抹茶飲んでからマラカス鳴らす

見た映画、読んだ本、見たアニメ。そんな話を中心に。。。

私的映画表彰式2018

 どうも抹茶マラカス (@tea_rwB)です。今年は何とか年内に映画の振り返りできましたよ!!ランキングは明日!宇多丸さんより早い!!今日は部門賞です!!

1.楽曲賞

 まずは楽曲。音響とは別になってます。ノミネートはこの5作品の曲。

 1曲目はまさかの音源が無い!若おかみは小学生で主人公のおっこが歌っていたもので、劇中で1番現実を忘れられるファッションショーのシーンで使われていました。直前のシーンがシーンだけに、この明るさにとても助けられました。

 2曲目は今年大ブームとなったグレイテスト・ショーマンから。「The Gratest Show」もかなり好きでしたが、劇中のメッセージと合わせてもこれを選出しないわけにはいかないでしょう。

 3曲目は上半期がグレショなら、下半期の音楽映画はコレ、ボヘミアン・ラプソディから。そもそも曲がQUEENなので良いのは当たり前なんですが、劇中のどの曲よりエンドロールに入った瞬間に流れたこの曲が、QUEENは、この映画はまだ終わりじゃない、彼らの曲が聴かれ続ける限り終わらないんだ、というメッセージを感じました。

 4曲目も既存の楽曲。SUNNYは平成を彩った名曲がたくさん使われましたが、このLA LA LA LOVE SONGがかかった瞬間にカメラが一周して時代が学生時代に戻る。そして踊りだす生徒たち。この演出でこの映画のリアリティラインが明確になり、楽しく見れる素晴らしい選曲だったと思います。

 5曲目はピクサー最新作。歌がテーマの作品でしたね。映画自体には思うところあれど、歌自体はとてもいい歌だったと思います。

この中で楽曲賞は…グレイテスト・ショーマンより「This is me」です!!

2.音響賞

 次は音響。効果音とかその辺ですが、正直明確な楽曲でないBGMならこっちで計算しちゃってるかもしれません。その辺まで詳しく映画見れないもんで…

 1作品目はスピルバーグのオールスター映画。出だしのヴァン・ヘイレンの曲もそうですが、仮想空間であるオアシスに没入させる音楽が最高でした。ゴジラのテーマもかかってたし、映画でかかった楽曲全体が良かったです。

 2作品目はもう今年のアニメ映画を語る上で外せない傑作。希美とみぞれの立場や心境の変化を完璧に表現した演奏シーンはもう、なんていうか、はい、多分該当記事でも言ってると思いますが言語化しづらいことこの上ない、至高の音楽でした。

 3作品目、デトロイト。今年の映画で個人的には全く話題なってないのが不思議なぐらいいい作品だったと思うのですが、こちらは無音という音響の凄さでノミネート。その場の音だけで音楽を殆どかけないので拷問体験映画と化す40分間。まだ見てない方は是非。

 4作品目は邦画から。ちはやふるは前後編でも音響が最高でしたが、それは今作でも健在。カルタを取り、畳に響く音。細かいところまで配慮の行き届いたことが音響からも良くわかる作品でした。

 5作品目は異色のPC画面から1歩も出ない映画、search/サーチ。アプリの起動音やFacetimeの着信音、そういった画面で起こるすべての事象の効果音の一つ一つが本物なので、どんどん映画にのめり込ませる音響だったと思います。

 この中で音響賞は…デトロイトです!

3.悪役部門

 こっからは、役名(俳優名)(作品名)の表記になります。

 まずはDCを代表する悪役ジョーカーが織田信長になったニンジャバットマン。ジョーカー自体の悪さもそうですけど、高木渉さんの怪演によって大きく悪者さが増したのは間違いないでしょう。クレイジーとしかいいようがないっすもん。

 続いては正義のはずの警察官。ウィル・ポールター演じるクラウス。前述の40分間の拷問シーンでの立ち居振る舞いは悪そのもの。権力が差別を行い、暴力が伴うときの恐怖がそこにはありました。演じる本人が普通に嫌いになるレベルなんですが、本人は役に全く共感していないということを伝えておきたいです。

 ここからは韓国映画から2連続。まずはパク・チョンチョル拷問死事件を描いた1987から、対共捜査署長のパク・チョウォン。演じたのはキム・ユンソク。ソウルオリンピックを控えた中で脱北者という立場からも徹底的に共産主義に対抗するために立ち回る姿は、これも正義が暴走するとどうなるか、とても考えさせられました。悪役なのに正義の旗の側、というのが2人ノミネートっていうのは、なんていうか時代なんですかね…

 韓国からもう一人は犯罪都市黒龍組のボス、チャン・チェン。作品内のあらゆるヤクザ、マフィアをバンバン殺してのラストのトイレでの決闘はすさまじいものでした。ミッションインポッシブルと合わせて2018年2大トイレでの格闘シーンと言えるでしょう。

 最後、今年の悪役といえばこの人、サノスさんです。多分来年もノミネート。よく考えたら思想は「インフェルノ」の人と似てるんですよね。定期的に出てくる増えすぎたから減らす派。ただハルクを一撃、ロキ瞬殺、自決したヴィジョンの時間を戻して石を奪う、と強さだけでも半端ない。その中でも人間性も見せるわけで。いやーほんとどうやって倒すんだろう。ただ、エンドゲームの予告だと、来年はベスト悪役じゃなくてベスト農夫の可能性も残します。

 この中から悪役部門賞は…デトロイトからウィル・ポールター演じるクラウスです!

