どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。
7月に見た旧作の話です。作品本数としては、12本。最近は映画の本数が減って、ハードディスクに保存されまくっていた2021春アニメ以降、ぐらいのアニメを見たり、手を付けていなかったドラマ群にちょこちょこ手を出したりしているので映画はまあまあって感じですね。このタイミングで一旦コナン映画の配信が終わるってことで残りを全部見るか!と思ったんですが、『紺碧の棺』と『絶海の探偵』の海2本立てが見終わりませんでした。アニメ映画も好きです、とか言っておいてこういう長寿シリーズちゃんと全部見たのが無かったからコナンは完走したかったが。そのうちくる次の配信の機会に。
豚の王
WATCHA3.0点
Filmarks3.1点
新感染のヨン・サンホ初期作。蝿の王でも犬王でもなく、豚の王。
かつて俺らはいじめられっ子だった。その頃から疎遠になっていた友人から電話がかかってきて久々に会って思い出話に花が咲く。その思い出話を全部回想で見せていく、結末になるどんでん返しとも呼べないような暴露は当人たちは知ってるしなぁでなるし、それによる狂気とかを示すには少し足りなかった。
とはいえ、韓国っぽい格差、いじめ描写は面白かった。あとなに?キャストヤンイクチュンだったの?
名探偵コナン 戦慄の楽譜
WATCHA4.0点
Filmarks3.8点
コナンくんを定義つける上で結構大事かもしれない要素が音痴。かのシャーロック・ホームズがバイオリンを嗜んだように。
早々の爆破で景気付けをした後は、今や懐かしさすら覚える連続殺人の犯人をしっかり探しつつ、ゲストヒロインに訪れる危機を乗り越え、クライマックスは爆破と暗殺。大体欲しいものがきちんと揃ってるし、かなり好み。無論、それ伏線って言わないよね、みたいなやりかたはあるんだけども、この方向でブラッシュアップしてほしかったなぁ。身内をクロースアップしててもこういう方向ではいけるはず
名探偵コナン 沈黙の15分
WATCHA3.0点
Filmarks3.0点
地下鉄と並行する高速道路のトンネルでの爆破事件から景気良く始まった…と思ったら舞台は雪山でのダム建設へ。田舎と公共事業の地獄が描かれるのかと思ったけど、トリックっぽいトリックもなく、割と大味なダム爆破系アクションに成り下がってた。
新一とコナンと鏡像にできるメガネを外すキャラとか、膨らませれば面白くなりそうなところが全て本の上で考えただけになってた
名探偵コナン 業火の向日葵
WATCHA3.0点
Filmarks2.9点
ゴッホのひまわりをめぐるアートミステリになりそうな気配はあったのにまるで機能しなかった。
序盤から登場する工藤新一は、怪盗キッドの予告状により全く効果を発揮しない。コナンくんが存在している段階で工藤新一は偽物であり、ではその工藤新一は誰なのか、というワクワク。そして怪盗キッドの予告状があった際に、一体誰に化けているのかというワクワク。この2つの引っ張れる要素が同時に死滅するのでどうしようもない。
明らかに多すぎるキャラも描ききれておらず、必要のない部分の多い作品だった。
かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-
WATCHA3.0点
Filmarks3.2点
成就した恋愛を語るほどつまらないものはないと四畳半タイムマシンブルースでは語られていたがその通りだ。
氷かぐやははっきり人間的な破綻であり、それを好きな人には弱いところも見せたい!とかいって開き直られても積み上げてきたキャラの魅力を破壊しているだけに思えた。そもそも、高度すぎる頭脳戦が馬鹿らしい上で、トリックスターな連中が掻き回すのが面白いので本筋の進展、とかいらないのだ。
マリグナント 凶暴な悪夢
WATCHA3.5点
Filmarks3.7点
悪性腫瘍。
夢で見たことが現実に起きてしまうホラー…の体をとった二重人格物かと思いきや、まさかの本当に後ろにくっついている双子の奇形児のパターン。いやーさすがジェームズ・ワン、変に動く人間は上手ね、などと思ったがアップグレードは盟友リー・ワネルだった。リーワネルジェームズワンクイズ難しい。
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
WATCHA4.0点
Filmarks4.0点
すずさんの物語に再度、いや、TBSドラマも含めれば再再度触れることに。
リンさん周りが強化されたおかげで、戦争の最中でもすずさんたちの恋愛ドラマとしての強度が増し、そしてそれは結局襲い来る8.6や8.15に向けての日常力が増すことになるし、誰しもに訪れる戦争という平等さの表現にもなる。
知っている展開が待っていることで視聴者にスリリングな後味を与える意味で、オリジナル版を見た後に見ることの減点は少ないはずだったのだが、オリジナル版を見た時の慟哭は再びは訪れなかったことは付け加えたい。
〈片隅〉たちと生きる 監督・片渕須直の仕事
WATCHA3.0点
Filmarks3.2点
さらにいくつもの片隅に、の製作に密着しただけでドキュメンタリー作品としては物足りない。片渕監督の異常性をもっと際立たせるようなものが見たかったというのが正直なところ
コラテラル
WATCHA3.5点
Filmarks3.6点
タマフルとアトロク、どっちの時期だったか忘れてしまった第1回トム・クルーズ総選挙第1位!なのに見てなかった!今やったらトップガンマーヴェリックが絶対に1位なのですごく貴重な企画だったことになるかも。
殺し屋トムクルーズに乗り込まれたタクシー運転手ジェイミー・フォックスが可哀想でならない映画だが、結構トムクルーズの殺し方が凄腕感が無くてつまんなかったり、ジェイミー・フォックスの腹のくくり方が雑でヴィンセントになりきるくだりの後でまたウジウジ言い出してなんだこいつって感じだった。
The Witch/魔女
WATCHA4.0点
Filmarks4.0点
舐めてた映画の舐めてたターンが非常に長いが、代わりにどんどんすごいアクションで戦ってくれるので後半のアゲで退屈だったかもしれん前半の記憶を改竄してくれる。
なんといっても主演となるキム・ダミの魅力がすごい。彼女の2面性の朴訥としてる方なんかはまんま映画の仕掛けとも言えるわけだが、それが十分すぎて気持ちよく騙される
カールじいさんの空飛ぶ家
WATCHA4.0点
Filmarks3.8点
長い連れ添いだった妻の死、彼女との証明である家を奪おうとする現代社会。
死別からの旅立ちができないカールじいさんは、ついに家ごと風船で飛び立っていく。
風船で空を飛ぶという大ハッタリをかましているおかげで、コミュニケーションを万全に取れる犬たちというのも嘘くさく見えなくなるから不思議。
老人が重い思いに別れを告げる物語としてよくできているとは思うが、家を飛ばした後は割と適当に着脱可能ジェットパックみたいな扱いだったのは残念。なんなら「無垢な子」と「無垢な犬」という手垢のつきすぎた連れ添いは無しでもっと家と括りついてる時大喜利をしながら内省世界に入って行ってもよかったかな
EXIT
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
毒ガステロで地面に降りられない中でどうしましょう!に対してボルダリング、クライミング的な技術で魅せていくすごく単純なエンタメ作品。
とても面白いとは思うが、主人公の親族一同のパートは正直まるまるいらなかったり、とにかく動きすぎて落ち着きのない印象も持った