抹茶飲んでからマラカス鳴らす

見た映画、読んだ本、見たアニメ。そんな話を中心に。。。

7-9月に見た過去作の記録

腰が痛くて書きためた奴から放出です。

 U-NEXTからもう1ヶ月無料のメールが来て再加入したり、DVDを見る時間をとれたりと19本見れました。でも頭空っぽでヒャッハー楽しい!!ってのがパシリムだけだし、カタルシス凄いのもインターステラぐらいであとは暗いのが多すぎ!人死にすぎ!見てて辛いのにノワールに偏っていることを反省して年末に向けては、頭空っぽで楽しめる映画を見て生きていこうと思います。

 リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード

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Filmarks3.9点

WATCHA4.0点

 アニメ版を見た上で。シャイニーロッドがかなり便利アイテムになり、アッコは更に頑固で我儘で独善的。スーシィとロッテの方から助けに来てくれる展開はややご都合的だったけど、アマンダ・ヤスミンカ・コンスの3人組も大活躍。登場人物全員のキャラクターをしっかりと掴ませる演出も巧み。何よりの魅力、TRIGGER作画も鉄板。

 でも、煽るだけ煽って失敗したらアーシュラ先生はどう責任を取る気だったのだろう…

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

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Filmarks3.6点

WATCHA3.5点

 相変らず画的なカロリーが高い。人がディセプティコンに勝つパターンはサムがやれば十分だし、今回も米軍と義勇兵と混ざって、どの人間がなんのために行動しているのかごちゃごちゃに。無理矢理アメリカ人&アメリカ軍すげー展開のためにオプティマスはこんがらがり、オートボットは降伏したように見える。センチネル周りは良かったと思うけど、敵がディセプティコン一辺倒でどんどん派手にしていくだけなので、この先が思いやられる。

 っていうかそこまでディセプティコンを倒した米軍スゲーをやりたいかもしれないけど、その事態を招くオートボット追放とかいう馬鹿な決断したのもアメリカ議会だからな。テロリストの要求には屈しないのにディセプティコンは嘘ついてないと思うとかバカ丸出し。そして、就活もアフリカの動物映像もビル上り下りもちぎられただけのうさぎの脚も必要のない両親の登場もいらん。

トランスフォーマー/ロストエイジ

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Filmarks3.5点

WATCHA3.5点

 前回よりもさらに画がうるさく、そして物体が大きく、風呂敷も大きくなっていい加減こういう店だと諦めが付くようになった。それにしたって、カーチェイス的なシーンは多すぎるし、発明家の主人公は明らかに凡人じゃないアクションしちゃってる。今までのは確かにオートボットが地球にきたせいで起きたマッチポンプ感が無かったとは言わないが、今回のCIAとKIS社は流石に酷い。君らのせいで地球滅ぼしかけてるぞ、マジで。あと5体+チームダイナソーしかいないのに見せ場の振り方が偏りすぎ。サムライさんとかもっと活躍させてあげたい。

 本当はポストシカゴのアメリカのオートボットに対する酷すぎる決定をシカゴにいた連中やサムが黙って見ているはずがないだとか、色々文句もあるけど、そういうの野暮じゃん、このシリーズ。だから点数の付け方がイマイチわかんないんだよね、正直。

LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標

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Filmarks4.2点

WATCHA4.0点

 ハードボイルドでレイモンド・チャンドラーを感じさせるルパンシリーズ。ある種定番の政府絡みの大きな話、そしてガンマンとしてのプライドがぶつかり合う次元と奥崎。あんな簡単に視神経と無線での監視カメラ映像をリンクさせられるのか、とかいうのは野暮か。わざわざ前後編にしてOP,EDもつけ後編の冒頭は前編のおさらい。ここは無理矢理尺を稼いでいると言えるが、それだけ本編がシャープにまとまっているとも言える。五ェ門や銭形のとっつぁんとの絡み、激しいアクションが減ればここまでしゅっとまとめられるんですね。しっかし、次元大介、かっこいい男である。

