どうも、抹茶マラカス (@tea_rwB) です。
3月も終わりまして、これからクールごとの振り返り・記録をつけていきたいと思います。第1弾は読んだ本に関して。好みの影響でどうしても推理小説よりになりますが、それでも関心を持った本はそうでなくても読みますよ。記録的なところがあるので、短評がすぎますが、お許しを。
映画化に合わせて読み直しました。もう読んだ回数は10回を数えたでしょうか。やはり傑作。
ハピネス/桐野夏生
高層マンションに住むママ友たちの世界。見栄とプライドと女性の底意地の悪さが見える。さすが桐野夏生。でも桐野さんの中ではエグさ控えめ、読みやすさ満点かな。
オウム真理教団を追った「A」、佐村河内守氏を追った「FAKE」といったドキュメンタリー映画を作った名監督、森達也によるドキュメンタリーに対する思いとスタンス。「選挙」などで知られる想田和弘監督との近さを感じた。彼の著作もそのうち読んでみたいものです。
スクラップ・アンド・ビルド/羽田圭介
ピース・又吉さんと同時受賞の芥川賞作品。死にたがり祖父と彼の意に沿う形で過介護によって死を迎えさせようとする孫の対決。でも最後にビルドされていたものにびっくり。っていうか、NHKで山下リオが出てたなら見ればよかった。
アンフェアな国/秦建日子
映画のアンフェアシリーズとは別の世界線。だから安藤も生きてます。っていうか、大胆な行動に出ちゃってます!!中身としては映画顔負けの裏切り具合というか、腐敗具合というか。途中で出てくる小学生による殺人はストーリー的にはいらなかった気がする。美央ちゃんが本当に良い子で良い子で…また数年後に出るだろう続編を待つ。