抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

自粛に負けない春のるろ剣祭り

 どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。

 まずは!祝!映画秘宝復活!我が家にも届いたぞ!

映画秘宝 2020年6月号 [雑誌]

映画秘宝 2020年6月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/04/21
  • メディア: 雑誌
 

  今回はハイロー、リーサル・ウェポンに続く祭りa.k.aシリーズ一気見でるろうに剣心を取り上げます!

 結論としては、漫画とアニメもチェックしなきゃ原作由来の設定ミスなのか大友監督のミスなのか分からん。でも大友さんドラマ撮るの下手感はあるんだよなぁ…

 

 るろうに剣心

るろうに剣心

WATCHA4.0点

Filmarks3.9点

 時代劇としてのルックも良いのに、これまでの時代劇では見ないスピーディで軽い剣戟が心地よく、またそれがガトリングや拳銃に勝てる説得力になっていて非常に好感が持てる。佐藤健の身軽さ、運動神経もかなりの部分で貢献しているはず。

 あと「おろ」!邦キチの言う通り、佐藤健は確実におろ、を自分のものにしてる!!
ただ、悪役が渋滞していて剣心と左之助に中ボスを置いて更に香川照之、ラスボスで吉川晃司は流石に多い。吉川晃司の行動動機もよく分からんし。結局、香川照之の目論見だけ戦う男たちの中で浮いてるのかな。

 今回描かれた程度の思い入れなら薫を拐かさなくても、恵で十分だったのでは。
しかし、龍馬伝の監督が弥太郎役の香川さんを悪い商人役で使うのは興味深いw

るろうに剣心 京都大火編

るろうに剣心 京都大火編

WATCHA3.0点

Filmarks3.2点

 何をおいても気になるのは、この歴史における西南戦争の位置づけ。紀尾井坂の変があるなら、前年の西南戦争を無視はできない筈だが、対志々雄に軍を動員できないのは内乱はダメという理由。前作では気にしなかったが、廃刀令に士族の反乱も終息した世の中で刀持って暴れ放題すぎる。

 んで、本編。最近のミッションインポッシブルみたいに見せ場、戦うシーンありきで話を繋げてるから無理ばかり感じる。
例えば、剣心が京都に行く理由が余りにも弱い!どう考えたって政府案件じゃん。伊勢谷さんと田中泯の戦いも唐突な上に話が止まるし。京都の街もセット感が強すぎ。
そして音楽を含めて余りにも全体がウェットすぎる。伊勢谷さんの剣心と戦いたい動機もスッキリしない。

るろうに剣心 伝説の最期編

るろうに剣心 伝説の最期編

WATCHA3.0点

Filmarks3.1点

 ウェットウェットウェットな上で話が進まねぇ!!「おろ」が足りない!師匠との修行パートで停滞するのは仕方ないにしても、剣心vs蒼紫は本当に無駄。最強が欲しいなら剣心が一言神木くんに負けちゃった(^_−)って言えばターゲット取り敢えず神木くんにならねぇか?

 んで、剣心の人斬りが露わになると明治政府の評判がガタ落ちになるロジックが分からない。散々やったろ、お前ら、伊藤博文なんて英国公使館焼討ちしてるぞ。蛤御門とかで地に落ちてるのに錦の御旗で復活したんだろうが。仮にそうでも、志々雄が後継者ならそれを明かせば志々雄の評判だって地に落ちるわ。

 大体、志々雄の軍艦一つ潰せない富国強兵ならアメリカもイギリスもフランスも乗り込んできて植民地支配やっほいだよ。

 とまあ、相変わらずのアクションの良さをかき消すロジックのダメさでした。日本史好きには架空戦記は粗を感じやすいのかね。

 それにしても…10本刀とか何だったんだよ。

 

 という訳でアクションは凄いけど話がおかしいぞ!!となってそこまで乗れない、というハイローで見た気がする帰結を辿りました。よく考えなくてもシリーズ化されるのはアクションが多いし、話が付け足されていくからこうなるのはしょうがないのかも。佐藤健×神木隆之介ならバクマン。の方が好き!