どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。
SAOの映画を見てきました。うーん、ブログに書くほどの感想を持って帰ってこれなかったように思えたんですけど、一応ね。えー、アニメ第1期の14話か15話目だったかな、「帰還」までしか見てません。
WATCHA3.5点
Filmarks3.4点
（以下ネタバレあり）
1.リメイク？リブート？パラレル？
最後まで見ていてわからなかったのは、この作品の位置づけ。
一度やっているものをやり直すこと自体は分かるんです。っていうか、名作であれば定期的になんか作ったりして入り口を広げなおさないと、もう追いつけないよ、っていうことはままありますし。実際、私SAO追い切れてないし。
なんですけど、勘違いしちゃって、アインクラッド編をアスナの視点で描きなおすと聞いてアインクラッド編までは再放送でやってたのを録画で見てたわけですが、そうか第1層クリアまでだったんですね、と。そうなると、中途半端に知ってるが故に違うところが気になってしまって。リメイクというより、歴史を書き換えるタイプのリブートなのか、あるいはパラレルワールド的な扱いなのか、うん、正直言って困っております。
まあ一番違和感あるのは、そりゃオリジナルキャラ？水瀬いのり演じるミトの存在が重くなればなるほど、ん？じゃあ本編と同期しなくね、みたいになりますよねー。あと、アスナさんデレすぎに見えませんか？1層って、あの昼寝してごらんみたいなやつより前ですよね。いや、主観が変わっているので、もうあの時からデレてたんです、で構わないっちゃ構わないんですけど。
2.にしてもキリトさん
一番気になったのは、話がダレるというか、緊張が切れるんですよね。OVA3話連続放映を見た気がするという感じ。各話のピークがあってから、各話の冒頭で一回クールダウンしてる、みたいな。
というのも、明確に前半と後半で軸が全く違うんですよね。最初はアスナとミトの関係にフィーチャーしていたのに、そんなに強くないイベントで離脱しちゃってからは、アスナとキリトの関係になってしまう。いや、アスナ中心で再構成だからそれでいいのかもしれないですが、それだとしたらゴールは第1層の突破じゃないと思うんですよね。キリトとの話は始まったばかりだし、ミトと大きく関わり方が変わった感じもしなかったし、うーん。
あと、序盤に思っちゃったのが、結局SAOってキリトの物語なんでしょ、っていう先入観があるせいもあるんですが、アスナが凄いと思うミトっていう関係はどうせミトより凄いキリトで上書きされちゃうのが分かってる訳ですよね。なんていうか、それってただの礼賛を見てるだけと申しましょうか。気分的には「魔法科高校の優等生」見てる時の気分ですね。深雪すごーい、でもお兄様はもっとすごーい、みたいな。うーんそれ映画館で見せられてもなぁ。
っていうことで、キリトさんのことを排除しちゃってアスナとミトの物語だけにしてくれた方が一本筋が通った話になった気がしました。
