どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。
アニメと観光のコラボが完璧に地方創生で成功していることでもお馴染み。劇場版が奇跡的大ヒットをしたことで制作が決定したガルパンの最終章。その第1話の感想になります。
劇場版を見たのが1年前の正月なんですねぇ。
↓劇場版ガルパンの感想はコチラ↓
tea-rwb.hatenablog.com この1年の間にTVシリーズもびしっと全話鑑賞し、劇場版では見分けのつかなかった大洗高校のみなさんの顔と名前も大体一致したところで、レッツラゴーです。
新録のEDエンターミッション超よかった!!!
WATCHA3.5点
Filmarks3.6点
(ネタバレあり)
1.変わらぬ楽しい戦車道。そして時の流れ。
新キャラ旧キャラ入り乱れてのお祭り映画だった前回の劇場版。あれだけの登場人物をまた出すのは大変だぞ…?と思っていたのに、しっかり全員出てきてくれました。相変わらずマイペースなミカさんの継続高校のサービスシーンにはびっくりしましたが、それ以外の強豪校、そして大洗高校では迫りくる3年生の卒業に伴い進路と世代交代というテーマが重くのしかかってきます。黒森峰の西住姉はドイツに既に留学し、カチューシャ、ケイ、ダージリンあたりも留学を匂わせ、大洗の生徒会も代替わり。そんななかまさかの桃ちゃん先輩の留年報道。冒頭でしたが、劇場が笑いに包まれる瞬間でした。桃ちゃん先輩の留年は浪人の危機ということでセーフ(なのか?)でしたが、でしたが、そのために隊長を桃ちゃん先輩にして大会に挑むことになりました。
2.今回も投入された新キャラ
今回は大洗のサメさんチームの面々と対戦相手のBC自由学園に投入されました。これだけキャラ萌えし放題できるように多種多彩なキャラを取り揃えているのにまだ新キャラを出せることに驚きですが、これがまたそれぞれにファンのつきそうな魅力を持っているから凄いです。
今回の最終章第1話の前半は新たな戦車探しとサメさんチームとの邂逅が描かれ、あんこうチームとサメさんチームの対決が描かれました。無駄にお金をかけた追跡映像など、こういうことをしているから全6話もあるのに第2話の上映予定がまだ上がってこないんだ!!と水島監督に怒りたくなります笑。
そんなサメさんチームの面々は桃ちゃん先輩の言うことしか聞いてくれません。みほの指示は聞かないので、桃ちゃん先輩が直接指示するしかないわけです。これが後々効いてくるんだろう、と予測するのは簡単ですが、直前に西住から受けた指示を突っぱねてるのに同じ内容でも桃ちゃん先輩が言えば唯々諾々と従う。体裁さえ整えば、それでいいのかサメさんチーム。正直桃ちゃん先輩が西住の言うことを聞け!と一喝すればそれでおしまいになるよ、この伏線。
さて、後半は対戦の決まったBC自由学園への潜入および対戦でした。中高一貫組と高校入学組の対立が激しく、楽勝に思われた試合がまさかの息ぴったりで大洗窮地に!!となり、サメさんチームの戦車を使ってなんとか脱出、というところで終わりました。
普段は対立している階層でも、カリスマ隊長の下では結束できるので騙していたのだろう、とは思います。が、この場合そもそも大洗に問題がある気がします。舐めてた、という点ではなく、秋山殿渾身の潜入を丸のみにしたところです。時系列として、久しぶりの出場で全国大会優勝、更には大学選抜も破った高校の隊長車の一員で何故潜入がバレないと思ってたのでしょう。利用されることを考えなくては浅薄と言わざるを得ません。と、同時に追い込んだBC自由学園にも疑問が。橋の上におびき寄せ、橋の端を正確に射抜いて大洗を孤立させることに成功したのに、そのあとの各個撃破するだけの射撃は正確性が皆無。それじゃ勝てる試合も負けますよ、と。
3.全6話立ての弊害
結局ここまでで出てきた疑問点は最終章が全6話立て、というか事実上アニメ全12話分で作っていることに起因すると思います。淡々と大会をこなしていくわけにもいかず、一応第1話が終わるまでに盛り上がりを見せないといけない、ということでピンチからの脱出を描いたのでしょうが、結果的にそれではなんのカタルシスもありません。結局、今回の話が一本の映画としては成立しておらず、ただのプロローグ的な位置づけになってしまいます。
普通であれば、一度に12話を納品するわけですが、それを6分割できることで個々のクオリティが上がるのはいいことです。しかし、それと引き換えに間が1年とか空いてしまうのであれば、ナンバリングされることの宿命ではありますが、パイがどんどん小さくなっていってしまう心配をしてしまいますね。
最後に、桃ちゃん先輩に苦言を。
直前の全国大会で優勝した隊長と違う時点でバレると思うし、仮にAOで受かっても実力以上のところは地獄だと思うよ。