そこのみにて光輝く

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Filmarks3.7点

WATCHA3.5点

 あまりに救いの無いラブストーリー。保護司の立場を利用し、拓児の仮釈放と引き替えに千夏と肉体関係を強要する中島は、結局刺されたものの死んでいないし、その罪のために拓児、ひいては大城家の幸せも離れていってしまった。嗚呼無情。

 ただその拓児の演技をした菅田将暉さんの野犬っぷりは最高だった。この頃から菅田将暉無双は始まっていたんですな…

 きみはいい子

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Filmarks3.6点

WATCHA3.5点

 3つの話が交錯するのかと思いきや、割とそれぞれの世界で完結したのでそこは意外ではあったがマイナスではない。マイナスなのは、一見良いシーンに見える高良健吾演じる教師の宿題の場面。虐待の疑いがある子がいるのに、家族に抱き締めてもらうという宿題は実に酷であり、しかも対象の子どもに絶対にすると約束させてしまい、案の定翌日は欠席。結局、子どもに優しくすることで、子どももまた優しく接してくれる事を実家で学んで成長したように見えて、配慮すべきことを何もできていない教師の自己満足に過ぎない課題を与えているわけです。しかも、この宿題の感想を児童それぞれが述べるシーンで教室はまとまっていくように見えますが、いじめはどうにもなってないし、学級崩壊も止まったわけではない。そんなわけで、あまり乗れませんでした…

 この手のものはあまり合わないのかもしれません・・・

心が叫びたがってるんだ

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Filmarks4.5点

WATCHA4.5点

 夏休みに実写が公開された作品のアニメ版ですね。自縄自縛していた鳴瀬順が解放されるまでの物語として非常に良く出来ていたと思います。明らかに自分も本当は被害者なのに、加害者として自分を責め続けて喋れなくなった順が拓実との交流を通して感情を表現していく様子がしっかりと記されていましたし、ふれ交にむけてのクラスの空気感、そして徐々に纏まっていく感じもリアルでした。まあ、あそこまで焚きつけて当日バックれてるのに無駄にしたくないってだけで頑張るクラスメイトたちばっかで順は恵まれてるね、とは思いますが。喋るとお腹が痛くなる表現や順の内面表現、卵の描写などアニメならではの表現がうまく使われていたので実写だとどうなるのだろうか。

八日目の蝉

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Filmarks3.5点

WATCHA3.5点

 うーん。思ったほどは。井上真央の薄幸さは木村多江を継げると思うし(白ゆき姫殺人事件で思った)永作博美は美しかった。

 ただ、誘拐されていた時の足跡を辿りながら、お腹の子に対しての想いを強めていく過程自体は、母というものの概念としてやはり実母ではなく誘拐犯の方を捉えてることになる。台詞自体もそちらに重なる部分が多い。まあ0~4歳を過ごしてしまうとそうなるものだとは思うが。どうすればあなたに好かれるの!?と叫んだ実母の気持ちを考えるとなかなかに哀しいものである。実母自体も自業自得な部分がないとは言えないが。

 あ、一番悪いのは平気な顔して金渡そうとしてた父親、てめえだぞ。

羊たちの沈黙

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Filmarks4.3点

WATCHA4.5点

 一応生皮剥がしの犯人を追っているミステリの体を取っているが、我々が謎を解きうる要素はなく、追い詰めること及びその過程のレクター博士との対話がメインのサスペンスといった方が良いだろう。

 なんと言っても特筆すべきはレクター博士。十分に異常な本件の犯人が霞む異常性と圧倒的な知力の差を見せつけてくる怪演。

 また、真犯人宅への潜入シーンはかなりスリリングで思わず息をのむ。

 これを傑作と呼ばずに何を呼ぶ!感はある。が、レクター博士のヒント付きとはいえ、訓練生がちょちょいと捜査してたどり着ける真犯人を捕まえられない警察&FBIは何してんのよ、とは思う。

マジカル・ガール

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Filmarks3.5点

WATCHA3.5点

 余白が広すぎて、我々の想像力を流石に酷使しすぎでは。ダミアンとバルバラの過去に何があったのか、そこはもう少し明白にしてくれないとダミアンがバルバラに魅せられて堕ちていく理由がわからん。トカゲ部屋のくだり程度のヒントさえあれば分かるんだけど。(止めるためのキーワードが無いからやられっぱなしとか)

