どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。
2019年夏アニメを最後に感想がずーっと途切れていたテレビアニメの感想をしっかり挙げていきます。これまでのもちゃんと下書きに入っているので、ちゃんと出しますが、取り敢えず直近のを。
鑑賞作品は以下の通り。すっかり灰燼に帰しているレギュレーションに従うと、ひぐらしと呪術は2クールなので最新話まで見ていますが、次クールで。「憂国のモリアーティ」は分割2クールの為、ここでカウント。後半は春アニメとして扱います。
また、アニメの感想を書かないうちにFilmarksにもアニメ記録が登場しました。一応点数は併記しておきますが、過去作とぶれてしまうので点数は同じ0.5刻みとなっております。感想は高得点順となっております。
- アクダマドライブ
- アサルトリリィBOUQUET
- いわかける!- Sport Climbing Girls -
- おちこぼれフルーツタルト
- くまクマ熊ベアー
- ゴールデンカムイ(第3期)
- ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-
- レヱル・ロマネスク
- 安達としまむら
- 池袋ウエストゲートパーク
- 神様になった日
- 体操ザムライ
- 魔王城でおやすみ
- 魔女の旅々
- 魔法科高校の劣等生 来訪者編
- 無能なナナ
- 憂国のモリアーティ
という訳で17本の感想になります。多いな、そして「魔」の多いことよ。
ゴールデンカムイ第3期
WATCHA4.5点
Filmarks4.5点
時は来た、それだけだ。
最高のエンターテインメントだった。
序盤は移動しながらもむさ苦しいサウナやら殴り合いやらのバカバカしさ、段々と分かってくるキロランケとウイルクの過去、そしてついに合流。
物語は何も終わってないどころか、網走監獄の状態に戻っただけなのに満足感が凄まじい。
月島、谷垣、鯉登たちも最高だし、尾形、お前は何者なんだ。
アクダマドライブ
WATCHA4.5点
Filmarks4.5点
ダンガンロンパチームが送る7人のアクダマ。
ブレードランナーです!って感じのカンサイとそれを統治するカントウの存在を軸にとにかく世界観設定が良かった。
各話が映画のタイトルだが、シャイニングなんかはマジでそのまんまのオマージュもあり、映画ファンにも嬉しい。
カントウの実情や供物の中身などちょこちょことサプライズはあるが、本筋はしっかりしたサイバーパンク的なノワールで、暴力も容赦ない。
最終的には善悪の判断基準を外部化せず、自分の意思で一般人から詐欺師になった、役柄を得る物語だった。
魔王城でおやすみ
WATCHA4.0点
Filmarks4.0点
魔王に攫われて魔王城にて人質となったスヤリス姫が、人質であることを忘れて快眠に没頭する。
魔物たちや魔王城のギミック、アイテムを駆使して寝具や睡眠環境を向上させていく様は面白いが、これは1クールもつの?と思っていたらなるほど、マップを広げたりして見事に持たせてきた。
魔族と人間の対立の必要性に踏み込むかな?と思ったがそこは浅めに。「えんどろ〜」のような役割からの解放よりも、役割演技を優先させた終わり方だった。どんどん新キャラを投入しながらネタを持続させられるなら2期があっても安心して見ていられるはず。
無能なナナ
WATCHA4.0点
Filmarks4.0点
第1話時点で主人公と思われた下野さんのキャラが死に、中島ではなくナナが主人公のデスゲームだったという衝撃。無能力者がどうやって能力者を殺していくのかの面白さで、ガンガン強能力が出てくる楽しさがある。
一方で、当然1クールで決着がつくわけもない中でみちるとナナの関係性に着目すると綺麗に物語が終わってもいるので満足だ。
憂国のモリアーティ
WATCHA4.0点
Filmarks4.0点
ミステリにおける後期クイーン問題にまた違うパターンから応える内容になりそう…だった。
ホームズを探偵に置きつつ、主役をモリアーティにする事でピカレスクロマン的であり、真実は常に計画として提示される倒叙に近い設定。探偵は批評家に過ぎないのだ。
と思っていたら、最終章は探偵者になったし、ラストでマイクロフト登場でスパイアクションとかの匂いもしてきた。
分割2クールなので何とも言えないが。
魔女の旅々
WATCHA4.0点
Filmarks4.0点
やたら自己評価の高い魔女イレイナが幼い頃に読んだ本を見本に魔女になり、そして世界中を旅する物語。一本に筋が通っている、というよりは幅の広い物語を楽しむ連作短編の印象。
母→ふたりの師匠→イレイナ→サヤ、アムネシア…と教え伝える縦の関係が愛を感じる。ヤバめな愛が多めだが。
ちなみに黒沢ともよさんの一人称「ボク」はこのクールで他にもいましたね
アサルトリリィ BOUQUET
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
登場人物が多すぎて覚えられねぇ!!と思っていたら最終話までちゃんと名前出してくれるし、結構説明が多いので巨大な化け物(ヒュージ)と戦う少女たち、という設定さえ飲み込めれば割と楽しく見てられる。
明らかに攻略対象的な存在であるゆゆ様がりりの手にかかってどんどんとポンコツになっていくのは大変楽しいが、かといってその2人にフォーカスせずにそれぞれのキャラも立っていた。
シャフト感はなかったなー
おちこぼれフルーツタルト
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
安心安全のきらら産アイドルアニメ…あれっ!?
