抹茶飲んでからマラカス鳴らす

FC東京サポで鷹党のどうでしょう藩士による映画・アニメを中心とした感想ブログ

一日一ゴジラということ〈ハリウッド編〉

どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB)です。昭和平成ミレニアムと見たので、ついでに番外編でハリウッド版も。モンスターバースでコングと戦っていくレジェゴジの勇姿もしっかりみたいと思います。

 GODZILLA(1998)

GODZILLA (字幕版)

Filmarks2.4点

WATCHA2.5点

 インデペンデンス・デイで有名なローランド・エメリッヒによる通称エメゴジです。

 時系列的にはミレニアムシリーズの前ですが、後回しにさせていただきました。FWで北村一輝が「マグロばっか食ってるのじゃダメだな」って言ってるのを聞いたし、イグアナとか呼ばれてるのも事前情報では知ってましたが、全部その通りでしたね。

 話自体は悪くないと思うんですよ。未知の恐怖が襲い来る中で、主人公は巻き込まれ型。一度はやっつけたと思ったら、今度は卵で大量孵化してそこからの逃走と脱出。で、親玉復活してのカーチェイスと本当に撃破。その中に恋模様とプロリポーターになれない彼女の成長も描けていると思います。これが、ゴジラでなければ、です。

 正直見てる途中で、あれ、ジュラシックパークだっけって思ってしまいました。ゴジラがサイズ的にNYの摩天楼以下っていうのはやはりいただけないですよね。しかも、丁寧に道を通ってくれる。橋の上に乗っても重量では壊れない。耐久性はゴジラ史上多分最弱の紙レベル。デストロイアのちっこいのに負けそうなぐらい。魚雷を躱すのではなく、当たっても平然としてて、効かねえ!っていう恐怖がほしいんですよね。

 核実験の影響を受けた突然変異種っていう扱いなので放射火炎も吐かねぇ、原子力ではなく魚がエネルギー源、米軍のミサイル数発で斃れる。これでゴジラです!!と納品されたら、その時点でマイナス5億点です。ま、ゴジラの看板を外しさえすれば、見るに堪えない訳ではないのです。

 今更ですがもしかして、私は看板にかなりうるさいようですね。掲げたタイトルの背負うものを期待しすぎてるのかもしれません。それ抜きでひどかったハルチカや近年の009は問答無用で1.0つけてますが。

GODZILLLA(2014)

GODZILLA ゴジラ(字幕版)

Filmarks3.5点

WATCHA3.5点

 今度は、モンスターバースの第1弾。ギャレス・エドワーズ監督による通称ギャレゴジ、あるいはレジェゴジです。

 正直ゴジラ自体の出番が少なく、ハリウッド特有の主人公&米軍スゲー感はぬぐい去れませんでしたが、分かっていても最後の家族再会のシーンでは思わず涙が。ただ、家族をテーマに抱えてるんだから、執念深く真実を追い求め、無念の死を遂げた父上のことを思い出す描写があった方が良かったんじゃないかなぁ。あと、電磁パルスで電気系統をダウンさせるMUTOの性質上仕方ないが、全編通して画面が暗くて何が起きてるのか判別しづらいところはこちらに優しくないな、とは思いました。

 前作(エメゴジ)が酷すぎたせいでハードルがガン下がりだったので、非常に楽しく見られたと思います。MUTO(雌)の口をぶち開けて放射火炎ぶちまけるシーンなんかは、圧倒的な力の差で快哉を叫んでしまいそうでした。

 っていうかこの作品、前日譚があるんですね。もうゴジラに核は試したって発言はそっちから来てるのか。モナークもコングと整合性がある程度はありそうです、よかった。