 結局は、マジカル・ガールになりたいアリシアのために頑張るルイスの話と見せかけた、マジカル・ガールだったバルバラに魅せられたダミアンというファムファタールものということなんだけど、ダミアンも自分の飲んでたワインのコップの指紋だけ拭き取って素手で扉を押すとか、意味の分からない行動しているし、あのステッキに焦る理由はないのだから(いくら白血病とはいえ)、バルバラは期限の交渉をしなさいよ、とツッコミをいれたくなる。いずれにしても、良作と聞いて期待していたのでやや残念。

インターステラー

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Filmarls4.4点

WATCHA4.5点

 ダンケルクの予習でノーラン作品を。

 前半のアメリカ農場家族シーンいらねぇとか思ってスイマセン。現状をコチラに理解させて、かつ家族の絆を示して後に効かせるフックかと思いきや、めちゃくちゃ地球を救う鍵でした。マット・デイモンは宇宙でジャガイモ育てずに、ゲス野郎に(オデッセイの方が後ですが)。窮地を脱したと思ったらアルマゲドン!で終わるかと思いきや、そこから五次元空間の話に。でもしっかり前半と宇宙船内の会話で前振りできてるから、問題なし。オデッセイでも感じた専門用語をあえて説明しないことでSFなのに現実に起こりうる感じをだしていることに成功している。いやーほんとにお見事。よく出来ている。

パシフィック・リム

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Filmarks3.5点

WATCHA3.5点

 2人で乗って、その二人の絆が大事ということで親子や兄弟だった。その前置きでほぼ初見のマコとローリーがコンビを組んで失敗。ここまでは分かる。でも2人が親交や愛情を重ねる描写もなく、失敗の原因となったマコが過去に囚われているために神経同調が安定しない問題の解決を全く描かないままに活躍を始めてしまっている。どうせなら、エヴァの「瞬間、心重ねて」ばりの特訓描写をしてくれ。そうすれば説得力100倍で4.5級まで評価は跳ね上がりなんだ!

 電磁波攻撃で全部ダウン!とか言ってるのにヘリが動いていたり、細かいところも気にしていない。怪獣とロボでヒャッハーだからこの点数はあげれるが…2がやや不安。

 2こそは良い点をつけたいんだ!つけさせてくれ!と思ってたら、2はデルトロ降板してるのか。彼の日本特撮への造形の深さが一つの良さになって出てただけに吉と出るか凶と出るか。

ゴーン・ガール

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Filmarks4.9点

WATCHA5.0点

 批判するところがなかなか見つからない怖ーい話。結婚は人生の墓場だ、とはよく言ったものだが、本当に墓場であり、かつ墓場の寸前で役割演技をしつづけ出来なくなったら墓場に突き落とすよ?という恐怖。割と雑に感じる後半の作戦も、女性捜査官からFBIに捜査の手が移った時点で逃げ切れるだろう、と割り切れる。

 冒頭の相手の頭蓋骨を開いて頭脳を知りたい、何を考えている?という甘い夫婦生活を述べているように思えたナレーションが地獄に聞こえるラスト。ほんっとに恐ろしい。

マネーモンスター

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Filmarks3.5点

WATCHA3.5点

 生放送中に起った立てこもり事件を通して、大暴落した新興企業株のからくりを探っていく本作。序盤はいつ爆弾が爆発するかのハラハラ感がストーリーを支え、爆弾が粘土だと明らかになった後は、ストックホルム症候群のような奇妙な共犯関係から悪事を暴く流れになり、ハラハラ感はなくなるものの、カタルシスが生まれていく。ただ、問題の会社の広報担当のくせに、色んな情報にアクセスできすぎてたり、TV局が手配できるレベルのハッカーが有能すぎたりと、ちょい気になる部分も。

 本質的には、事件の最中は全ての局がこの事件を報道し、聴衆を釘付けにする中、事件が解決するとなると、テレビの前から視聴者は消えて、事件を元にした雑コラが量産される、この辺の風刺を描きたかったのかも。

