どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。
ついに!無事に!ノートPCが!!HDD損傷で買い替えになりました…。
早急に買い替えまして、これまで書けてなかった感想ブログを怒涛の連投ですよ、ええ。
という訳で、準備しておいたセイバールートと凛ルートを投稿済み、桜ルートの感想になります。無事に公開できて良かったですね…。
Fate/stay night[Heaven's Feel]Ⅰ.presage flower
WATCHA4.5点
Filmarks4.3点
まだ第1章では物語が動き始めた、と言う段階でなかなかコメントがしづらい。ライダー、アサシン、キャスター、ランサーと怒涛の勢いで脱落していくのにネクロマンサーみたいな展開だし、先は全く読めない。ただただ、これまでの2ルートで存在感激薄で学校で倒れて終わりだった桜の圧倒的正妻感に驚愕。これに惚れずにセイバールートとかありえへん。
桜との出会いからの描写をしっかりやってOPの背景でセイバーの召喚とかアーチャー戦は済ませちゃう辺りは完全に初見殺し。まあスパイダーマンHC方式ですな。
さて、ラストの雪など背景描写の美しさは言わずもがな、蔵の中での桜の一礼なんかもとても美しく、アニメとして素晴らしい出来だった。あ、でも蔵であのタイプのストーブはマジで一酸化炭素中毒が危ないよ!
Fate/stay night[Heaven's Feel]Ⅱ.lost butterfly
WATCHA4.5点
Filmarks4.4点
これなんてエロゲ!あ、フツーにエロゲだ!
テレビ版とは違い思い切ってエログロ蟲を怒涛の連打。映画だからできる表現がレベルの高い作画や音楽とともに押し寄せる。
物語的にはセイバーオルタvsバーサーカーしかバトルがないのに、2時間持たせる剛腕。まあ濡れ場で1度持ってけるとはいえ、これは凄いことですよ。
全員を救う英雄から桜だけの英雄になりたい士郎に変身する話でもあるので、これまでの士郎より人間味が増すし、戦闘が少ないので無理やり飛び出して怪我して怒られる士郎みたいなシーンもなく、イライラしない。また、あんま好きじゃないギルガメッシュも瞬殺なのでこれまたイライラしない。毎回ラスボスってわけじゃないのね。
大きくセイバー、凛ルートと舵を切ってるが故にオルタの仕様やらまだルールがよく分かんないとこもあるが、そのへんは3章を見てから。
Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song
WATCHA4.0点
Filmarks4.2点
あー、見てから書くまで時間かかっちゃたし、公開初日の朝イチで見て夜にはアニならメンバーでおしゃべりしたんでもう書かなくてもいいですか、だめですか、そうですか。
とにかく作画は間違いない。一級品でufotableの株は更に上がったといっていいだろう。大きな戦闘はバーサーカーオルタvs士郎、セイバーオルタvsライダー&士郎、凛vs桜、綺礼vs士郎とあるが、その中でも明らかにセイバーオルタ戦は別格。ライダーが縦横無尽に高速で移動するのを目で追いつくのがやっとなのに、確実に見えている。しかもその残像は美しく、しかし力強く印象に残る。ここまでのシリーズで散々な戦闘だったライダーがオルタ化したセイバーに勝つ説得力が必要なんですが、それを作画で完璧に持っていったと思います。
また、この戦闘はとどめを士郎が刺すわけですが、ここでの躊躇しなさも素晴らしい。全世界を救うヒーローである衛宮士郎であることを捨てて、悪い子の桜のヒーローになることを決めた本シリーズの士郎としては何一つ間違っていない、むしろ強烈に正しい行為なわけで、あそこで無駄に回想とかセリフとか挟まれなくて本当に良かったと思います。
ただまあ見ている途中はとにかく説得されたとはいえ、飲み込めないところも多々残って。やっぱり、基本構造となるバトルロワイヤル方式なのにルールが曖昧なのは気に入らないですね。そもそもギルガメッシュが参入してくるのも若干納得していないのに、ついぞ劇中で説明はなかったオルタ化という現象(しかもセイバーオルタとバーサーカーオルタの倒された時の消え方が違うという)、アヴェンジャーとかいう新しい概念の登場、ってか何体聖杯戦争に参加してるんだよ、蔵硯のHPどうなってんの、みたいなあたりが気になって。まあ途中イリヤによる説明のシーンも含めて、移動しながら説明みたいな、つまり桜や影の正体が何ぞやのところが必要とは言え話が止まるので、それがまた少しブレーキで。
トドメはラストですね。綺礼との死闘を経てのラストでよかったと思ったら士郎の復活。調べれば、「空の境界」の人物のおかげらしい。ここまでやって最後そういうのしちゃうのか、タイプムーンファン以外は祭りに参加できないのね、と思ってしまいました。勿論、この作品がスーパーすごいことが大前提ですよ。
正直に言えば、圧倒的な作画に騙されてはいるが、よく考えると、省略と怒涛の乱戦で見せる1、実は1戦しかないのにじっくり見せる2に対して、少し一本の映画としての強度が落ちた気がしました。