抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

MCUの虜になることを宣言します。「ドクター・ストレンジ」

こんにちは抹茶マラカス (@tea_rwB) です。

今回は「ドクター・ストレンジ」です。MCUのフェーズ3の第2作ですね。あんまり見る気が無かったんですが、たまたま映画見れる時にこれしかタイミング合わずに見に行きました。結果としては大正解でした笑。

ドクター・ストレンジ (字幕版)

WATHCA4.0点

Filmarks4.0点

(以下ネタバレあり)

 1.私のアメコミ遍歴

  そんなに見る気がない、と前述しましたが、それもそのはず。私はアメコミ初心者なんです。TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャフル」でのアメコミ特集を聞くぐらい。あるいは、以前(1年前ですが)記事をあげた熱文字で準レギュラーで参加されている長濱博監督のアメコミ談義を聞くぐらい。スタン・リー×長濱博の「Reflection」は楽しみだけどなぁ、ぐらいなもんです。

 

 ただ、日本の特撮・怪獣モノは好きだし、ハマりそうなのとどれから見ればいいか分からない&DCとかX-MENとかもよく分からんってので手を出さずにおいた感もあります。

 私が初めてアメコミ映画を見たのが昨年公開「デッドプール」です。これにやられちゃいました。よく分からないなりにMCUって面白いんじゃね?と。そんな状態で、続き物っぽくない「ドクター・ストレンジ」を観ての感想になります。

 

2.とにかく引き込まれる映像美

 ストーリーは単純です。やや傲慢な天才医師が事故で繊細な手術を行う腕の神経を損傷してしまう。とにかく自業自得の連続でどん底に落ちたストレンジは奇跡の回復を遂げた男の言うことに縋り、遠い異国の地でエンシェント・ワンに邂逅。そこで魔術を学びうち、地球侵略を企むドルマムゥとエンシェント・ワンを裏切ってドルマムゥについたカエシリウスとの戦争に巻き込まれていくというお話。

 予告編でNYの町がビルごとねじ曲がり、天地が逆転しと、正直酔う未来しか感じてなかったので避けてた所もあったんですよ。問題の場面は、確かに何が何だか分からなかったものの、要は敵とのおいかけっこってだけ。圧倒されていればそのまま進むので問題は無し。

 それ以外にも、彼らの施す魔術(何でもアリすぎて、MCU合流後に無敵じゃね?感は否めないが)や、エンシェント・ワンにストレンジが多元宇宙を見せる場面など、映像としてはパーフェクト。凄すぎ。ドルマムゥの世界では、死んでは現れるストレンジに笑いが止まらなくなりました。

 

3.その他雑感

 ストレンジはあくまで、医者であり、力を手に入れても溺れているというよりは、知への探究心が強すぎて、禁断の書に手を出してしまっている感がある。だからこそ、敵との抗戦において命を殺めてしまったことを後悔する、医師としての自分を持っていたことはとても評価できました。あくまで、自分ではなく、医師としての自分に誇りを持っていたんですね。とはいえ、この葛藤を納得させ、自身もその原理に従っていたエンシェント・ワンのより大きな善のための犠牲や悪、という考え方って、アベンジャーズチームと対立しないんでしょうかね?観てないので分からないのですが・・・

 途中出てくる多元宇宙や、アストラル体といったオカルトチックな超科学現象については説明が全くなかったのは減点材料ですが、幸い私はオカルティック・ナインクリストファー・プリースト『奇術師』の経験から理解することができました。

www.hayakawa-online.co.jp

 エンシェント・ワンはモルドとストレンジの2人で立ち向かうことで、ドルマムゥを倒さなくてはならないと遺しますが、ストレンジはほぼ独力で交渉を完結させ、時間を逆転させました。そのため、モルドとは決別し次回以降へと繋がりそうな感じです。うーん、次もみたい。エンドロール後には(後で調べてわかりましたが)マイティ・ソーが客演。1本の映画としてドクター・ストレンジは鑑賞できましたが、前回のデップーちゃんとの合わせ技でこれからMCUを遡って観てしまおうか、とまで思い始めています。あーあー、この沼は深いのにハマっちゃったよ。。。