抹茶飲んでからマラカス鳴らす

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漫画実写化は駄作と侮るなかれ「銀魂」感想

どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB) です。

夏休みとなり夏映画が怒濤のスタートを切ると同時に、今年大量にある漫画原作モノの実写化ラッシュの皮切りとなる作品、銀魂の感想です。しっかし夏休みを舐めてましたよ、映画館超満員。まあ盛り上がるのは良いことです。

 

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Filimarks3.9点

WATCHA4.0点

(以下ネタバレ有り)

 1.「銀魂」予備知識

 銀魂。昔ジャンプを毎週のように買っていたあの時期には読んでいた、そんなレベルのものです。だからキャラはなんとなく頭に入っている。あとアニメが終わる終わる詐欺をした、それで野々村会見をパロってアニメを再開したことを小耳にはさんでる、故にアニメ版キャストの方のCVの印象も耳に残ってる、そんな状態で劇場に向かいました。当然、今回原作となった紅桜篇も知りません。ちなみに、福田雄一監督の代表作のヨシヒコも噂程度にしか見てません。人気漫画の実写化ですし、ハードルは割と低めでした。

2.圧倒的なまでのギャグ量

 感想を一言で言えば、いやー笑った笑った。となりますね。とにかくギャグの量が凄い。集英社がついてるからジャンプ系のパロディはともかく、版権的にいいのかそれ!?となるパロディが満載でした。折角なので覚えているだけでも列挙してみます。

 うん、大すぎです笑。更に、単純に声がでかくて唾を飛ばしまくる安田さん、裸を惜しげも無く披露する勘九郎さん、ロリじゃなくてフェミな佐藤二朗さん、繰り返される顔芸、ゲロインと化す橋本環奈、ハナホジホジ、デッドプールのようなメタ台詞の数々と、とにかく笑わせようとたくさんのギャグをぶっこんでくれました。全部が全部ではないですが、映画館でも笑いが思わず漏れるお客さん多数でした。(結野アナのところとかは、周りの中学生が意味を分かってなかったり。)

3.シリアス部分は…

 正直、前半の登場紹介も含めて、ギャグに大きく割いたために残りのシリアスの部分はアクションシーンと高杉をめぐるお話ですよね。でもそこが割とごまかされてるように感じました。真撰組や万事屋はギャグ、岡田や高杉はシリアスと役割が固定されてたのでそこの安心感はありましたが、どうも細かいようで納得いかない点が。

 まずAI搭載の刀、紅桜を持つ岡田似蔵との対戦があまりにも壮絶すぎるため、これをただの前哨戦として消化しづらい点ですね。ここで、刀鍛冶の村田兄妹の話も絡んでくるのでここを片付けるのに一苦労。ピークが一度ここできてしまっている。当然、それまでの流れで桂・高杉・銀時の勢揃い対決があると予想できてるのにある程度満足してしまうんですよね。

 それから、この船上の戦いに移る前に近藤さんは足を踏み外して転落します。でも彼は完全なるコメディリリーフです。それで死なないのが分かってます。だから、ここで登場人物の命の重さが一気に軽くなるし、最後に桂が銀時を助けてパラシュートで降下する必要性も薄く感じちゃうんですよね。近藤さん行けたし、君らも飛び込んじゃえよ、的な。

 高杉さんもいまいちよくわからない敵でした。岡田がわかりやすい敵だっただけに残念でした。天人と組んでいたって言われても、じゃあ目的が何なのかよく分からないし、天人側に高杉と組むメリットが見当たらない。しかも、自分を殺せなかった銀時に甘いと言っておきながら、自分は部下に手を出すなと命じて殺せる銀時を殺さなかった。わお、ブーメラン!!

 万事屋側の決めぜりふ的なもので予告編でも使われている「宇宙一バカな侍だこの野郎!」という台詞も終幕時を含めて2度使われていますが、その前に銀時が宇宙一バカな侍だっていう前振りがない。宇宙一バカなのはレジ打ちできなくて、勢いで船に乗り込んで来ちゃった新八くんの方じゃない??よってこの台詞でのカタルシスはゼロに等しいのかなあ、惜しいなぁと劇場で感じました。

 

 と、色々書いてきましたが、頭空っぽで大爆笑しにいくために1800円払う価値大ありです、冒頭15分見ればもうその値打ちあります。ちゃんと全員に見せ場もあるし、よく出来ていると思います。是非、どうせ人気漫画の実写化だから失敗してる、と高をくくらずに見に行ってください。