれまでの反省ゼロの行為を良きことのように描けているのでは??シンプルにあの子にヘイト向いたり、世界中が狙われたりするよ?これから。とまあ、左様にですね、提起したり触れてる要素で抑えて欲しいところはちゃんとやろうとしてる割にバラバラすぎて全体が同じ方向を向いてないと思います。その結果、別行動してる家族のエピソードがそんなに悪くない繋ぎ方をしてるはずなのに邪魔というか、直線的な面白さを排してしまってる。予定調和強めになっていくわけです。合流するまで死なないもんな、死んだの知らないと脱出できないし、と。

 新たな試みと言える変異型、ほとんどエイリアンじゃねぇかのD-REXさんも、クリプラ編で人のクローン(クローンじゃなかった)とかやってるので、別にこれぐらい…って感じ。イナゴに文句言ってるから出してやってんだぞ。あと、子どもたちには『最強王図鑑』が流行ってると聞いてるのでええんちゃうか、とも思う。強そうなやつはバンバンやってこうぜ。あ、お馴染みティラノさんの活躍シーンはそれなりに緊迫して良かったけど、モサ含めて水に潜る恐竜やりまくった上にギャレスでしょ?あの化け物感あるラスボスでしょ?ティタノサウルスも尻尾からだったな?お前シン・ゴジラ見ただろ。流石に山崎貴のは間に合ってないよな、うん。

 結局、ティラノさんが見逃してくれた後のボート再浮上(移動手段無くなるもんね、噛みつかれても頑丈すぎて素材知りたいわ)が1番ジャンプスケア的にびっくりしたし、1番怖かったのはケツァルに向かう時の崖の上から覗くシーンだった。生粋の高所恐怖症。全体的に凄腕らしいゾーイたちのチームの準備のなさばかりが目立つというか。モササウルス相手に無策すぎるというか、血を抜いたら勝手にいなくなってくれると思ってるっぽい感じだし、恐竜をどの程度傷つけていいのか、倫理的なラインの打ち合わせぐらいはしてろよ、と。いやしてて隠してたのかもしれないけど、今回の場合それで揉めてるうちに死ぬ可能性が高そうなのだが、という。恐竜が住む、何がどうなってるかわからない島で平気でガンガン上陸してなんか普通に植物とかに気をつけないのもよくわからんし。恐竜は環境適応できずにこの島だけになったって話だし(そもそも街中で渋滞引き起こしてる恐竜が1番おもろい。変に下水道とか人の跡の要素使うなら恐竜滅ぼさずに世界中にいさせろ)、人類もそうなるかもよ的な嗜めを形だけでもしてるのにこの島自体に喰われる(もちろん比喩だぞ)可能性を微塵も考慮していない。よしんば、連中はいいが、クレブスさん、あんたは水を掬って飲むのはまずいだろ、製薬会社社長にして遺伝子変異の実験してたことまで知ってて飲めるのか、その水。

 あと盛大にがっかりポイントとしてやっぱ音楽は言わないとダメでしょう。ジュラシック・パークの最強のジョン・ウィリアムス音楽を手札で持ってて、さあどこでどれをかける?な勝負なわけでしょう。変奏はしてるな、とは思ったけどあの曲?と思ったら島でも何でもなくスリナムだっけ、仲間の集合場所に来ただけだったのはマジでがっかりした。何で世界はワンダーに溢れてるんだ、で使うべき曲を場面変わったよーぐらいの意味合いで使ってる時点でダメでしょう、うん。あっ、そうか、他の生き物を軽々しく扱うことの倫理的問題を考えるシリーズのはずなのに単なるアトラクション的にしか使わない作り方だもんね、過去の音楽もそうだよねー、となんだか自分が楽しんだレベルよりかなり腐してる気がしてきたのでこの辺にしておきます。と思ったけど皆様の感想にスリナムのスの字も出ないので、音楽わからない人間の私が雑な記憶で聞き間違えたのだと思います。配信きたら再確認するわ。