抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

エンターテインメント超大作爆誕!!!「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」

どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。

以前、ドクター・ストレンジを見た際に、今後のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品を追うことを決めました。

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そこで今回、U-NEXTとTSUTAYAを駆使してこれまでのMCUを全て見てから、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(以下GotG2)を見ました。結論から言えば、今年ベスト出ちゃったんじゃないですか!!

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス (字幕版)

 

Filmarks4.8点

WATCHA5.0点 

(以下ネタバレあり)

 まず、人物別に追っていきたいと思います。

1.ベビー・グルート

 劇中でラヴェンジャーズにも言われてますが、マスコットです。完全に。

 開幕、電池を守るガーディアンズたちをバックに音楽がかかって、踊るベビー・グルートにも首ったけ。ハートを出だしから掴んで離しません。

 また、ヨンドゥ&ロケットの脱出のためのフィン調達シーンでは、義眼に誰かの親指まで持ってきて、「うん、これは見なかったことにしておこうか」感はサイコーに笑えます。ワープシーンではほ乳類ではないのに、絶妙の間で嘔吐。極めつけは、予告にも出てくる爆弾のボタンシーン。ロケットが待っている間、ピーターが律儀にテープを持ってないか聞くシーンは真剣なソヴリンとの戦闘シーンなのに笑いが漏れます。

 油断していたら、おまけで成長しきったグルートが反抗木になってました。エンドクレジットも所々、I'm grootにすりかわってたり、兎に角マスコットとして大活躍でした。

2.ロケット

 今回、かなり見せ場をもらったキャラクターです。前作より更に口が悪くなりましたし、今回追われる原因、さらにはその先のヴィランの遠因となる電池泥棒までしてます。エゴに行かずにラヴェンジャーズと相対したシーンは、独壇場。道具便りでないところも見せた上で、戦闘シーンなのに爆笑させる荒技を見せつけました。

 終盤、エゴからの脱出シーンでは「仲間を失うのは1人で十分だ」と哀しく呟きます。あたかもピーターが死ぬかのようですが、彼自身はヨンドゥが自らを犠牲にしてピーターを助けることを分かっての台詞です。宇宙服とジェットエンジンを渡したのは彼自身でしたから。ヨンドゥとロケットはエゴへ向かう途中で、互いが互いの分身であることを理解し合いました。ここまで踏まえると、彼のヨンドゥに対する「ようこそ、クソガーディアンズ・オブ・ギャラクシーへ」という台詞が重く響きます。

 ま、そもそもコイツが電池くすねなければソヴリンに追われることもないし、おそらくGotG3のヴィランとなりそうなアダムも生まれなかったと思うから、反省してくださいね、ゴミパンダさん。

3.ガモーラ

 今回、ガモーラはピーターとの仲も勿論ですが、妹ネビュラとの和解が一つの焦点になりました。ネビュラはガモーラとの毎日の戦いで敗れるたび、サノスによって機械換装されていたことがわかりましたが、今回はそのおかげでガーディアンズは助かったりしてます。2人はサノスを倒すという点で共通しているので、おそらくサノス戦となるアベンジャーズの次回作で共闘なんてのも、あるかもしれません。

4.ドラックス

 ドラックス自体は今回はただのコメディリリーフです。というのも、今回の映画のテーマといえる「家族である」ことに関して、唯一の経験者であって「家族になる」過程を描いた前作で復讐も果たしたことで、そうしたスタンスをとれたのでは。一方で、娘の話をしているときに涙を流していないのに、マンティスが触れた際にマンティスの方が泣いてしまう程の哀しみを持っている、持ち続けていることがわかりました。

 ちなみに、マンティスがピーターのガモーラへの思いを読み取った時に大爆笑していたシーンが今回の映画で一番笑ったところでした。修学旅行中の中学生みたいにはしゃいでましたね。

5.ピーター・クイル(スター・ロード)

 今作で実の父と再会を果たすとともに、育ての親のヨンドゥも失ってしまう。前作は彼と母の物語であったので、今回は彼と父の物語になるのは最早当然とも言える。一瞬の回想シーンでヨンドゥに銃の撃ち方を教えてもらってたシーンは涙を誘いましたね。

 また、エゴとはキャッチボールをすることで失われた父との時間を取り戻そうというシーンもありましたね。正直、あの瞬間に関してはエゴの方にも息子との時間を満喫しようという気持ちがあったと信じられましたし、一瞬今回のヴィランはエゴではなく、ソヴリンの方かな?と思ってしまいました。ただ、エゴがピーターの母に腫瘍を埋め込んだと聞くや否や発砲したおかげで、見ている我々も気持ちがいいぞ!!!と乗ってきました。

6.ヨンドゥ

 今回一番オイシイ役どころ。っていうか、ヴィランであるピーターの実父エゴと対比され続ける育ての親でした。ピーターに甘いところがあるのは前回から部下達に指摘され続けていましたが、ついに部下に裏切られ、多くの仲間を失っています。その上で、フィンを取り戻した後の無双。前回も思いましたが、ハンパない強さ!と同時に、ここまでの見せ場って死亡フラグ…?と勘ぐったら当たってしまいました…

 ただ、次のアベンジャーズにクレジットされてるらしいんですけど、火葬されて、あれだけ盛大に昔の仲間にも送られたのに復活しちゃうとこの映画のよかったところが一気にガッカリになっちゃうような…

7.総評

 全体的にサイコーで、終盤までは戦闘シーンでも笑いっぱなし、でも最後は泣いてしまう、エンタメ超大作なのは間違いないと思います。ギャグを入れないところの場合は、ポップな70年代ソングで明るくしてくれるので、全く辛気くさくありません。

 ヴィランであるエゴは、やはりその名の通り自我が大きく膨らんでしまった野郎でした。特に、最初は地球人であるピーターの母との純愛だと思っていたら、宇宙中の種族と「交配」して後継者を探し、その死骸が大量にあったのは狂気を感じましたね。

 そういえば、彼の蒔いた種がちょこちょこ発動してるとき、地球ではアベンジャーズ出動しなかったんですかね?

 何はともあれ、最高な作品を続々と届けてくれているMCU(やっと全部見たくせにこんなこと言っちゃう)の次回作は、スパイダーマンです。こっちのピーターは、アベンジャーズに入るまでを描きそうなので、アメコミ弱者の私は無印スパイダーマンを見て、誕生の秘密をしっかりと胸に刻もうと思います。

 あ、ところでソーのいう異世界と彼らのいる宇宙ってリンクしてるはずではあるんですけど、地球に付属してるんですかね?ソーが言ってた星以上の数が出てきちゃってるような。