抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

私的アニメ表彰式2016〈後編〉

どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。

早速私的アニメ表彰式2016後編をお届けしたいと思います。

各クールの振り返りは以下の通りです。

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さあさあそれでは後半戦の幕開けです。

 1.主人公部門

 主演男優・女優賞でございます。エントリーはコチラ。

 1人目は、ハルチカからチカちゃんを選出しました。単純明快な脳の構造をしていて突っ走ることしかできないチカちゃんですが、しかし、草壁先生のために普門館を目指す気持ちもこれまた一本気。原作から変わらぬ格好良さと垣間見える可愛さ、そしてなによりブラックリスト十傑に次々と巻き込まれていく主人公補正と、文句なしの選出でしょう。

 2人目は坂本君です。この人、そしてこのアニメを説明するのに坂本くんです、だけで十分ではないでしょうか。彼のスタイリッシュさそれだけをふんだんにお見せする作品でございました。ここで選ばずにどの部門で選ぶんだ!ってことですよ。

 3人目は脇役部門を受賞したファンゴでお馴染み、91Daysから復讐に燃えるアヴィリオ・ブルーノです。家族を殺された復讐のためなら、敵の組織に潜入し馴れ合うことも厭わず、友の命も、そして最後には自分の命も犠牲にして復讐を完遂したその精神力と計画実行力は素晴らしいものでした。何より見ていて彼の執念が窺えました。

 4人目は日常系アニメであり、お仕事アニメであるNEW GAME!から新入社員の涼風青葉を。日常系アニメというのは、何も起きないし、何も成長しないというのが特徴ですが、お仕事アニメで新入社員という立場上、問題を一つずつ解決しながらゲーム作りに必要なスキルを習得していく成長をみせることが出来ていたと思います。なお、今回の選出にあたって、直前でイッキ見したSHIROBAKOが良すぎてみゃーもりと似たタイプの主人公を選びたくなったことを追記しておきます。

 5人目は黄前久美子。北宇治高校吹奏楽部低音パートが誇る巻き込まれ型主人公です。1では、麗奈との関係が主眼に置かれていたため普通の学園もの(いや、傑作ですよ、勿論)でしたが2では、上級生の抱える問題に本来無関係なはずの久美子がどんどん巻き込まれて、最終的に解決の場にも立ち会うことになります。久美子自身は、お姉ちゃんの問題ぐらいしか本来なら関係ないはずなんですよね。そんな彼女のあすか先輩との泣きながらの会話シーンは今でも記憶に残る名シーンとなっております。

 あと、この画像のなんてこというんだ!はとっても可愛かったです。

 以上5人がエントリーした主人公部門ですが、大賞は…

ごめんなさい!

 この世界の片隅に 浦野(北条)すずさんです!!

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 本来は劇場作品はアニメと実写ひっくるめて年ごとの評価をするつもりですが、昨年はブログサボりのせいで映画の年間感想まとめが出来ていないので、どうしてもこの作品をねじ込みたかったんです。自分の中でも記録に残しておくことの重要性というか。

 すずさんは、大戦真っ只中の広島においても毎日を楽しく、笑顔と共に過ごしていて。終戦が告げられた際のやりきれない想いを吐露するところ、空に絵の具で絵を描くところ、楽しそうな料理のところ、すずさんの全てがあってこの映画が素晴らしいものになっていました。2016年のアニメを振り返った時に、君の名はが挙がるのは勿論でしょうが、どうかこの世界の片隅にが埋もれないためにも、ここでエントリー外ながらも選出させていただきました。お許しを。

2.俺嫁大賞2016

 2015年度版をブログで取り上げた熱量と文字数でお馴染みの部門となります。

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 昨年度同様コチラはベスト3形式で。

 第3位遠藤サヤ(だがしかし)

 

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 すっばらしいですね。ココノツくんへのデレかたがバレバレで最高な上に、ちょろい。また、ほたるさんにサヤ師と呼ばれるゲーム類の腕前。一緒に遊んで楽しいことは確定しているわけです。その上コーヒーを淹れてくれてそれが絶品。そしてちょろい。耳に大量のピアスが無ければ1位だったかもしれません(極めて個人的な好みの問題)

 第2位雛月加代(僕だけがいない街

 

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 本来は連続誘拐殺人事件の第1の被害者であり、母親から虐待を受けている少女ですが、悟たちとの交流を通して心を開いていき、彼らの尽力で一度虐待から助け出され親元を離れることになります。っていうか、小学生です。嫁にするにはまずいです。それでも第2位な理由はたった1つ。「ばかなの?」に射貫かれてしまったからです。雛月の「ばかなの?」は感情の乗せ方でいろんな表情を見せてくれます。と同時に、この子は幸せになってほしい、してあげなくては、と思ってしまうのです。「ばかなの?」一本で第2位なので、ある意味第2位は雛月を演じられた悠木碧さんといっても良いかもしれません。

 

 第1位和泉玲奈(無彩限のファントム・ワールド

 

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 可愛かったですねぇ…。ファントム・ワールドは登場人物みんなが大変チャーミングで可愛くて、脳死して見ることができるアニメでした。中でも大食いで、敵となるファントムも食べてしまう和泉さんは、特に食べている時の満足そうな表情がグッときました。また、主人公の一条晴彦との絡みでの「この無礼者~」からの合気道技は様式美でした、ごちそうさまです。昨年度、ソーマの日向子さんのトコでも書いてましたが、能登さん・早見さんという似ている声質のお二方のキャラクターが好きになる傾向があるんですかねぇ。ちなみに、劇場映画有りの反則技をもう一度使えば、屍者の帝国ハダリーさんがダントツの受賞になりました(Twitterのアイコンですしね)

 

3.作品部門

 最後は最優秀作品賞ですね。本当はコチラもこの世界の片隅に、でオチにしてもいいんですが、それはナシの方向で。エントリーは各クール最高位の4作品です。グランドチャンピオン決定、みたいな。

 各作品の品評はそれまでのものに任せましょう。

 早速発表です。作品部門は…

宇宙パトロールルル子です!!!

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 いやー、これだけ私を夢中にさせる作品にはなかなか出会えません。まあそれぞれの記事に載っているWATCHAの採点を見れば、2016年唯一の5.0点を叩き出したのがこの作品だけなので大賞は極めて順当です。特に7話、キルラキルパロディ回はずっと笑ってました。キルラキル大好きなので。ルル子のLINEスタンプも2種類購入と、お金をアニメに使うのも個人的に極めて珍しいことでございます。中学生の初恋という極めて普遍的なテーマをキャッチーな台詞と共にとにかくよく動く作画で、パロディも満載でお届けする。ある意味、シンゴジラや君の名はで賑わった2016年を全部ひっくるめているといっても過言ではないのではないのでしょうか。

 

 以上、私的アニメ表彰式2016でした。今年から、アニメ・映画共にこんな感じでやれれば、と思います。では、早くスパイダーマンを見に行きたいと思います(執筆時点)