抹茶飲んでからマラカス鳴らす

見た映画、読んだ本、見たアニメ。そんな話を中心に。。。

名画座ふたたび。今さら見てきた「グレイテスト・ショーマン」感想

 どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB) です。

 思わず劇場スルーしちゃった映画って当然あるわけです。月曜から夜ふかしで桐谷さんが今年のベスト3にダンガル、バーフバリ、ペンタゴン・ペーパーズを挙げていてバーフバリ見ていないのをどうなのか、と自問自答を始めたりしました。

 そんなときにありがたいのが、そう。名画座です。前回のブレードランナー揃い踏みに続き今回は午前中に見た「シング・ストリート 未来へのうた」と合わせてTHE MUSIC DAYと題して早稲田松竹での「リメンバー・ミー」と合わせての2本立て上映を見てきました。超満員で、座り席のラス1を確保してみることができました。まだ今年の上映作品なのでランキングにも反映する意味で今回は別々で記事になります。

 いやー、ラ・ラ・ランドが合わなかったからって逃げてたのは勿体なかった…

 と、言うわけで今さらの感想です。

グレイテスト・ショーマン (字幕版)

WATCHA4.0点

Filmarks3.8点

(以下ネタバレ有り)

 1.最高のOP

 「ラ・ラ・ランド」が合わなかったので敬遠していたミュージカル映画ですが、どうしても会わない理由の一つはやっぱり歌いだすのが唐突に感じることなんですよね。

 そういった意味ではショーが主題なのでその辺の違和感が皆無で見ることが出来ました。

tea-rwb.hatenablog.com

 さあ特に素晴らしかったのがOPと言えばいいのでしょうか。予告編でも見られた「the gratest show」と足音でのアバンで豪華さ、華麗さを見せつけてぐぐっと惹きつける。そしてカメラが一回転して一気に少年時代の衣装を眺めている少年に変化。そこで奥さんとなるチャリティとの出会いを描いてからは「a millions dream」を歌いながら2人の結婚・出産まで一気に描き切ってしまう手腕がスマート。夫婦2人の絆や当初のバーナムが持っていた負い目などがしっかり描かれていました。

The Greatest Show

The Greatest Show

  • provided courtesy of iTunes

 2.チームびっくり人間

 なんだか詐欺に近い方法で大金を借り上げて博物館を始めるもうまくいかないバーナム。娘の生きてるものがいい発言を受けて、劇中でフリークスと呼ばれる世間のはみ出し者たちをスカウトしてショーにしようとします。スカウトしただけで大した訓練もなくあんなにサーカスが出来るのか、という疑問こそ出ますが遂に居場所を見つけられた彼らのショーは見ていて確かに楽しい。一方で批評家は酷評しているわけですが、これもなんだか私みたいな外野が人権がどうこうと本人の意思を無視して言っているような構図も感じる。いろいろ考えさせられます。

 ところで余談ですけど、水曜どうでしょう藩士としては、対決列島見ているときの「チームびっくり人間」という言葉を思い出さずにはいられない笑。さすが魔神藤村、これは凄い人をスカウトしてきたというか。

 ただ、途中から明らかになってきますがどう考えてもバーナムは上流階級の人間を見返す事がメインになっていって、当初のチャリティを幸せにする、という目的をどんどん忘れていってしまう。このあたりの成功もミュージカル・シーンでどんどんと成功が流れていくのでまあ調子乗っちゃうのも仕方ないかも、とすら思える。

 バーナムとサーカスのメンバーとが明確に距離が離れていく中で、逆に接近していくのがフィリップ・カーライル。新進気鋭の劇作家にして、バーナムが上流階級を見返すために雇った人物なわけで。本来バーナムが目指す高み(と呼んでいいのかわからないが)側の人間。そんな彼が空中ブランコパフォーマーのアンとの恋に落ちていき、上流階級との訣別をする、なんての男を上げてるわけです。どうでもいいですけど、フィリップの勧誘でのミュージカルシーン、バーテンさんがとてつもない働きをしていてそっちに目が釘付けでしたよ…

 チームびっくり人間の皆さん、それから妻チャリティと決定的に分かれていくのが北欧の歌姫ジェニー・リンド。バーナムは彼女のアメリカ公演を主催し、家を飛び出し全米を縦横無尽。批評家にも大絶賛されて満足かと思いきや、こっからすべてを失っていくというのはまあわかりやすい展開。放っておいたサーカスの方も火事ですべてが無くなり、公演もキャンセルで破産状態。チャリティも義父の予言通り里帰り。考えられうるどん底で寄り添ってくれたのは、チームびっくり人間の皆さんでした。いやー、こいつら良い奴らすぎる。商材としてしか思われていなくても居場所をくれたからそれでいい、勝手に辞めるな、なんて本当は思うところがあったろうに…

 理想を言えば、バーナムが自身と反比例のグラフのように彼らに近づいていたフィリップに諭されて気づき、サーカスのメンバーの元で懺悔、とかの方がすっきりしたかなぁとは思いましたけどね。

From Now On

From Now On

  • provided courtesy of iTunes

3.ミュージカル映画だから仕方ない…?

 ミュージカル映画の魅力は「歌」の力を最大限に発揮できること。「ラ・ラ・ランド」では、中途半端に歌が近い芸能の世界を扱っていたので私はうーん、でしたが、今回の「グレイテスト・ショーマン」はがっつりショーの話なのでその意味では、歌唱力、ダンス、そういったものすべてが最大限に発揮されていたと思います。

 しかしながら、ミュージカルの為に同じメッセージをしばらく見続けなくてはいけないも事実。バーナムとサーカスメンバーの和解のところとか、ミュージカルのせいで展開が一気に急になりすぎたり、逆に凄くスローになったりというのは少し退屈というか、困惑してしまいました。

 なんていうか、曲がメインになっちゃったらそれは物語ではなく、PVになっちゃうと思うんですよね。だから同じような理由でPVで途中で曲が止まって普通の演技とか会話が入るも嫌いです。そっちは曲なんだから物語にするな、というか、曲として物語を完結させてくれというか。

 話がそれましたが、それでもこの作品は家でではなく劇場で見るべき作品だったと思うし、あのOPだけでごはん何杯でも食える出来でした。一番のお気に入りはありきたりですが、「This is me」です。

This Is Me

This Is Me

  • Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes