抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

私的アニメ表彰式2017〈後編〉

 どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。
 では昨日に引き続いて後編を…

  ↓前編はコチラ…↓

tea-rwb.hatenablog.com

 

 5.美術賞部門

 続いて新設しました。美術部門です。背景美術、キャラデザ、武器や衣装などの美術も評価対象となります。

以上5作品。宝石の国はとにかく美しい3DCG。宝石たちの輝きに加え、月人や王の美しさも際立ちました。クジラの子らは砂上に歌うは、背景美術が素晴らしかった。特殊な設定を持ったファンタジーはそれ相応の説得力のある絵が必要ですが、砂漠の海を漂う島という設定を完璧に具現化していたと思います。幼女戦記は武器の扱い、そして細かいかもしれませんがターニャたちの着ている軍服のデザインが良かった。あと思いっきり幼女モードの時のターニャもよかったですね。

 

  美術部門のトップは…宝石の国です!

 

 正直、宝石の国の映像美に賞をあげたくて設置したので来年もこの賞があるかは不明です笑。あるいは、もっと増えているかも。日本の3DCGは2017年に大きな局面を迎えたと個人的には思っています。まずはけものフレンズの大流行。そしてアニメ版のゴジラの制作。テレビと特撮映画という2つのメディアで大きく扱われたことで今後更に3DCGの動きが加速していくのでは、と感じています。
 その中で、宝石の国は3DCGでないといけないという説得力を画面にあふれさせていました。性別が無く、光沢を持つ無機物である宝石。光の反射や揺れる髪(のようなもの)の描写は従来のアニメーションでは表現できないもので、新しいアニメの可能性を感じさせてくれました。
 

6.俺嫁大賞

 正直、昨今の風潮や個人的信条的にこのネーミングや順位付けもあまり宜しくないとは思いますが、非実在キャラ相手なのでご容赦いただきたく。

第3位 ロッタ・オータス(ACCA13区監察課

f:id:tea_rwB:20180127221810p:plain

 パンやスイーツが大好きで、兄のジーンやニーノのことも大好きな愛すべき妹にして、その正体はドーワー王国の王女の血を引くという王道展開なキャラクター。天真爛漫さがたまりませんでした。一緒にお茶してカフェで女子会したい。
第2位 阿波根うみこ(NEW GAME!!)

f:id:tea_rwB:20180127221906p:plain

 2期になったNEWGEMEではうみこさん株が爆上がりでした。1期では、サバゲーのことになると話が止まらないプログラマーで葉月さん&ねねっちのお目付け役という感じでしたが、ねねっちのデバックバイト終了後も連絡を取り続け新たな一面を見せたことで一気に惚れました。サバゲーネタが少ないほうがいいね…
第1位 水沢千里(お酒は夫婦になってから

f:id:tea_rwB:20180127222113j:plain

 2017年を通して最高位に輝いたのはお酒は夫婦になってからの主人公、水沢千里さんです。仕事ができるキャリアウーマンで、家に帰ってお酒を飲むと可愛くなるというギミックは完璧。こういった設定には珍しく結婚しているので甘える対象がいって完全に依存できてる状態がまた素晴らしい。俺嫁大賞と銘打っといてあれですが、ずっと夫婦の様子を見ていたい、という感じですね。あいつを好きな君が好き、みたいな。しふくぅ~です。

 

