どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。この3ヶ月はあまりにも本を読めませんでした。流石に年間50冊程度は読みたいと思っているのですが…
キング&クイーン/柳広司
タイトルの意味も含めて完全に騙されました。なるほど、だからキング&クイーンなのか、と。現在起きている事件への応対とアンディの回想を混ぜることで実は起きていること自体が平板だったりするのを、起伏を持たせることに成功させてどんでん返しにつなげている。
ユリゴコロ/沼田まほかる
映画化に合わせての再読。忘れてたとこが多かったので、仕掛けを忘れて初見のつもりでびっくりできた。湊かなえや真梨幸子といった他のイヤミスの名手と比較して、かなり嫌な気持ちになる部分を前半に集中させて後半は驚きと事態が手の届かないところにいってしまった感&生まれたときから詰んでた感で見事にイヤミスを体現している。