抹茶飲んでからマラカス鳴らす

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キャスト変更も違和感なし「東京喰種 トーキョーグール【S】」感想

 どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。

 「天気の子」に続いてみたのは喰種の続編。奇しくも、自分の「好き」を突っ走る人の話、という点では一致してます笑

 原作漫画の方はすいません、絵柄が全く合わないのですぐに諦めて読んでませんが、アニメ版の無印&√Aに関してはチェックしているので今回扱われる月山編も大体のところで把握した状態でした。

【映画パンフレット】東京喰種 トーキョーグール【S】 TOKYOGHOUL S

WATCHA3.5点

Filmarks3.3点

(以下ネタバレあり)

 

1.月山&トーカはナイス!

 まず事前に懸念されたのは前作でめっちゃはまり役だったのに清水富美加さんが降板した霧島菫香の代役を務める山本舞香さんと、アニメ版で宮野真守さんが演じてインパクト抜群だった月山習を演じる松田翔太さん。この両者がどうなるか。

 開けてみればまあ二人とも好演だったと思います。山本さんは前に別の方が演じていたとは思えないほど馴染んでいたし、何よりアクションがちゃんと重そう、痛そうな攻撃を繰り広げていたので安心。松田翔太さんは、宮野さんとは全く違う、しかし確実に狂気を感じる美食家をしっかりやってくれました。売れっ子なのに、ちゃんと眼球(を模した何か)とか、金木の血(に見せている何か)をちゃんと食べているシーンがカメラに収まっているし、トイレでスーハーするシーンまでしっかりやりきってくれていて素晴らしかった。名セリフ「ぼくのだぞっ!」もちゃんと飛び出してニヤニヤ。「金木くんに食べさせながら、金木君を食べたい!」「変態だ」のやり取りはストレートすぎて笑ってまいました。

 前作から続投したキャストの皆さんも引き続いて良い演技。錦先輩とか見せ場しっかりあって良かったですね、って感じ。窪田正孝の腹筋が!!とかDinerのCMで言ってた女性はこっちのほうが窪田君カッコいいと思いますよ!あとメシもDinerより美味しそうですよ!!但し、こっちは双子の合いびき肉とか、ヴィーガンの腿のソテーとか人肉ですけどね!

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2.人と喰種との間には

 ストーリー的には、1作目と同じように原作(っていうか私がわかるのはアニメだけど)に忠実に作ることをちゃんとイメージしながら作っていたと思います。

 その中での記憶との大きな変化は、トーカとクラスメイト依子の関係性。記憶が正しければ、アニメ版ではトーカは必死に依子の弁当を食った後に隠れて吐いていたはずですが、映画では最初から拒絶。これは、グールであることが周囲にバレないための次善策としての行動であり、トーカが行うのは予防的な行動であると示される。これによって、人間もグールも殺したくない、みんな守る、という決断から罠とわかって月山の下へ向かう金木との対比が明確になると共に、ラストでトーカが依子の弁当を食うことでキャラの成長も見せることが出来る、シリーズ化している中でも1本の映画として見せる良い工夫だったと思います。

 こうした人間とグール、そしてその両者の命の価値がメインテーマに置かれたのも美食家月山メインの話だから当然。金木君自身が何者なのか、というアイデンティティの話から離れてもそれに近い話にちゃんと落ち着くようになる、よくできていると思います。

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 3.バトルに感じる停滞感

 前作と比べるとどうしても足りなく感じるのがバトル描写。その結果、バトルものの実写映画化であり、アクションものなのに燃え上がる瞬間が無いように感じて満足感がシナリオの良さほど感じられなかった気がします。

 基本的に勝つ為のロジックは同じものを採用しているのですが、アニメ版だと週をまたいだりするおかげでそんなに気にならないグールの治癒スピードが場面ごとに少し違うことなんかがちょっと気になったりしました。

 それと今回はよりアクションが得意な山本さんが入ったからでしょうか、それともアニメでもそうだったのか覚えていませんが肉弾戦がかなり多かった印象。そもそも1作目と違い、クインケを持ったCCGとの敵対ではなく、グール同士の戦いなので必要がないかもしれませんが、もっと赫根を使った戦闘をもっとたくさん見たい、というか初めから使いなさいよ、という感じを受けました。カメラがわりとブレッブレだったりするのも手伝って、アクション面では正直そこまで魅力を感じませんでした。あと、腹ぶっさして死んでない、をトーカと錦でやった後に月山の腹をぶっ刺しておしまい、だと月山の耐久が紙すぎない?ってのも少し感じるかも。その後の月山が描写されていないですが確実に生きてるのでそこまでやればよかったかな?

 そしてラスト、新田真剣佑が宗太としてラストでサプライズキャスティング。ピエロのお面が特徴的でしたが、どうしよう、アニメに出てこなかったキャラだとまるで分からない!!おそらくは今回出てこなかった佐々木希のカヤや浜野謙太の古間さんなどのあんていくメンバーも合わせての次作でのあんていく戦を見越しているんだとは思うんですが…。さらに言えば、ちらっとしか出ない亜門さん。前作の戦いを経ての亜門さんの心境はやっぱり知りたかったかな…。勿体ない。

 1作目でも、クインケ周りの説明がちょっと雑でアニメか原作知らないとついていけないのでは…?なんて思いましたが、今作でもちょっとその感じはありました。今後私の知らない話になったときについていけるのか?軽めにWiki読んだことあるだけでウタさんたちがどういう集団かよく知らないんだけど!!そして続編となると鈴屋什造や真戸暁など実写化が大変そうなCCGも出てくるのか。
という訳で…次回作にも期待!