どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。この春クールに読んだ本の雑感です。
って、あれ?2シリーズしか読んでないじゃん!?偏ってる…
歌舞伎町セブン/誉田哲也
誉田哲也さんは、ジウシリーズや姫川玲子シリーズなど、愛読する作家の一人ですね。続編を見かけてそもそも読んでないことに気がつきました。積ん読癖の賜ですね。
市村・陣内・杏奈はともかく、フリーライターに現役巡査、そして大してキャラの奥行きもないチンピラ2人で歌舞伎町セブンって、7人揃いさえすればいいのかよ感があまりにも強い。とはいえ、姫川玲子シリーズでは感じないダークさ。化ければ面白い。
歌舞伎町ダムド/誉田哲也
この書評というにもおこがましいものって、読了後すぐに書いてるんですよ。自戒のために残しておきますが、歌舞伎町セブンの感想で7人揃いさえすれば…とか言ってすいませんでした(土下座)
まさか、ミサキがジウでの中心人物であった伊崎基子だったとは。それが明らかになる前で門倉美咲が出てきた時は、おっ、東さんとやっと結ばれた?とわくわくしてたのも完全な前振りでした。ただ、誉田さんの著作、ジウやヒトリシヅカ、姫川シリーズのインビジブルレインに比べると相手役の深さがあまりなく、倒したときの爽快感は少なめでした。歌舞伎町セブンは、その正体を探っていく探偵的な面が強かったですが、ダムドはアクション系になっているので、敵の魅力がもう少しほしかったです。
空想オルガン/初野晴
ハルチカシリーズ第3弾。ハルチカシリーズの外伝が出て、あれ?千年ジュリエット積ん読じゃん、その前って読んだっけ?と思って読んだら再読でした。アニメ化された貯金箱とマスティフのお話もあって、芹澤さんも加入して千年ジュリエット楽しみ。
千年ジュリエット/初野晴
ハルチカシリーズ第4弾。文化祭での話が中心だから、行っても他の高校だった彼らの世界がぐっと広がった気がする。エデンの谷はアニメで見たけど、他はアニメになってなかったから、全く謎解けぬままであった。しかし、この作品、美男子多すぎでは。
惑星カロン/初野晴
ハルチカシリーズ第5弾。気づかないうちに5冊目が文庫化してました。危うく先に外伝を読むとことでした。これまで4冊に比べ、格段に重厚。これまでも、詐欺や戦争の話は出てきましたが、人格に麻薬、呪いとファンタジーやSFに近い題材を扱いながら、チカちゃんの成長を大きく感じさせる1冊になりました。いやー、はやく3年生になったチカちゃんが見たい。
ひとり吹奏楽/初野晴
ハルチカシリーズ外伝。意外なあの人とあの人のお話。前巻の惑星カロンで重くなった雰囲気を少し軽く取っ払えた感じがする。後藤さんとカイユの話とか犬の話だし、マレンと名越の話はベルマークだし。この調子で、麻生さんや発明部、ハルタの姉達の短編も見たい。