抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

お前らの結婚式はまだか「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」感想

 どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。

 えーっと、これのポストクレジットの話しかしたくないぐらいの作品だと思うんですけど、これのネタバレを米国公開時に踏んでしまったのに、日本公開日まで匂わせもしなかった私を誰か褒めてください。おい、ソニピク、次のNWHが同時公開されないことでどうなるか、今回でわかったよな?

Venom: Let There Be Carnage (Original Motion Picture Soundtrack)

WATCHA4.0点

Filmarks4.1点

(以下ネタバレ有)

1.早く結婚せえ。やっぱり可愛すぎるヴェノムちゃん。

 もうね、「最悪」とか「虐殺」とかさ、怖そうな言葉が並ぶ訳ですけど、そんなのはもうフリなんですよ。ホラーでもなければアクションでもないんです。このヴェノムシリーズは萌えなんですよ、完璧に。前作では、ハガレンのグリードとリン・ヤオの関係性に例えましたけど、今回はそれが更に進んでいって。

 まずもって、エディとの共同生活中に鶏に名前つけちゃっている時点で超かわいいじゃないですか。鶏とチョコしか食わねぇ、っていってるのに鶏に名前つけてるとか愛玩動物が動物をかわいがるって何それもうカワイイ。

 で、ヴェノムもエディ同様アンが大好きになってて、完全に中学生の友達同士の恋バナっぽい感じでアンにけしかけて、会えるってなるとノリノリ。電話だぞ!!って。そこからの、予告編にもあったヴェノムのノリノリ朝食クッキング、喧嘩してからのヴェノムリサイタルwithなんか光ってる輪っか。めっちゃ可愛いし、結局帰ってくるのは分かってたけど、そこのエディに謝らせたときのチョロさも最高。カワイイ。そこまでにカワイイが出来ているので、最終決戦で一回カーネイジにびびって出て来なくなるのもしょうがない、とすら思えちゃう。そうはいってもちゃんとやることやった上で、大活躍したダンのことも認めてバイバイするのがまたチャーミング。シュリークとカーネイジの結婚式でしたけど、エディとヴェノムが結婚しなさいよ、ほーら早くしなさいよ。

2.思ったよりカーネイジがショボかった

 このままでは、うっかりラブコメだと思い込む人が多そうなのでちゃんとアクションの方の話もしておきますが、全体的に前作よりかなり見やすくなっていたように感じました。黒の見せ方も上手いし、実はヴェノム自体が戦うシーンが少なくて、中盤まではシュリークとカーネイジの話が基本的に多いので、すっごい整理されてるんですよね。

 その一方で、カーネイジは大虐殺、みたいな名前に対してはちょっと負けてるかな、っていう。前作で発覚したシンビオートの弱点としての音と火に対する耐性が、カーネイジもあまりもなさすぎて、なんならあっさりとカーネイジを受け入れたシュリークの方がクレイジーな印象を持つレベル。せっかくウディ・ハレルソンもやる気だったっぽいんで、もっと怖くしていいのかな、とも思ったんですが、彼の所業を説明しだすと、R18とかになっちゃうのは前作考えても無いだろうし、母とかを殺した話だけでもう済ませてるからええんかな、って感じです。今回の話は大虐殺をしようとしているのを止めたわけじゃないしね。