抹茶飲んでからマラカス鳴らす

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まだ第2話!でも楽しい!「ガールズ&パンツァー最終章第2話」

 どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。

 今回は公開から間もなく1か月。どうせ長いこと上映するだろうと高を括って放置しすぎたガルパン最終章の第2話です。

 午前中に午前10時の映画祭で「八甲田山」を見てきたから、高低差ありすぎて耳キーンなるわ!案件でした。

 ただ1時間だし、全6話のうちの第2話だし感想を書くのちょい大変…。一応、見た新作は全部感想を書くぞ!という意気込みでやってるので書きますが、自信ない…。いや、普段も自信ないんですけど。

【チラシ付き、映画パンフレット】ガールズ&パンツァー 最終章 第2話 上巻

 

WATCHA4.0点

Filmarks3.8点

(以下ネタバレ有り)

 

1.間隔が空いた分の期待を裏切らない

 単純に公開日程決まって思ったのって「遅い!!」ですよね。全6話っていうから年1ぐらいだと思ってたのに1年半待たされるんですもん。楽しそうですけど、この苦行がまた繰り返されると思うと、「プリンセス・プリンシパル」に手を出せないですし。

 んで「SHIROBAKO」も劇場版がある。「荒野のコトブキ飛行隊」もあった。水島監督仕事溜まりすぎでは???脚本の吉田玲子さんもかなりの仕事抱えていますが。

 こういった素人の杞憂をよそに、今回も良い作品を作ってくれました。ごめんなさいね、水島監督。

 しっかり待たせただけあって、アニメーションの動きは素晴らしいものがありました。戦車道での試合も勿論、それ以外の部分でもヌルヌル動くし、カメラも回り込む。見ているだけでちゃんとエンターテインメントとして成立している。「プロメア」や「海獣の子供」といったタイプとは異なる割と典型的な萌えに近いアニメとしては十分最高峰に近いのではないでしょうか。強いて注文をつけるなら、試合の展開をもっと分かりやすくする実況や全体図、ド頭でBC自由学園を映したような俯瞰の映像とかがあるとなお良かったですね。

 そしてガルパンを語る上では欠かせないのが音響。相変わらず此方も素晴らしい。「荒野のコトブキ飛行隊」で音響に凝りすぎてるけど、ミリタリー系詳しくないし、テレビだとわっかんないなぁなんて感想を漏らしましたが、映画館で見るなら話は別。鳴り響く戦車の発信音に砲撃の音。臨場感満載。岩浪美和さんが音響監督を務めると本当に外れがないです。

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2.どっちが主役?光る対戦校。

 今回の第2話は意図的に大洗よりも対戦校にフィーチャーしていた印象が強く残りました。前半のBC自由学園戦はもともとエスカレーター組と転入組で仲が悪いことを利用した相討ち作戦からの包囲を完全にBC視点で描いていたので決着に向かうさまは「イコライザー2」と同じ狩られる側の心情。これもこれまでの作品で大洗、っていうか西住みほの強さを描いてきたから成立するもの。

 そして日常パートを挟んでの2回戦は知波単戦。アニメを見ずに劇場版から入った私には新キャラ感のない新キャラ。劇場版では突撃!ばっかりで旧日本軍をボロッカスに笑いに変える完全なるコメディリリーフでしたが、そこでも孤軍奮闘だった福田が今作では完全に軍神化。「○○突撃」というパワーワードを駆使して作戦を立案しまくり。ジャングルでのゲリラ戦を敢行し、大洗をあと一歩まで追い詰めました。言葉を言い換えることでなんとなくセーフになる、というロンダリングはかつて、どころか現在の日本でも通じる極めて日本人的なやり方で上手くカリカチュアできていたと思います。フラッグ車のことを旗車と言ってるの、前まで描写されてましたっけ?

 旧日本軍と違うのは、ちゃんと主将の西さんに相手へのリスペクトがあることと、突撃以外の考えもあること。本当はずーっとそれは描かれていたはずなのですが、暴走する仲間たちを止められずにいたせいでそこまで目立っていなかったわけです。ところが、福田の具申を受け入れる度量の広さを見せただけでなく、「転身」ではなく「撤退」と言い切って勝利のための撤退をするラスト。まさに幼虫が羽化する瞬間を見た思い。いや、知波単主人公かよ!!

 ということで、どうしても対戦校をしっかり描いたために逆に影が薄かったのが大洗の面々。日常パートで個性を出そうとはしていましたが、バレー部は知波単覚醒イベント、みほは愛里寿の高校編入という今後に向けた伏線に使われてしまって少し表面的な感じ。第1話で桃先輩の言うことしか聞かない!とキャラごり押しだった新加入サメさんチームは知波単戦では、持て余すかのように早々に脱落しました。
最も、これまでの対戦校の各キャラも含めて、これだけのキャラクターを各話で登場させ、しかもキャラ被りしないようにする交通整理はしっかり出来ており、そこは流石吉田玲子脚本といったところ。そういう意味では60分尺なのに敵味方どっちも立たせろ、というのは無茶かもしれません。

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3.全体への乗れなさ

 とまあ全体を通してみれば楽しかったんですが、どうしても第1話から引っかかってる部分があり、それが第2話でしっかりと違和感へと変わりました。

 結局「何のために戦うのか」という非常に重要な部分に乗り切れないのです。

 最終章の無限軌道杯は、入る大学のない河嶋先輩がAO入試で有利になるように彼女を主将に据えて優勝を目指す、というもの。ただ、前作の感想でも書きましたが、身の丈に合わないことをして勝ち取って大学に入学しても、大学での戦車道における期待だったり、直前の優勝で主将じゃなかった河嶋先輩に対する風当たりとか諸々考えて幸せな未来が待ってる気がしないんですよね。学力面でもそうですが。

 そこで今回描かれたのは、桃先輩の実家事情。お母さんが病気がちで弟・妹がたくさん。まあ私立大ではなく国立大に入らなきゃ、という提示なんですが。うーん、桃先輩の為に戦う、というところを後押しするものだとは思うんですが。どうしてもそもそもそこに微妙な思いを持ってると、ますます応援しづらくなるというか。そこまで描いちゃうと、桃先輩が大学に行く必然性もよく分からなくなっちゃった気がして。ゴールが桃先輩の大学に置かれちゃってるので、ちゃんと他の道考えた?大学に入って何したいの?将来何になるつもりなの?と。
この辺はあれですかね、多少受験・教育業界に身を置いたことがあるのが関係しているのかもしれません。

 何はともあれ、また1年半ぐらいはかかるのを覚悟して強い気持ちで待機したいと思います。完結までに結婚できてるといいなぁ(棒読み)