どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。
5月に見た旧作の感想です。MCUの追いついたのと…と、何だ?特に並ぶアレもない雑多な皆さんです。PSYCHO-PASS、ザ・プレイヤーは予習ですね。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
凹んでるピーター・クイルにクリスマスプレゼントで地球の英雄ケビン・ベーコンをプレゼントしよう!という酔っ払って考えたとしか思えない企画だけど、最高である。グルートが可愛くて仕方ない。
いやぁ明日です。ガーディアンズVol.3。いざ。
マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト
WATCHA4.0点
Filmarks3.9点
かつてのユニバーサルモンスター映画達への敬意を感じる(感じるとか言いつつフランケンシュタインと透明人間ぐらいしか見てねえか)モノクロで描かれるハンターの家督争い。マンシングを助けたい狼男と出奔していた娘のタッグになる。ダークユニバースはマーベル、そしてそのうちDCで実現するのかな
60分でビシッとまとめている上に、流石マイケル・ジアッチーノ、音が大変しっかり怖く出来ている。マンハント系の楽しさをもっと見たかった気もするが、マーベルなのにちゃんと腕切ったり血が飛ぶのでジャンルの広がりを感じる。
ザ・ハント
WATCHA4.0点
Filmarks4.0点
これは面白かった!
人間狩りの話ではあるのだが、まずは誰が主人公なんだよ、というツイストで入り、途中からの無双っぷりはジャンルムービーとして極上。富裕層が低所得層を集めて人間狩り、既得権益側が仕掛けるというのは定番ではあるが、それがリベラル層で保守層が狩られる側というのは新しい。
そうは言ってもリベラルが純粋悪でもなく、SNS時代のポストトゥルース的な、事実よりも風評という世間を風刺したものであり、良くできている。
と思ったら、監督がメアオブイーストタウンの人!なるほど!
ザ・プレイヤー
WATCHA3.5点
Filmarks3.6点
ハリウッドを皮肉った、脚本家もそりゃストライキするわ、なーんて現在進行形のものにも思いを馳せながらの鑑賞に。どんな話かは、最後にまとめて教えてくれるんだけど、うーん結構スロースターターな上に最後のそこで盛り上がるまでいいぞ!とはならなかった。ミステリーとして始まったんだしミステリーでやって欲しかった、かな。いや、そこを皮肉ってるのはわかるんだが。だったら実名で役者が出てきて、をやっちゃダメでは
蒲田前奏曲
WATCHA3.5点
Filmarks3.4点
1人の女優をテーマに4つのオムニバス短編の映画。
1本目、中川龍太郎監督作品はマチ子の紹介と弟にできた彼女に対する嫉妬、彼女と言う人間の底意地の悪さを炙り出す。
2本目、穐山茉由監督作品は大学の同期との集まり。なんでも話してるよね、なーんて言いつつ心の底で見下しあってる5人。さすが、伊藤沙莉が抜群に飛び出してくる中で、中間とも浮いた位置とも言えるところからこの年代の女性が直面するものを浮かび上がらせる。
3本目、安川有果監督作品は辛辣。MeTooを題材にした映画製作のオーディションがかえってセクハラじみている業界に対する批判というか、流行ってるから乗っかるだけで本当には考えてないやつへの鉄槌でもある。
4本目、渡辺紘文監督作品は異質というか。オムニバス映画でその構造を自己言及的に否定しつつ、それがしっかり作品の色になっているという不思議。マチ子の不在が周縁をなぞりながら描くことでもあり、結果的にこれはその前の3編への批評にもなっている。だいたい、どう見ても演技素人がたくさんカメラを向けられて長回しされているのにこの画面の持ち方は一体なんなんだ
わたしは光をにぎっている
WATCHA3.5点
Filmarks3.7点
松本穂香、上京物語。
居候することになった光石研の営む銭湯、そしてその銭湯の息づく葛飾の街。彼女の故郷も含めて、移り行く時代の中での再開発の物語。気にしていないと場所は守れないし、街は変わっていく。だから変わらないことを選ぶのか、自分も一緒に変わっていくのか。本当に再開発される街でドキュメンタリーチックに映した街の記録でもある。
動き出すまですごい時間がかかった印象はあるが、終わり方がとても好きだった
ノッティングヒルの恋人
WATCHA3.0点
Filmarks3.1点
イギリス、ノッティングヒルの旅行専門の書店を営む男性とハリウッド女優の恋物語。まあジュリア・ロバーツが魅了しまくる、以外には何もなかった。ラブコメとかロマコメに至らない王道だとどうして引っかからない私の感度の問題だろう。
全体的に「めぐり逢えたら」みたいに、この恋自体を肯定していいのかわからん感じの出会いとかなのに、割と良きものです、この恋こそ最高です、な空気感がもう無反応。ローマの休日が強すぎんのよ
PSYCHO-PASS 3 FIRST INSPECTOR
WATCHA3.0点
Filmarks3.0点
PSYCHO-PASSが何をもってPSYCHO-PASSというシリーズなのか、色々考えざるを得なくなる。シビュラがそれなのか、常守朱なのか、狡噛なのか、それとも槙島なのか。
少なくとも、テレビシリーズから続いたこの「3」はその片鱗を感じることはできなかったように思えた。いや多分槙島さんが好きすぎるだけな気もする。
公安局のビルの占拠、ドミネーターや通信が使えない、というシチュエーションになったことで犯罪係数とかそんなん関係ないただのつまんないダイハード的な何かになってしまってるというか。終わり方含めて、あー繋ぎだったのかな、と思ってしまった
佐々木、イン、マイマイン
WATCHA4.0点
Filmarks4.1点
あの頃、僕らには「佐々木」がいた。
すっかり上京したけどうまくいっていない俳優役の藤原季節。別れたけど萩原みのりと同棲続行中。うっかり高校の同級生に出会ったことで「佐々木」のことを思い出す。コールをされれば、全裸になっちゃう陽気な道化役だった佐々木。でも振り返っていけば、あいつの色んな一言が今の自分に繋がってる。自分をもう一度思い出し、前に進めさせる、そんな映画。横道世之介を思い出すし、ホモソーシャルな感じを経ての今、という意味ではくれなずめも想起する。
何より俳優陣は凄い。出てきて瞬間に理解させる河合優実がまたも絶品かと思えば彼女のターンが終わったら見せ場のやってくる萩原みのりもまたも最高。だが、中心となる佐々木役の細川岳さんよ!ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいの鱈山さんだと???すご!ぜんぜんわかんねえ!
