抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

私的アニメ表彰式2016〈前編〉

 どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。

 昨年視聴した全20作品のアニメの感想も無事完成しました。そこで、今更感が圧倒的に漂う中、権威は1㍉もない私的アニメ表彰式2016を執り行いたいと思います。

 それぞれのクールの感想で各作品の詳細な感想はご確認ください。

tea-rwb.hatenablog.com

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 それでは、今回はその前編から。

 1.OP・ED曲部門

 まずは番組を彩る曲の中で印象に残っているものを。

 ノミネートは以下の5曲となります。

 以上になります。DRIFTERSやダンロン3未来編のOPも良かったですが、惜しくも選外となりました。その中で大賞は…

 宇宙パトロールルル子 OP

CRYまっくすド平日/フジロッ久(仮)です!!

 正直ダントツですね。ぶっ飛んでいたアニメの内容に負けないぐらいぶっ飛んでいてパワーを持っていた楽曲でした。一人カラオケでは毎回絶唱しております。

2.名脇役部門

 続いて、主役の脇を固めた名キャラクターです。アカデミー賞的には助演男優・女優賞ですね。ただ、主人公がグループだったり、群像劇で主人公が分かりづらかったりと選考基準は実は結構難しかったりします。エントリーは以下の5名。

 1人目のケンヤはお前もリバイバルしてるのか!?という驚異の洞察力と怪しい悟の言動を受け入れ、自らの弱さもさらけ出せた度量の大きさ、更には真犯人を追い詰めるために弁護士になってしまう行動力と、どれをとってもスーパー小学生でした。

 2人目のファンゴは91Daysで中盤を引っかき回してくれた悪党です。特に、人肉入のラザニアは最高に最低でしたね。散々引っかき回した後に、舐めきっていたコルテオに殺される最期もまた、ファンゴらしいというか。CVを務められた津田健次郎さんの怪演が光ったキャラクターでもありました。

 3人目の忌村静子さんは元・超高校級の薬剤師で、恐らく3では最も不憫な人物でしょう。狛枝の幸運に巻き込まれて希望ヶ峰学園を退学になり、安藤流流歌チームとも仲違いし憎悪し合うように。最終的には、毒の進行を遅らせる薬を開発しながらも、襲撃者によって命を奪われるっていうか、エクストリーム自殺をすることに。報われ無さが大変であると同時に、霧切さんを救った視聴者にとっての希望でもありました。

 4人目の四宮小次郎は、遠月学園の卒業生で、ソーマ2期においてはソーマのスタジエール先として登場しました。フレンチの基礎をソーマにたたき込み、最終的にはデレる始末。原作でもそれまでの嫌なヤツから一転、人気キャラへの道を歩み始めた瞬間ですね。

 5人目の織田作之助は、文スト2期の初回からサプライズで数話放送された黒の時代編の主人公と言っていいキャラクターなのでノミネートは悩みましたが、やはり作品の主人公は中島敦なので、コチラに。兎に角黒の時代編の織田作は格好良かった。そして死に際の太宰の生き様を決める言葉を遺していく、単なる本編の補完に飽き足らない立派な物語でした。

 以上5人のうち、大賞は…

91Daysより、ファンゴです!!

 正直、こちらも圧倒的。脇役という観点で見たときに、インパクト、噛ませ具合、退場のタイミングと方法、全てが完璧だったと思います。91Daysは全編通して、かっこよくて、よく練られたアニメだったと記憶していますが、中盤を牽引したのは間違いなくファンゴでした。受賞、おめでとうございます。

3.最悪にして最高。悪役部門

 日常系アニメがノミネート外になってしまいますが、やはり敵の存在は物語に欠かせないもの。そんな敵として光っていた5名(?)をエントリーさせていただきました。

 1人目の八代学は僕だけがいない街において、主人公悟の小学校の担任の先生で、幼女連続誘拐殺人事件の犯人でした。自分の殺人計画が何故か邪魔されると、すかさずその要因である悟に興味を持ち、悟の殺害を試み、それで満足できずに覚醒を待ち続けるという異色の殺人犯(リバイバル的には殺人はしていないことになってるけど)でした。リバイバル前では、真相に迫った悟の母だけでなく、愛梨まで容赦なく手にかけようとする残虐性も持ち合わせている上に、常に別の犯人を用意しておく計画性も持った狡猾な悪役で、まさにラスボスにふさわしかったと思います。

 2人目の里見義昭は、やや難解にも思えたコンレボの中で、帝都広告社の顧問を務め、フィクサーとして日本を裏から動かす大物でした。更には、超人たちの力をエネルギーにして超人のいない世界を作ろうとして、爾郎たちと対決することになります。金と権力がある危険思想の持ち主って何でもできることを知らしめてくれました。

 3人目の江ノ島盾子、こと私様はやはりシリーズファンとしては外せない悪役。超高校級のギャルであり、超高校級の絶望であり、ダンガンロンパ1・2双方のラスボスであり、人類史上最大最悪の絶望的事件を起こした首謀者。2で親しみを覚えていたキャラクター達がどんどんと私様の手によって絶望に堕ちていく様は、見ているコチラも絶望にたたき落とされそうでした。

 4体目はファヴです。魔法少女を選抜する試験を行う試験官的存在のマスコットキャラクターでぽんぽん言ってるだけの無害な奴かと思っていたら、クラムベリーと組んで、全ての元凶だったクソ野郎。やられ方も随分とこちらの溜飲を下げるやられ方をしてくれて胸がすく想いだったのを思い出します。まあよくよく考えなくても魔法少女もののマスコット(=キュウべえ)的な立ち位置にデザインがモノクマチックなんだから悪い奴ですよね。 

 最後の5人目は、土方歳三。本編では決着こそつかなかったものの、新撰組の敵である島津の家紋を背負った豊久と激戦を繰り広げていました。っていうか、新撰組の亡霊を出現させてそいつらもダメージ判定有りの攻撃してくるって、なんていうチート能力。単純にサムライとして格好良かったんで選出です。

 並み居る悪役の皆様の中でもking of 悪役はこの人!

江ノ島盾子さん(ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園 絶望編)です!!

 ある意味当たり前ですね。被害人口、被害総額、残忍性、やられっぷり(これは1で描かれているのでちょっとあれですが)どれをとってもぶっちぎりの絶望的存在でした。

 前編はここまで。後編に続きます!