どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。
今回はAmazon Prime Videoで遂に最終話が配信されたアニメーション「インビンシブル～無敵のヒーロー～」の感想、というか、ただ書きなぐった感じ。超超面白いから、みんなぜひ騙されたと思って1話を見てほしい。頼む。
既にシーズン2＆3の製作も決定しているので、このビッグウェーブに乗るなら今しかないよ
「インビンシブル」すごい面白いな……
— 佐久間宣行 (@nobrock) 2021年4月30日
ほら、佐久間Pも言ってるよ
（まずは第1項で第1話までのネタバレ有）
1.第1話のラストの衝撃を逃すな
第1話では普通に父・母と暮らす普通の高校生マーク・グレイソン(cv.スティーブン・ユァン)。父はスーパーヒーロー、オムニマン(cv.J・K・シモンズ)として活躍している。
冒頭、いきなり襲われるホワイトハウスとそれを撃退するスーパーヒーローチーム「ガーディアンズ」。ヴィラン含めて結構な人数の強さや能力紹介を手早くやってしまうここのバトルだけで、アベンジャーズ以降のヒーロー映画の文法を強く意識していると言えるでしょう。
こっから話がシフトして、マークが通常の学校生活を送りながら新たに力に目覚め、父であるオムニマンとのトレーニングの始まっていくのです。いわゆるスパイダーマン的なティーンエイジヒーローのオリジン的な導入。ここから彼がどうやって1人前のヒーローになっていくのかを楽しみに…しているなんてもんじゃすみませんよ。
ポストクレジットシーン。各々の暮らしから基地に集合したガーディアンズたち。これからマークと何らかのエピソードを期待していた彼らが、なんとオムニマンによって全員惨殺されるという衝撃展開。オムニマンの能力はいわゆるただの超人なので、基本攻撃は拳。そのため血しぶきが飛び、首が吹っ飛び、体がもがれる。実写にしたらR18じゃすまないレベル（アニメでもR18なんだけどさ）の惨劇が暗い影を落として1話は終わるのです。スーパーマンが悪いやつだったら、どうするのか。いったい誰がヒーローをウォッチするのか。
そう、これが血まみれな「ヒーロー」を目指す道のりの幕開けなのです。
以降全話のネタバレ有
2.血みどろなヒーロー道
ここから先、最終話となる第8話まで、視聴者はオムニマンがガーディアンズを壊滅させたことを知りながらも、作品世界の人たちはそれを知らない、という状態で話が進行していきます。
そのため、地球上どこでも、それどころか宇宙にまで出張してヒーローのなんたるかを学びつつ、ティーンエージャーらしく恋に進学にバイトに正体を隠しながら頑張るマークの物語と地球規模であるオムニマンによる殺戮の謎と動機の物語が同時並行して進んでいくことに。これが大変にいい塩梅でテンポよく進んでいくので見ていてストレスもないし、同年代のティーンエージヒーローたちも登場していったり。大きい物語の方では、徐々にオムニマンの怪しさに気づいていくバレるバレないサスペンス、そして疑い出すのはあんなに1話でチューしてた妻、というのがもうね。
各話通じて取り上げられる題材も宇宙人による侵攻から地球を守ったり、火星着陸の護衛だったりとしたヒーローチックなものから、ヒーロー・ロボットが愛を知って人間の体を手に入れようとする話、人間の改造、ちょっとピカレスク的な話もあったりと多岐にわたる。そして、基本的にそのすべてのエピソードがシーズン1が終わった時に、あくまで種蒔きにすぎなかったことを悟れるというびっくりさ。むしろ全ては始まったばかりで、今度は戦争だ！という雰囲気がビンビン。期待しか膨らみません。
シーズン通して描かれるのは、ティーンエイジヒーローの青さと、ヒーローが本当に戦闘したらどれだけの血が流れるか。まだ見れてないので簡単に比較はできないですが、ある種「ザ・ボーイズ」的なテーゼは流れているはず。できるだけ多くの人を救うためにマークも頑張るんですけど、どうしても目の前で散っていく命もある。最終話のオムニマンとの激闘での地下鉄のシーンは本当に印象的でした。鉄道の先頭に張り付いて多くの人を救ったスパイダーマン、一方ただその場にいたところに地下鉄が突っ込んできたことで、中にいた人たちの体を切り裂いてしまったマーク。これから活躍するだろう若きヒーローにそんな惨い仕打ちありますか！？ってぐらい酷い仕打ちです。
という訳で、最終回見た勢いでどうせならブログにしてまえ、映画館開いてないんだ！と書いたので魅力の0.1%ぐらいしか伝えてないはず。さあアマプラにしてるキミ、今すぐチェック。