とまあ色々述べては見たが、自分にとっての佐々木はまだ思いつかなかった。まだ大人じゃないのかもしれない。
いつか晴れた日に
WATCHA3.0点
Filmarks3.2点
若草物語の匂いをさせたまま終わった感じ。無論、この時代を考えればこうなのは分かるが2023年の現在これを見てもシンプルな貧しいながらも恋した女性たちをこんな扱いするなんて男ひどーいをやっておいて結局恋愛だけで決着するあたりちょっとなぁ、というモヤモヤを感じずにはいられなかった。これでハッピーエンドです!やったー!は違うんじゃなかろうか…
名探偵コナン 漆黒の追跡者
WATCHA3.5点
Filmarks3.7点
今年のコナンに持ってる残念な感じはかつて見たこの作品が好みだったからだったのかな、と久しぶりに見て思った。
フツーの殺人事件を調べているんだけど、それが黒の組織に絡んでいって事件は事件でやりつつ、コナン映画としての派手さと地道な聞き込みをするミステリとしての部分のバランスを持っている。この映画が万事オッケーな作品ではないが、いやこのバランスで研ぎ澄ませて欲しかったなぁ
存在のない子供たち
WATCHA4.0点
Filmarks3.9点
両親を訴えたい。僕を産んだ罪で。
こんなことを言わせた段階で社会は敗北している。その上で、この映画はじゃあどう敗北してるんですか?を淡々と見せてくれる。
絶望的な状況が次々描かれる中で彼の遊園地でのちょっとした抵抗は笑えるんだけど、もうそういうアイロニーの段階は超えていく。
そこまで事態は進行して、いよいよ少年は事件を起こすのだが、その段になって両親はまだ自分たちと少年が親子の関係で規定されていると信じ込んでいる。実際には、彼の中では加害者被害者の関係性へと変化しているのに。
羊とオオカミの恋と殺人
WATCHA3.0点
Filmarks2.9点
もう死のうと思っていた黒須は、偶然見つけた覗き穴から隣人宮市の部屋を覗く。覗けた光景は彼女の殺人模様だった。
そんな彼女だけど好きになっちゃった、あーんど好きになってくれる、みたいなラブコメチック。序盤は黒須のモノローグが滑ってるギャグみたいな演出でイラっとはするのだが、問題は途中から。殺しているところを見て好きになったのに殺してほしくないとかコントロールしようとしだして、そこにハーレムの主人公的な鈍感力がつくのでこの主人公によってもたらされる関係性の理想がちっとも思い入れできない。
関係性的には、吸血鬼ものに近いのだが、極めて甘い都合の良い女に終始して、ジャンル映画の良いところを全潰ししてしまった。結局何の取り柄もない自分が美女と秘密共有して惚れられて何の努力もしない。欲望だけ
ホテル・ムンバイ
WATCHA4.0点
Filmarks4.2点
ムンバイで発生した同時多発テロの中で占拠された五つ星ホテル。訪れていた観光客、ホテルのスタッフ、実行犯などの視点を見せながらリアルに戦場に自分もいるかのような緊張感で見せ続ける。そこを開けたらヤバいよ、とかそこでバレたらヤバいよ、というサスペンスが山積みな上で、人を救うことに注力しているホテル従業員たちが逞しい。
ヒロイックにすぎる感はあるが、それはお客が神としてきたホテルとアッラーの他に神は無しとしてきたテロ犯との「教育」という観点からの対比になってるように思えた。
GOAL!2 ヨーロッパ・チャンピオンへの挑戦
WATCHA3.0点
Filmarks2.9点
すごい映画だった…
レアル・マドリードに移籍したんだけど、レアル・マドリードである意味はまったく無くて主題になってるチャンピオンズリーグの説明もろくに無い上に特に困難なく出れば活躍する。私生活で弟と名乗る少年がが主人公のクルマを盗んで派手に事故った上でその罪を主人公が被るエクストリーム展開があったりはするが、プライベートの問題は基本的にピッチに影響が出てないのでストーリーとして下手くそ。
ってジャウマ・コレット=セラだと!?こんな仕事してたんかい、というか彼でこのレベルの仕事をしてしまうのか。初期とはいえ…
以下サッカーファンの戯言。
日本にレアル来てるけどヴェルディに負けた時やんけ!映像はジュビィくんがいるからvs磐田だな。
でまあこんな移籍はおかしい!とかそういうのはまああるが、オーウェンとトレードで怒るニューカッスルファンはどの程度だろう。
不調のエースギャバン・ハリスは500万ポンドの移籍金。破格の安さじゃねぇか、桁が足りないぞ。
っていうか、マドリーに移籍したのにCLローゼンボリ、CLオリンピアコス、CLリヨンにリーガバレンシアってなんだよその対戦相手のチョイス!!クラシコやれよ!