7.主人公部門

 長谷川平蔵は言わずと知れた火付盗賊改の侍。メンバーでは唯一無双系の主人公ですね。彼の剣術の強さと人情を重んじた粋な沙汰。ぜひ2期あるいは他の時代劇のアニメ化を進めてほしいですね。
 ジャンプ系からはデクを。2期は体育祭とステイン編が描かれました。デク以外のキャラも掘り下げられましたが、轟との対話・戦闘やステイン編での活躍も含め、相対的にデクの主人公性が強く付加されたのではないでしょうか。
 究極の成長物語の主人公だったのがアツコでした。魔法がダメダメなアッコがロッテとスーシィの助け、そしてダイアナたちライバルや悪友の助けを借りながら本当に少しずつ成長していって、最後には魔法界を救って見せるさまは最高でしたね。
 こちらも2クールかけて主人公の成長を描いたサクラクエストの木春由乃の成長も忘れてはなりません。そりゃ就活失敗するわヘアを纏って間野山にやってきた当初と比較して、何が町の為になるのかを真摯に考え愚直に行動した結果、町をほんの少しでも変えることができただけでなく、自分のやりたいことも見つけられた由乃。大臣たちも含めたチームとしても非常に優れていました。
 最後はフォスことフォスフォフィライトです。噛むな、この名前。とにかく体が次々と破壊されていくという受難の宝石でした。作品中で体は文字通り変わってしまい、顔つきも変わったというレベルではなく。それだけ彼(彼女?)の受けた試練の凄さを物語っていたと思います。

  主人公部門のトップは…
  宝石の国よりフォスフォフィライトです!

 一番脆く役立たずだったフォスが仲間を失うのと引き換えにどんどん強くなっていく様子は悲しくもワクワクする展開。序盤の天真爛漫で無邪気なフォスも好きですが、特に冬にアンタークを失って以降の修羅のようなフォスもまた好きでした。終盤では月人と先生の秘密に迫る勢いで続編を見たいという想いをMAXまで引き上げてくれています。

8.声優部門

 2017年に私が見たアニメの中での活躍度合いなので悪しからず。なお、この部門のみ劇場版アニメーションも対象に含みます。

 以上5名をエントリーとさせていただきます。
 黒沢ともよさんは、宝石の国のフォスと劇場版ユーフォの久美子の2人を演じた時点でノミネート決定ですよね。そこにサクラクエストエリカちゃん。本数こそ少ないですが、心に残る演技でした。
 櫻井孝宏さんは男性声優では唯一のノミネート。ゴジラのメトフィエス虐殺器官のジョン・ポールといった映画での活躍を重視です。
 早見沙織さんは声優さんの中でも1,2位を争うぐらい好きなのですが、色眼鏡抜きでも大活躍だったかと。十二大戦幼女戦記で話を動かす活躍。RWBYは主演で、アメリカンコメディの調子をうまく再現していました。
 本数で言えば日笠陽子さんは間違いなくトップです。RWBYアホガール、REFLECTION、NEW GAME、サクラクエスト十二大戦、LWA。さらには劇場でユーフォ、生徒会、魔法科、ノゲ。どれもただ出ただけでなく印象に残る活躍をしているキャラばかりですね。
 ラストは悠木碧さん。幼女戦記の転生したおっさん、アホガールの全力アホ、天真爛漫妹のロッタちゃん、みんな大好き梅雨ちゃんと演じられていましたが、特に突き抜けたアホであるよしこが抜群でした。
 なお、あと1人だけ選ぶなら宝石の国シンシャ、サクラクエスト早苗、クジラのギンシュ姉さんなどを演じたみかこしこと、小松未可子さんでした。

  声優部門は…黒沢ともよさんです!!

 ユーフォの久美子は映画の方の主演女優部門にノミネートし、フォスフォフィライトは無機物が発する声についてかなり考察してのアフレコだったようですが、違和感を全く感じさせない演技。エリカちゃんのランチメニューの説明のテンションも好きでした。

9.作品部門

 最後に2017年のアニメでの最優秀作品。ノミネートは各クールの1位である皆さん。

 

  作品部門は…リトルウィッチアカデミアです!

f:id:tea_rwB:20180127223626j:plain



 WATCHAの採点で5.0を記録したのが鬼平リトルウィッチアカデミアでしたが、僅差で後者に軍配。2クールかけてゆっくり成長していったアッコに感動しないわけがないといっていい展開でしたね。2016年度の作品部門は宇宙パトロールルル子だったのでtrigger作品の2連覇になります。グレンラガンも5.0だったので今石さんとの相性がいいのでしょうか。最後に、配信で見たSHIROBAKOも5.0を記録したことを申し添えておきます。
 
 以上で2017年のアニメの振り返りとします。既に今期もいい作品が多いので年末のまとめが今から楽しみです。多分、確実に飯テロ賞を増設します。