どうも、抹茶マラカス(@tea_rwB)です。
えー今回はタイの洞窟救難を描いたドキュメンタリー映画。
はっきり言いますが、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞の候補になると思って、それように短くした記事だけ書いておいたら、まさかのノミネート外なので、慌ててコピペして記事の公開設定をかけています。よって短いです!でも凄くいい映画!
WATCHA4.5点
Filmarks4.4点
(以下ドキュメンタリーにネタバレもくそもない)
1.決死のドキュメンタリー
タイの洞窟救難を描いたドキュメンタリー映画。タイ制作のもあるみたいだが、こちらはナショナルジオグラフィックが作ったみたいなので、そのうちディズニー+にも来るんじゃないですか。
監督が高所恐怖所の私が断念したフリーソロのコンビ、ということで没入感がえぐい。水中では見ているこっちが溺死するかの瀬戸際を経験することになるし、助かると分かっているのに、救助されたシーンでは大号泣してしまった。オンライン試写で号泣したのは初めて…かな?
最初の10分で、どうしてそんな事故が、とか、美談方向に持って行くよりも、完全にどうかしている人たちを取り上げるタイプのドキュメンタリーなんだな、と分からせるのがまず上手い。例えば『雪の峰』(これはフィクションだが)という映画では、救助隊ではなく、遭難者の親にスポットライトを当てて、何もできない無力感の方を描いていたが、本作はそのアプローチではない。洞窟潜水という普通に死にやすく、しかしそれを危険と考えず未知への探求と捉えている人たち。完全に一線を越えている方々だが、しかし、そんな彼らが悩み、心が折れ、怖気づき、そして興奮する。このミッションが如何に困難であったかが伝わるったらない。
っていうか、洞窟内、本当の映像も多かったけど、明らかにカメラが別でないと無理そうなのもあったけど再現なの?すごい。編集も撮影も高レベルと言わざるを得ない。
救助チームには中国人もいたようだが、視点が白人視点が中心で、なんだったらまだ世界にはこういう時に神頼みする未開の土地があったぞ!!的なことを感じなくはなかったのがちょっとだけ残念か。