どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。
うっかりabemaTVをダウンロードしたり、TVの録画容量の問題で録画しておいた映画を見始めた影響で旧作も一か月とは思えない量・ジャンルの多彩さになりました。
映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
WATCHA4.0点
Filmarks3.9点
ロボとーちゃんでボロ泣き、みたいな煽りだったから期待してたが、良作だけどボロ泣きするほどでは、という感じ。
中盤でのしっかりした見せ場あり、ラストバトルの迫力も十分。それだけにコロッケと五木ひろしは没入感ある世界でのメタネタとなって少し冷めてしまった。
まんまブレードランナーのシーンや、まんまパシリムの操縦など冒頭のガンダムの劇中劇も含めてロボットものへのオマージュも非常に多かった。ドリルが尖ってないとか、グレンラガンへのコメントにしか聞こえない笑。
勝利のロジックが実は勢いで押し切られてるあたり、グレンラガンやキルラキルに近い匂いを感じて見れば脚本中島かずき、そりゃそうだ。
あそこまで露悪的な公園ママ達が圧政にあった後は更に尻に敷く気がするけど気にしないでおきましょ。
シェーン
WATCHA4.0点
Filmarks4.2点
映画評論家・町山智浩さんの解説付きの午前10時の映画祭で鑑賞しました。
西部劇って初めて見たけど、銃をバンバン撃ってる印象が間違ってたことを知る。銃を抜けば一瞬だからこそそのキメの溜めが長くて大事。何故抜くのか、なんのために戦うのか。
最後の決戦に子どもと犬が付いていくのは感動の別れの為に仕方ないけど、あんなにシェーンとスターレットに行かないで!って言ってたのに子どもは行かすんかい!となっちゃう。行かすんだったら、教えた銃を生かして1人ぐらい撃っちゃえ!とか思ってしまった。1人殺したら戻らないって言われて反省しました。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版DEATH(TRUE)2
WATCHA3.0点
Filmarks3.0点
テレビシリーズの再編集だが、時系列やストーリーはバラバラになってて、TV版を見ている前提の総集編。
背景込みの楽しみ方や熱狂も分かるが、そもそも映画として完結してないし、時系列の説明もしているようでしていない。決して導入が生きるわけでもないし、やはりシンジくんが理不尽に可哀想だと感じてしまう。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
WATCHA3.0点
Filmarks3.0点
熱狂的な支持があることを承知の上で言えば、難解を越えている。
有名な「気持ち悪い…」とか、その辺はわりと理解できるしあえて不愉快な演出を多用するのも興味深く感じたが、実写パートの意味が分からないし、ミサトさんが命をかけてもシンジにあれしか届かないなら何の為に殺されなくてはいけないのか。青葉たちと同じようにLCC化すれば良いのに。それにネルフはゼーレと袂を分かった挙句に目指すところは限りなく同じであり、且つ人類補完計画がネルフ周知の事実になっているなどおかしなことが多すぎる。
劇場版天元突破グレンラガン 紅蓮篇
WATCHA4.5点
Filmarks4.5点
かなり大胆な再編集版になっている。そのおかげでカットになっていたり、少し繋ぎやいったん落ち着く場面が少ないなどの弱点も。特に重大な点としてはロシウやギミー&ダリー、キタン兄妹との出会いがダイジェストになっている。ただ、そのせいで大グレン団の面々のキャラが薄くなったかといえばそうではなく、オリジナルの四天王対決で十分に魅力が出ていた。
もともとのシモン復活だけでテンションが爆上がりなのに、そこに四天王合体のロマンも追加され、カミナやシモンの見得も抜群。知っている話でも十分に楽しめました。
劇場版天元突破グレンラガン 螺巌篇
WATCHA4.5点
Filmarks4.7点
こちらも再編集をしているので辻褄的にはおかしいところ、1週間待ってたから気にならなかった穴なども見つかる。キタンのみが死ぬことによって、ジョーダン&バリンボーとかみんな死んじゃう絶望感が少なくなったが、その分キタンがかっこよく。絶望感の低下に伴って増すアンチスパイラルの小物感も否めない。否めないが、それを遥かに超えるキメのかっこよさ。愛と気合の天元突破部隊。トドメにかかる空色デイズで涙腺崩壊。これに高得点与えないでどうするんだ!と全身が叫んでいる!
普段が辻褄を気にしてしまうだけに、こういう辻褄?そんなの関係ない!とアツくさせてくれる作品は大好きだ!!!
シェフ 三ツ星フードトラック始めました
WATCHA4.5点
Filmarks4.3点
超うまそうで究極の飯テロ。
みんないいやつだから多幸感が凄い。
おじさんSNS問題や批評家批評、家族の絆なんかも織り込みながら、挫折からの再出発を超王道で描いているから面白くないはずがない。
まあさすがにうまく行きすぎではないか、ってのと、代わり映えのなさを批判されたのに再訪した批評家に同じメニューを出すのはオーナーも店の評判を地に落とす危険があるのに頑固だなぁ、そしてそこまで有名なシェフならそもそも独立できたので?とは思う。
あとはフードトラック続けるのかと思ったからびっくりしたわ。
イコライザー
WATCHA4.0点
Filmarks4.0点
デンゼルワシントン最強。強ーい!無敵!フゥー!!!な映画。
全部アクションで見せるんじゃなしに、結果だけで見せることで前半の19秒での始末したシーンの強さが際立ち、ホームセンターでのDIY戦闘のインパクトが強まってる。
敵側があまりにも魅力なく、都合よくやられてるのは気になる(相手のホームにあっさり乗り込む、夜なのに暗視ゴーグルすら準備してねぇ)し、正義の定義が彼に依存するので正義の暴走が怖く感じる。だって誰が彼を止めれるだろうか?