きららなのになんか結構下ネタ多いし、金金金言ってる。あと変態。の割にはやっぱりきららなので都合よく進む。
最後のライブの曲はオリジナル曲で締めてほしかったが、東小金井という微妙(?)な聖地を盛り上げるご当地アイドルとしては悪くない。
体操ザムライ
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
かつてお家芸だった体操が低迷している時期の日本。ベテランのジョーが引退表明会見する1話から始まり、彼の復活を描く。
MAPPAのオリジナルスポーツアニメとなるとユーリとの比較は免れないが、ユーリとは違い若者への継承よりもやりきる強さを描いた感じ。支える周囲、っていうかレイチェルは健気で素晴らしかった。
外の文脈で見れば、白井健三なんかが台頭している現在の内村航平へのエールにも見える。
ただ、思ったより体操しなかったのと、鉄棒の練習シーンばかりなのに個人総合で優勝ちゃうのはどうかな、と。種目別だってメダルはあるじゃないか
いわかける-Sport Cimbimg Girls-
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
オリンピックでのスポーツクライミング躍進に重ねる予定だったと思われるだけにちょっと可哀想。
作品としては女子高生×クライミングの初めてものだが、ゆるいタイプではなくしっかりスポ根しているし、ライバルはしっかりキャラ立てながら出来てたとは思う。大きな目的である団体一位とか、くるくるすーとの対決とかがかなり駆け足になってしまった最終話は少し残念。構成頑張って欲しかった。
隼がねー。オタクがジャンルを殺す典型ムーブしてたましたね。
あと、アニメでクライミングをやる意味として、壁を透過したり、上からだったりと実写でできないカメラワークが重要だが、そこを押さえていたのは評価できる。一方で、それしかできないことをしっかり考えた「のぼる小寺さん」に対して優れていたかと言われると…
くま クマ 熊 ベアー
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
異世界転生して無双するだけの話で、正直好きなタイプじゃないのだが、割と後半はカウチポテトとして重宝した。最初っから強いのはね、創意工夫が無いから好きじゃない。
食いたいものを食えるってのは大事だけど、異世界で味噌汁とかねぇ…笑
安達としまむら
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
これは百合…ではないと思う。
人との距離感の詰め方を知らなかった安達が依存していく様子と、逆に切り方を覚え始めていた島村がそれにどう対処していくか、という感じに見えた。百合にしてはどこか中年のおっさんが考えたかのような振る舞いが出てきてがっかりしたんですよー。
あと、宇宙人ことヤシロは最後までよく分からんかった
池袋ウエストゲートパーク
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
往年の名作をアニメで甦らせる。その試みは消化不良の感じで幕を閉じた。
ヤクザが牛耳って、その下で実際の支配はギャング的な集団Gボーイズが行ってる構図は現代の池袋のイメージとあまり近くない。結局現代においては、そこのファンタジーと公権力との間で悩んでた結果が最終章のイマイチな感じか。
不法移民とか、風俗、脱法ドラッグなど今日的な課題を取り入れてはいた。
レヱル・ロマネスク
WATCHA3.0点
Filmarks3.0点
電車の擬人化ショートアニメ。別に語るべき筋もなく、そんなに説明されないので彼女たちの作る宣伝商品も特にひっかからない。まあクロスメディア展開してキャラ人気を狙うパターンなんだろう
魔法科高校の劣等生 来訪者編
WATCHA3.0点
Filmarks3.0点
劇場版の前日譚。劇場版をそんなに覚えてないけど…
レオが最初にやられてしまうが、結構チーム戦になっててそれぞれのキャラクターに見せ場があると聞こえはいいが、この作品にそれを求めているのか、と言われると何とも言えない。そこ描くんだったら優等生側の活躍も欲しいんだよなぁ…
バトル自体も相変わらず見せ方が下手だし、説明が多い。
と思っていたら最終話でお兄様すごいを連発してた。いや見せ方は下手だけど!!
ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-Rhyme Anima-
WATCHA2.5点
Filmarks2.5点
大人気コンテンツのアニメ化だが、期待に遠く及ばず。
刀狩されてヒプノシスマイクのみが攻撃手段となった世界で、違法マイクとかパワーワードに笑っていられたのは序盤まで。日常の道具が凶器になるのにスルーされ、あまつさえ爆弾とか出てきて世界観設定がぐちゃぐちゃ。
ラップシーンの見せ方は面白いと思うが、ラップバトルといいながら、主要人物が先制攻撃して反撃されずに倒す「バトル」とは言えない展開が各グループ2回りもあってげんなりである。
あげくに中王区と戦うでもなく終わる姿勢にはがっかりしたと言わざるを得ない。
神様になった日
WATCHA2.0点
Filmarks2.0点
話を広げるのに随分と時間をかけて野球回、麻雀回、ラーメン回と日常のものをやってキャラを深掘りしたのに彼らとひなの関係性はおいていかれた。
特に11話の陽太の振る舞いには辟易して、それが最終話でも継続してしまった。少女、しかも病気で脳萎縮までしている子の好きを利用するかのような「僕が好き」の押し付けはひどい。「二人ノ世界」を見て病や障害との向き合いをしっかり描けるようにして欲しい。