抹茶飲んでからマラカス鳴らす

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虚淵色全開のゴジラ「GODZILLA怪獣惑星」感想

 どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB) です。

 ずいぶん前に見たのにサボっててすいませんシリーズ第2弾ですね。(第1弾はユリゴコロ汗)年内に収めることを諦めたので突貫工事はやめにします。1月中にまとまればいいでしょう。

 2回見ましたが、初見は情報を何も入れずに。2度目は「GODZILLA怪獣黙示録」を読んでから、再度鑑賞しました。では行ってみましょう。 

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WATCHA4.0点

Filmarks3.9点

(以下ネタバレあり)

 1.これまでのゴジラファンへのサービス抜群

 これまで数多くのゴジラ映画が作られてきましたが、描かれるのは人類の危機・地球の危機としてのVSゴジラだったり、VS怪獣というものでした。今回一番斬新なのは既に人類がゴジラに敗れ、地球を放棄しているという点です。舞台のスタートを宇宙空間に設定し、地球を取り戻す戦いというのはアニメならではの設定ともいえるかもしれません(ゴジラ映画に殆ど宇宙は出てこないので)

 そんな中で、これまでのゴジラファンだけでなく、虚淵ファン、SFファンなども取り込もうとしてるようにも見えた本作ですが、開けてみればゴジラファンへの目配せが抜群だったといえるでしょう。書籍、怪獣惑星でその全貌が描かれている地球放棄までの戦いでゴジラシリーズの過去怪獣に限らず東宝怪獣をどんどん出現させ、ファイナルウォーズを上回ったであろう出演怪獣数になったのではないでしょうか。そして、窮地に陥った地球人に助けの手を差し伸べ宇宙船アラトラム号にも同乗しているエクシフとビルサルドが「怪獣大戦争」でキングギドラを使役したX星人と「ゴジラ対メカゴジラ」「メカゴジラの逆襲」でメカゴジラを使って地球侵略を試みたブラックホール第三惑星人!!メカゴジラも一瞬画面に映りましたね。原典を考えると、こいつらが裏切る気配がプンプンしてますが、それはこの先ですね。エンドロール後に登場した少女も小美人を思わせる感じ。あれだけ怪獣出しといて、モスラとギドラが出ないわけないですよね…

 ゴジラ自体も、着ぐるみかCGかで論争が起きるような事態の遥か上のアニメということで実際には信じられないサイズになるとともに、植物モチーフという手を使ってきました。しかも非対称性なんたらシールドとかでさらに無敵に。絶望感が凄いです。大体、シンゴジでも最後の手段だった熱核攻撃でも生き残ってたら人類はそら諦めますよね、とも思ってしまいます。

2.虚淵色全開の結末

 脚本を担当した虚淵さんといえば、なんといっても魔法少女まどか☆マギカが想起されます。マミさんがマミったのが3話でしたが、今回の劇場版アニゴジは全3部作。言ってみれば、今回のラストが3話か4話の終わりに相当します。そう考えると、今回のラストで何か仕掛けてくるのは想定の範囲内のはずでしたが、それでもやられてしまいました。まさか、死ぬ気で倒したゴジラが別個体で、地球を滅ぼした個体が更に成長して超巨大になっていたなんて…50メートルのゴジラとの死闘の際に人的・物的資源の損害をしっかり描いていたので、その絶望感たるやかなりのものでした。

 ただ、その結末の驚きを優先してしまったのかな?という部分も見られました。やはり個人のキャラクターを深く掘り下げることができていなかったり、シンゴジと似てますが、情報を過分に与えていて、それが人物関係にまで及ぶので追いつくのが少し大変でした。こういったところの補完を書籍の怪獣惑星に頼っているのは作品として完成されているとは言えないかな、と思います。

 特に、冒頭のハルオの立てこもりを諭し、タウe星への降下に失敗したおじいちゃんが両親を亡くしたハルオの育ての親で、その孫がユウコだということは劇中まったく説明されないので、ユウコがいきなり出てきて馴れ馴れしい口をきいていることにびっくりしてしまいます。ハルオ自身も、異常ともいえる憎悪をゴジラ、そしてゴジラと戦うことを諦めた人類に対して持っており、その根源がもっとしっかり描かれないと20年間も恨みつらみを持ち続けるとんでもないやつということになってしまうような気がします。

 

 まぁとはいえ今回の作品はほんの序章に過ぎないという感じだと思います。第2作には既にメカゴジラ登場が確定しているようなので楽しみにして5月を待ちたいと思います。