欲望のバージニア
WATCHA3.5点
Filmarks3.5点
三兄弟のアウトロー、禁酒法時代とそそる設定を集めているが、禁酒法というだけで比較対象が私の中ではアニメ91daysになってしまう中で、コレは及ばず。特に末弟行動の必然性が少しないように感じた。恋愛描写もそこまで必要か怪しいし。
見ていて文句も少ないが、快感も少ない感じ。いくら不死身と言えど結局肺炎で亡くなるなら、名誉の戦死で良かったと思うし。
ジェシカ・チャステインは完璧でした。もともとは「女神の見えざる手」の主演で好きになったが、その後に「オデッセイ」にも、「インターステラー」にも出ててあの綺麗な人か!とびっくりし、今回でますます惚れた。早く「モリーズ・ゲーム」も見に行きたい(執筆当時)
あと邦題よりは原題の方があってるだろう。
セーラー服と機関銃
WATCHA3.5点
Filmarks 3.6点
赤川次郎さんの原作を読んだのはいつだったかしら。三毛猫ホームズや三姉妹探偵団とか、小学生のころに読み漁った記憶が懐かしい。
映画としては、とにかく輝くアイドル性抜群の薬師丸ひろ子が被写体なのに、あえて引きで撮ったり、魚眼にしたり、かなり撮影としての挑戦を感じる。音楽に雅楽が用いられるシーンもあり、単なるアイドル映画とは全く異なると言っていいのでは。
見た次の日にNHKのSONGSに薬師丸ひろ子さんが出ていたので、少し運命じみたものも感じましたね。
犬神家の一族(2006)
WATCHA4.0点
Filmarks3.8点
オリジナル版を見ていないでコチラを先に鑑賞。原作をしっかり映像化してる印象。2006年の作品の割に古い映像っぽさ、演出にしているのはオリジナルへの配慮だろうか。市川崑作品も初めてだけど、彼や黒沢作品とか、日本の名作も見ないとなぁ…とそもそも世界の映画の名作もちっとも見てない人間ですが。ゴジラぐらいですよね、ちゃんと全部見てるの。
もはや犬神家の代名詞ともいえるスケキヨの湖のアレとか、歌舞伎みたいに待ってました!!とか言いたくなる感じでした。
ミステリとしては、もともと実は原作にある穴が映像化によって多少目立つがそれも愛嬌ってところでしょうか。
最強のふたり
WATCHA4.5点
Filmarks4.3点
白人と黒人。
富裕層と貧困層。
雇用主と労働者。
クラシックとダンスミュージック。
障がい者と健常者。
人種・階層・文化の何から何まで違う2人があらゆる違いを衝突させながら認め、そして少しずつ内在化していき、互いの信頼を揺るぎないものにしていく過程は見ていて力を貰える。
きっとフィリップはドリスのいた誕生パーティが人生で1番楽しかっただろうし、ドリスももっとも充実した1年だったんだろう。
大脱出
WATCHA3.5点
Filmarks3.6点
大味も大味。計画がうまくいくか、船の見取り図もないのに行き当たりばったりだ。動体検知器がたまたま逃げ込んだ先にあったり、排水用のタンクがたまたまあったり、機関室に楽に辿り着けたり。厳しいはずの監獄はお喋り持ち込みし放題。いや身体検査もないの?
敵役として魅力的に一見映る所長も正体知ってるのにかなり野放しだし、なにより対策を相手の書いた本に求めてる。本に書いてある信号使うのは明確な罠だろ、ふつー…
まあスタローンとシュワルツェネッガーの共演という時点で、解決が力技なのはある程度納得がいくのでそれはそれでいいのかもしれない。
ところで、絶対に脱獄できないのかもしれないが、あまりに外からの攻撃、調査に弱すぎない?
あと、ブログ用にポスター見てびっくりしたけど、海に浮かぶとか言っちゃダメだろ…ネタバレにうるさい人もここまでド直球でされると黙るかもね…
楽園追放 Expelled from Paradise
WATCHA4.0点
Filmarks4.1点
普通に面白い。釘宮さんの声で助かってる部分は大きそうだが。
前半部の宇宙での電脳生活を脅かす何者かを探りに地球に降り立つパートは、電脳世界と現実世界のギャップものとして人間の身体について示唆している。
後半部、楽園追放されてからは逆に人間ではないものが人間に見えるという展開に。一体何が人間を人間たらしめてるのだろうか。
終盤の市街戦の模様がマイケルベイっぽくて見辛いのと、追ってきた連中が声は豪華なのに殆ど見せ場がないことあたりは減点か。