抹茶飲んでからマラカス鳴らす

見た映画、読んだ本、見たアニメ。そんな話を中心に。。。

私的映画表彰式2017

 どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。

 アニメで実施した何の権威もない私的表彰式、映画でも実施したいと思います。まあいわゆるアカデミー賞的なアレですよね。

 ちなみに、作品賞にあたる部門はありません。全部の映画に点数つけちゃって、トップ10もTwitterに載せちゃっていますので。

 あ、あとアニメでやってる画像はりはりもしてません。実写だと大変なんですよね…

1.音楽部門

以上5作品がノミネート。堕ちるは、めめたんの楽曲「wonderland」が耳に残って離れず。ラ・ラ・ランドはアカデミーを取ったcity of star と軽快なミュージカル。ミアが歌いだすことは疑問でしたが、歌自体はいいものだったと記憶しています。GotGvol.2は、1と変わらず昔の洋楽ベストヒットの様相で効果的なBGMになっていました。OPが最高ですよね。きみの声をとどけたいは、最後に持ってきた「Wishes Come True」で大号泣したので。ダンケルクだけは、楽曲ではなく音響として優れていたための選出です。

  音楽部門を制したのは…

  きみの声をとどけたいです!

 

  やはり、2017年1番泣いた瞬間だったので譲れませんでした。単純なストーリーラインだったし、お母さんが目を覚ますのもわかっていました。それでも、全員で歌い、そして言霊が奇跡を起こした瞬間の感動は忘れられません。 っていうかきみの声をとどけたいの音楽を担当されたのはユーフォでおなじみの松田彬人さんだったんですね。松田さんの音楽は相性がいいのかも…

 名曲Wishes Come Trueをどうぞ!

Wishes Come True

Wishes Come True

  • 行合なぎさ (CV.片平美那)、龍ノ口かえで (CV.田中有紀)、土橋 雫 (CV.岩淵桃音)、浜須賀 夕 (CV.飯野美紗子)、中原あやめ (CV.神戸光歩)、琵琶小路乙葉 (CV.鈴木陽斗実)、矢沢紫音 (CV.三森すずこ)
  • アニメ
  • provided courtesy of iTunes

 2.悪役部門

 役名又はキャラクター名(役者名)(作品名)の並びです。

 ジョン・ポールは世界に戦争の文脈をばら撒く大罪人でした。最終的に主人公にまでその文法を埋め込む恐ろしさ。そらルツィアも惚れますよ。大量虐殺を引き起こす冷徹な部分と、その動機としての自分の大切なものを守るという想いを両方兼ね備えたキャラクターになったのも、黒幕に間違いないだろ声優で石田彰さんと2トップを張る櫻井さんの声も大きな要素であったことは追記しておきたいですね。

 アーヴィングは言ってしまえば、ディベートの特別うまいだけの自称歴史学者です。無意識的差別主義者であると同時に意識的な歴史修正主義者でした。ただの小悪党ではありますが、過去映像という表現でホロコーストの被害者に対して酷い暴言(お前はその入れ墨でいくら儲けたんだ的な)を吐いた瞬間、許される人間としての一線を越えた感があります。

 仙堂は極悪人でしたねぇ。自分の番組で自分が殺した事件を追及するとか自己顕示欲の塊過ぎてどうしよう状態。TBSラジオライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル内の企画ゴールデンタマデミー賞でも悪役部門トップに輝いておられました。

 トゥームス はこの中では少し特殊というか。バルチャーというヴィランではありましたが、その誕生の経緯や家族への思い、そしてピーターへの父的側面もあって、好敵手的な評価に落ち着くと思います。

 三隅は是枝版レクター博士といったところで、役所広司さんの怪演が光りました。福山雅治演じる弁護士を手を変え品を変え翻弄し、いつの間にか弁護士としての矜持のようなものを書き換えてしまいました。

 

  悪役部門を制したのは…否定と肯定より

 デイヴィッド・アーヴィング(ティモシー・スポールです!

 

 今日的意義がある存在だったという点。そして、擁護するところのないクズだったところ。そして学者として、あるいはユダヤ人としてのリップシュタットを対比的に浮かび上がらせる悪役として申し分なかったことが決め手ですね。

3.単純に大爆笑賞

 役とかそういうんじゃなく、ほんとに大爆笑したところを挙げます。これは大賞とかないです笑。

4.助演部門

 MCUから2人がエントリー。MCUはわかりやすいヒーロー譚ではありますが、脇を固める方々が魅力的であるのも特徴ですね。

 ヨンドゥはクイルの親代わりであり、そしてある意味vol.2の真のヒーローかもしれません。捕まったところからの無双シーンで株を思いっきり上げ、そして「息子」のクイルのために死ぬ。すべてを悟ったロケットとの会話は思い出すだけで涙ぐみます。

 順番が前後しますが、ヘイムダルも言及しましょう。アズガルドの門ビフレストの番人としてこれまでも登場してきたヘイムダルでしたが、ラグナロクではヘラの侵略から民を守り、これまでより野性的でかっこいい姿に。ヘラの前に斃れたソーの仲間たちも立派でしたが、しっかり生きて民を守る姿勢はまさにヒーローでした。

 守って戦うといえば、RWBYのクロウも外せません。自身の持つ周囲が不幸になるという能力の為に隠れてルビーたちについていきましたが、ティリアンとかいうあのサソリ野郎との戦闘で助太刀に登場。うっかり一撃もらってしまい毒状態になってしまいましたが。まあ、それよりなにより平田さんの声が格好良すぎてやられた、というのが正直なところですね。

 同じアニメでは、KUBOからクワガタさんを。実際のところ、彼はクボの父だったわけですが、それを殆どの時間を自覚していない状態で過ごしています。それにも関わらず、しっかりとクボを守るという意思を感じる第2の武具のシーンは良いですし、すっとぼけが多いのでコメディリリーフでもgood。こちらも吹替担当のピエール瀧さんがバッチシでした。

 最後は、散歩する侵略者長谷川博己を引っ張りまわした侵略者コンビ。人間に慣れてない感のする動き、せりふ回しが軽妙かつ、残忍、サイコパスでこれこそ侵略って感じでした。やはり冒頭のタイトルが出るまでの背景で事故をじゃんじゃん起こしながら血だらけの恒松さんが歩いてる、というより漂っている感じはかなり良かったです。

 

  助演部門トップを飾るのは…

  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol.2より

  ヨンドゥを演じたマイケル・ルーカーです!

 

 正直あれだけ見せ場を作って逝かれたら、もう選択肢がないですよね。耳だけはクロウ(というか平田広明)にしろとうるさいですが、振り切っての受賞となりました。息子のクイルを守って死んで、最後には昔の仲間も駆けつけてる。死に方としては最高ですよね。ほんと、格好良かった。

5.主演男優部門

 いよいよ主演パートです。アニメと違って男女分かれます。まぁほら、アニメだと日常系とかは主演って感じしないじゃない。あとチームっぽかったり。映画は物語があるから、必然的に主演賞は分けなくては足りなくなるのです。

 アンドリュー・ガーフィールドはオスカーノミネート。神がかり的な人命救助を行ったあの様はリアルな戦争描写と合わせて神々しさを感じさせるほどでした。非力であっても信念を感じさせる力強い演技だったと思います。

 今年数多生まれた漫画実写化もので主演を張ったのは、グールの窪田正孝ジョジョ&斉木の山崎賢人ハガレンの山田涼介、まあ続けていくなら亜人帝一の國、三月のライオンといったあたりか。帝一は評判が良かったらしいですが、見てません。スイマセン。なので実写化群からは銀魂を。小栗さんの全力が伝わってくる演技は演出等もあいまって、安っぽいコスプレとなることなく実写化の成功の大きな要因だったように思えます。2も期待。

 原作ありという点では、ポワロも外せません。多少文句はつけましたが、ポワロであったこと自体は紛れもない真実です。まあここだけの話、バリー・シールのトム・クルーズとどっちにしようか迷いましたが。

 そして伏兵。堕ちるより中村まことさん。まったく知らない役者さんだったのですが、突如沼にはまっていくその様は圧巻。しかもセリフはおよそ30分の劇中1度だけ。でも見えるのです。明確に堕ちていくのが。

 最後は大好きベンアフ。バットマンは見ないけど大好きベンアフ。自閉症の演技や、壁一面に計算を書き連ねて不正を暴くシーンもさることながら、冷徹なマシーンかと思わせて演技は最高でした。

 

  主演男優部門は…

  堕ちるより、耕平を演じた中村まことさんです!

 

 伏兵がそのまま走り去っていきました。かっこいいわけじゃないんです。ただ、確かに耕平さんは桐生に、そして私たちの中にいました。喋らなくても表現できてしまうそのすごさにただただ感服ですが、本当にすごいのは喋った一言。不器用な感情の爆発がどっかーんと来て、見ていて苦しくなるほど。そして最後は崇拝する偶像を自ら作り出してしまう。沼の深さにも戦慄するラスト。いうことがありません。

6.主演女優部門

 ELLEのミシェルと女神の見えざる手のスローンはどちらも共感性皆無の恐怖の辣腕主人公。更にいえば双方性欲は溜めずに発散タイプ。これもまた両名に言えますが、とてもお年を感じさせない色気が凄かったですね。ジェシカ・チャスティンに至っては、あまりに凄いので彼女の次回作モリーズ・ゲームを見に行くことをほぼその場で決めたぐらいでした。

 上記2名にエマ・ストーンを合わせれば、今年のオスカーに早変わり。オスカーを制したのはエマ・ストーンでしたね。オスカーをとれる女優さんですから、当然持っている華をしっかり隠して、売れない役者を完璧に演じれていたと思います。

 そして年末に衝撃をもたらしたのが松岡茉優さんでした。完全にオンステージと化した勝手にふるえてろ。初主演とは思えないし、原作ありとも思えない。あてがきしたでしょ、と疑うレベルのはまり役。ちはやふるの時点で、おっ!と思っていましたが、最早彼女目当てで劇場に足を運ぶレベルです。

 最後はアニメから。アニメでは究極の巻き込まれ主人公だった黄前さんは、映画での再編集に伴い、傍観者から継承者へとジョブチェンジを遂げました。孤高の天才・田中あすかへの片想いの止まらない、それでいてユーフォに対する求道者の面も高まり、いい主人公になったと思います。 

 

  最後となる主演女優部門の受賞者は…勝手にふるえてろより

  江藤良香を演じた松岡茉優さんです!

 

 正直11月までは、ELLEのイザベル・ユペール独走でした。しかし、待ったをかけたジェシカ・チャスティン。そしてそれを飛び越えていった松岡茉優。男優部門の耕平の造形もそうですが、結果的には共感性が凄いものが男女ともにトップということになりました。松岡さんは、独り言のタイミングやトーン、喋る速さ、そして叫び。彼女自身がハロヲタだからなのか?わかりませんが、絶対にいる、そして私がこうなのかもしれない、でも見ていて明らかにイタい。そんなヨシカを完璧に演じ切っていたと思います。

 

 2017年の個別の私的映画表彰は以上でーす。結果的に全部門の受賞者の作品は2017年のトップ10に入る作品になりました。

 今年はちゃんと年内にこの辺もUPするようにするぞー!