4.単純に大爆笑

 ここは例年通り箇条書きで。

5.助演部門

 まずはちはやふるから2名を選出。前作の後編でも抜群の存在感を見せていたクイーン若宮詩暢は今回も別格。ギャグっぽい描写の直後でも強者の風格を漂わせている演技は解説役なのに抜群でした。

 そして賀来賢人さん演じた周防名人は太一のメンターだったわけですが、ハンディキャップを背負ったが故の圧倒的強者感と苦悩がしっかり伝わる好演。太一を演じた野村周平さんと迷いましたが、此方を。

 3人目のノミネートは不思議なベビーシッターのタリー。ナイトシッターとして完璧なだけでなく、母親のマーロの状態までもどんどん良くしてくれる魔法のようなシッターで、その正体は…。ぐいぐいパーソナルスペースに入ってくる描写も含めて秀逸でした。

 4人目はもはや主役だったかもしれません。想田和弘監督の観察映画からクミちゃん。唐突にカメラの前で語り出すシーンはただの田舎の港の過疎の現状を映しただけの映画から一気に模様が転換していく瞬間でした。

 5人目は説明しなくても良くないっすか。オスカーの助演男優賞を受賞してますし。自分の弱さを隠すための虚勢ともいえる暴力警官にして、最も成長したキャラクターでもありました。

 この中から助演部門賞は…港町からクミちゃんです!

6.ベストアニメ映画

 今年はアニメ映画も大豊作だったので、ちょっとピックアップしたいと。

 どれも素晴らしい映画ですが、ジャンプ原作と舐めてはいけないヒロアカや映像美が楽しいペンギン・ハイウェイなどが忘れられがち。

 そして、ベストアニメ映画は…ニンジャバットマンです!

 どうせみんなリズと青い鳥だから私ぐらいはこのマッドな90分間を応援したいんです!!

7.主演男優部門

 いや1人目はもう主演男優っていうか、ベストトム・クルーズ賞を個別で与えるべきというか。あっこまで体張られたらノミネートしないわけにはいかないですよ。ヘリの運転やらカーチェイスやらやりたい放題アクションてんこ盛り。文字通り骨折って作ってるだけありました。

 2人目はぼくらのデップー。監督交代などを経ても持ち味は変わらず、今度は恋人、ファミリー、仲間、そして子どもの為に頑張る姿は胸を打ちました。ふざけてばっかのくせに基本線はストレートで泣ける話だからずるいんですよね。ワンス・アポン・ア・デッドプールは日本では公開しないんでしょうか。

 悪役に続いて韓国映画から2人ノミネートです。まずは犯罪都市のマ・ドンソク演じるマ・ソクト刑事。腕の太さがおかしいですし、それで殴っただけでギャグになる。最強すぎて大体剛腕で解決。韓国ノワールに銃はあまり出てこないことは今年見始めてわかったのですが、それにしたって警察なのに腕で勝負しすぎです。

 続いて、韓国の名優ソン・ガンホ演じるキム・マンソプ。ただの金のためのタクシー運転手が光州事件に直面し、考え方が変わっていく様子がもう凄い。子を持つ父としての描写もしっかりされているので、しっかり感情移入もできます。マ・ドンソクの方は出来ないです笑

 ラストは12月公開から滑り込み。前作での謎の暗殺者から一気に萌えキャラおじさんへとジョブチェンジを遂げたボーダーラインのベニチオ・デル・トロ。素晴らしいおじさんでした。ラストの扉が閉まるところとか、ザ主人公って感じでした。

 この中から主演男優賞は…タクシー運転手からソン・ガンホ演じるキム・マンソプです!!

8.主演女優部門

 1人目は追想でも主演を務めたシアーシャ・ローナン追想も好演でしたが、痛い青春を演じたレディ・バードの方をチョイス。親に反発しがち、自分に名前をつけがちなあの年ごろを見事に演じていたと思います。その時期があったからこそ、ラストにレディ・バードを捨てた後が感動になるわけですよね。その時の表情もまた、いいものでした。

 続いて、助演でタリーもノミネートしたタリーと秘密の時間から。妊婦、そしてその後の産後鬱に近いような状態を演じたのはアクションのイメージの強いシャーリーズ・セロン。20kg近い増量をしての演技は迫真のものがありました。育児シーンが本当にリアル(私自身が経験していないので括弧付ではありますが)なので、全男性が見るべき映画だったと思います。

 3人目は、えーまた手を抜きたくなります。オスカー女優のフランシス・マクドーマンドです。共感不可能、想定外の方向にどんどん転がっていく話を大きく転がしていたのはコイツでした。看板を掲げるだけでなく、歯医者のくだり、放火、そしてラストシーン。何をしでかすかわからない狂気を持った演技でした。

 4人目のトーニャ・ハーディングは実在の人物。マーゴット・ロビーが熱演しました。環境要因というのがいかに重要なのか考えさせらると共に、いろんな人の証言が違ったりしていて信用できない語り手問題も考えました。母親がトーニャにしたのと同じことをコーチに対してしたり、そのことを自覚した瞬間の表情なんかが印象的です。

 ラストはオスカー作品賞から。今年はサリー・ホーキンスの年、なんて声も上半期に聞いた気がします。半魚人とのラブシーンという難しい演技だけでなく、喋ることができない障がいを持つ人間、そして研究施設で明確に差別される側、という難しい役どころも完璧に演じ切っていました。

 この中から主演女優賞は…

スリー・ビルボードフランシス・マクドーマンド演じるミルドレッド・ヘイズです!

 

部門賞はこれで終わり!今年の映画ランキングは明日!!