渇き。

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Filmarks3.6点

WATCHA3.5点

 ファムファタールノワール水原希子より出会う男、というか人全て狂わせるガールを小松菜奈が完璧に演じていた(水原さんほう見てないけど)。

 ハードボイルドを勘違いしたようなチープなオープニングや、基本アル中で自己中な親父が全員狂ってる相手にポップな感じとは言え、殴り殴られ殺し合いなので、どうしても画面が汚くなりがちな点は減点対象か。っていうか役所広司さん不死身すぎる。

 機嫌の悪い橋本愛を見れたのは5億点ですけどね笑。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語

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Filmarks4.1点

WATCHA4.0点

 まどかが概念化し、魔獣と戦う世界に移行したはずなのに、まどか含めた魔法少女がナイトメアと戦っている。平行世界の話かと思いきや、ほむらが違和感を覚える。この時点で、割とこれがほむらの作り出した世界だということがわかってしまうと思う。さやかが言及する魔女の存在とほむらにしかまどかの記憶がないことから。それに、マミさん喰ったやつがそのままペットになってるとか可笑しいし。

 だが、ここでほむらがまどかの思いを無にしない為に(キュウベえが円環の理に干渉できないように)救われない道を選ぶ、からのまどか達=円環の理チームがほむらを1人にさせないと助けて円環の理に取り込む、からのそれをほむらが裏切って、まどかを再び人間化(円環の理自体は残して)させる世界改変を行う、と逆転の連続で面白かった。まどかは凄いが、残されたほむらはそれで良かったのか、あまりにも重い荷物を背負わされてないか、という前作の宿題に「愛」で応え、叛逆の意味を知らしめる力業。続編を作るにはこれしかなかったと思える良作。ヤンデレ最強。

あとほむほむ世界での変身バンクは良かった。平和だった。

ヒメアノ~ル

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Filmarks4.1点

WATCHA4.0点

 長すぎるアバン。ここでタイトルかよ~!ってなった。そこまででも、あらすじは知ってなくてもただのラブストーリーに見えなくて、不穏の連続。「今は吸ってませんけど」3連発ぐらいとか、森田君こと森田君のヤバさが際立つ。怖々だったのに、一気に覚悟を決めろってナイフを突きつけらたような瞬間だった。

 様変わりしてノワールになる後半は森田君にとっての殺人行為が性行為のように何度もナイフを抜き差ししている(実際、岡田君の性行為と重なる描写もあったし)。また、奪った拳銃に慣れずに何発も撃ってやっと殺せるあたりがリアル。

 倒錯していく森田君が、咄嗟に本能で犬を避けて自滅した後の「お母さん、麦茶2つ持ってきてー」の瞬間、彼の人格が乖離していたことを思い知って、いじめの怖さを知るのである。

 あと表情を変えないままほとんどストーカーチックなことを言い出すムロさんはとても良かった。

サウルの息子 

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Filmarks3.8点

WATCHA4.0点

 とにかく気が滅入る(褒め言葉)アウシュビッツの映画。ゾンダーコマンドという存在からして初耳でしたが、ユダヤ人を部品として死を生産する工場を稼働させていたナチスドイツの冷酷さをまざまざと見せつけられた感じです。

 サウル本人の視界に合わせるようにぼやける背景、でも音やなんとなくの輪郭でどんな恐ろしいことが行われているかはわかる。あの地獄絵図の中で、「息子」を部品としてではなく、人間として埋葬するためが、サウルにとっては仲間を危険に晒す事も厭わないレベルでの尊厳を守る行為、あるいは罪滅ぼしだったのかな、と思います。

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

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Filmarks4.0点

WATCHA4.0点

 他者との違いを受け入れられず、畏怖した結果臆病な普通の人が戦争を起こすというかなり普遍的なメッセージを根本に据えながら、美しき兄弟愛が描かれる。

 ナチに警察官なのに加担したヒューズがしれっと許されてたり、折角名前を変えていたのにヒトラーって言っちゃってるところがあったりとはするが、ご愛敬か。

 アニメ2期のFA版がアニメとしては漫画に沿っているため、忘れられがちなアニメ1期だが、映画に関しては抜群にこっちのがいい。オリジナル要素があるので、特にホムンクルスは誰が誰だかちょい忘れてて混乱をきたしたがこちらの責任。